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紙の本
富士日記を読む (中公文庫)
著者 中央公論新社 (編)
武田百合子が夫・武田泰淳と過ごした13年間を描いた、日記文学の白眉「富士日記」はどのように読まれてきたのか。小川洋子、苅部直らによるエッセイと各紙誌掲載の書評を通して、そ...
富士日記を読む (中公文庫)
富士日記を読む
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商品説明
武田百合子が夫・武田泰淳と過ごした13年間を描いた、日記文学の白眉「富士日記」はどのように読まれてきたのか。小川洋子、苅部直らによるエッセイと各紙誌掲載の書評を通して、その魅力を浮き彫りにする。【「TRC MARC」の商品解説】
「富士日記」はどのように読まれてきたか。そしていま、どのように読み返すか。小川洋子、平松洋子、苅部直、村松友視による書き下ろしエッセイと多数の写真でその魅力を余すところなく紹介する。新版に対応する登場人物索引を付す。【商品解説】
収録作品一覧
その後の『富士日記』 | 武田百合子 著 | 11−65 |
---|---|---|
宇宙のはじまりの渦を覗く | 小川洋子 著 | 69−77 |
生と死を見つめる眼 | 苅部直 著 | 78−84 |
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紙の本
『富士日記』の書き表せない魅力
2021/09/29 15:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひるお - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の日記文学における金字塔『富士日記』。本作とその筆者武田百合子にまつわるエッセイ、書評、解説からその魅力を探る、というのが本書の内容。各界の巨星たちがその魅力について様々に語っているのだが、どれだけ言葉を尽くそうともその魅力は決して言い表せない。その事実こそが、武田百合子の書き手としての大きさを物語っている。二日酔いを、天井から飛びかかってくる黒い小猿に例えられる人が、ほかにいるだろうか。もの読む者にとってはこの上ない僥倖、もの書く者にとっては一種の絶望、それが武田百合子という書き手の存在なのだ。