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紙の本
ほのぼの路線バスの旅 (中公文庫)
著者 田中小実昌 (著)
いい景色、いい町、いい飲屋、そしてたくさんの人。東海道を西へ、もっと西へ西へ。路線バスの旅はうれしい。思い出をつむぎながらゆくコミさんのノスタルジック・ジャーニー。戌井昭...
ほのぼの路線バスの旅 (中公文庫)
ほのぼの路線バスの旅
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商品説明
いい景色、いい町、いい飲屋、そしてたくさんの人。東海道を西へ、もっと西へ西へ。路線バスの旅はうれしい。思い出をつむぎながらゆくコミさんのノスタルジック・ジャーニー。戌井昭人による巻末エッセイも収録。〔「コミさんほのぼの路線バスの旅」(日本交通公社出版事業局 1996年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
バスが大好き――。路線バスで東京を出発して箱根を越え、東海道を西へ、もっと西へ。山陽道をすぎて熊本、鹿児島まで。いい景色、いい飲み屋、いい人びととの出会い。ゆるり、ぶらり、ふらふら、コミさんのノスタルジック・ジャーニー。初の文庫化。
〈巻末エッセイ〉戌井昭人【商品解説】
著者紹介
田中小実昌
- 略歴
- 田中小実昌
一九二五年、東京生まれ。小説家・翻訳家。東京大学文学部哲学科中退。七九年、『香具師の旅』で直木賞を、『ポロポロ』で谷崎潤一郎賞を受賞。二〇〇〇年没。主な著書に『アメン父』『上陸』『自動巻時計の一日』『くりかえすけど』、訳書に『湖中の女』(レイモンド・チャンドラー)、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(ジェームズ・M・ケイン)などがある。
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紙の本
田中小実昌氏のバスでの東京から鹿児島までの旅とそれぞれの地での人々との出会いを心温まる筆致で綴った作品です!
2020/07/18 09:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、昭和から平成にかけて、小説家、翻訳家、随筆家などとして活躍された田中小実昌氏の作品です。同氏は、『ミミのこと』及び『浪曲師朝日丸の話』の二作品で直木賞を受賞され、また『ポロポロ』で谷崎潤一郎賞も受賞されている人物です。同書は、著者のバスが大好きという趣味を生かして、路線バスで東京を出発し、箱根を越え、東海道を西へ、もっと西へと向かい、遂には山陽道をすぎて熊本、鹿児島までを愉しんだ一人旅を綴ったものです。いい景色、いい飲み屋、いい人びととの出会いが、田中小実昌氏独特に「ゆるり」、「ぶらり」、「ふらふら」という雰囲気で描かれます。心癒される一冊です。
紙の本
コミさんの自由な旅
2021/05/15 14:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうしてもテレビの「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を思い浮かべますが、コミさんのほうがずっと自由でした(蛭子能収さんはこんな旅のほうが良かったのかも?)。女性と旅を続けたり、深夜まで飲んだくれたりの姿は映画「男はつらいよ」に通じるものがありました。まだ健在のお店もあるようなのでいつか訪れてみたいです(毎日新聞「今週の本棚」200704)。
紙の本
バス旅エッセイとしては・・・
2020/04/26 17:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、1980~1995年発行の『旅』、『小説現代』に掲載のバス旅エッセイを文庫本にまとめたものである。著者は路線バスを乗継ぎ東京から鹿児島へ20年かけて旅をした。そのエッセイが主な内容である。著者の過去の記憶や土地をめぐる思い出が、文章の至るところに散りばめられており、バス旅の旅情や著者が乗車した当時の路線バスの状況を知る目的で本書を読むとすれば若干期待外れとなるだろう。逆に小説家 田中小実昌ファンにとっては、著者の人柄に触れることができる一冊であるように思う。この著者は、漢字を必要以上に避ける傾向にある。この書き様に不慣れな者にとっては、読みづらい箇所が散見される。例えば、「菜の花のきいろさはあかるいきいろで、ニホンのきいろはみどりがまじるのがふつうだが、これは青がはいった、さえざえとしたきいろ。」著者は、2000年に肺炎のため滞在先のアメリカで客死している。著者のひらがな表記に対する拘りについて、真意を確認できないのが残念である。