「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
「般若心経」を読む (中公文庫)
著者 水上勉 (著)
人は、なぜ悩むのか。人は、なぜ執着を断ち切れぬのか。苦しい人生の中でしあわせを摑むには…。人間の業に満ちた暗闇に一筋の光明を求め、懊悩する作家が、異端の高僧・一休禅師と正...
「般若心経」を読む (中公文庫)
「般若心経」を読む
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
人は、なぜ悩むのか。人は、なぜ執着を断ち切れぬのか。苦しい人生の中でしあわせを摑むには…。人間の業に満ちた暗闇に一筋の光明を求め、懊悩する作家が、異端の高僧・一休禅師と正眼国師に導かれ、「心経」と対峙する。【「TRC MARC」の商品解説】
人はなぜ「生」に執着し「色」に執着するのか。幼少時代の誦読と棚経を回想、一休和尚や正眼国師(盤珪禅師)の訳や解釈を学び直し、原点から人間の性を見つめ直す。色と欲に煩悶した日々を顧み、生き身のありがたさ、女性は弥勒菩薩など独自の境地に辿り着く。愚かさを見すえ、人間の真実に迫る水上版「色即是空」。<解説>高橋孝次
「般若心経」全文
序 章 「まかはんにゃはらみたしんぎょう」
第一章 漢字「般若心経」にめぐりあう
第二章 正眼国師の『心経抄』と私
第三章 一切は「空」である
第四章 私版「色即是空」の世界
第五章 一休における「色即是空」の世界
第六章 死して百日紅や椿の花となる
第七章 不浄を美しいと思うときもある
第八章 六根・六塵の本体は無である
第九章 無明とは何か
第十章 四苦八苦を成敗するには
第十一章 のたうちまわって生きるしかない【商品解説】
著者紹介
水上勉
- 略歴
- 水上勉
一九一九(大正八)年、福井県に生まれる。幼くして京都の禅寺に預けられる。立命館大学文学部国文科中退。六一(昭和三六)年『雁の寺』で直木賞、『宇野浩二伝』で菊池寛賞、『一休』で谷崎潤一郎賞、『良寛』で毎日芸術賞、『寺泊』で川端康成文学賞受賞。二〇〇四(平成一六)年九月没。主な作品に『飢餓海峡』『五番町夕霧楼』『男色』『水上勉全集』(二十六巻)『新編水上勉全集』(十六巻)など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
水上勉氏の愚かさを見据え、人間の真実に迫った書です!
2020/07/22 09:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、雁の寺』(直木賞)、『宇野浩二伝』(菊池寛賞)、『一休』(谷崎潤一郎賞)、『良寛』(毎日芸術賞)、『寺泊』(川端康成文学賞)と数々の名作を生み出されてきた作家、水上勉氏の作品です。同書では、人はなぜ「生」に執着し「色」に執着するのかということをテーマとして、幼少時代の誦読と棚経を回想しながら、一休和尚や正眼国師の訳や解釈を学び直して、原点から人間の性を見つめ直した名著です。色と欲に煩悶した日々を顧み、生き身のありがたさ、女性は弥勒菩薩など独自の境地に辿り着いていきます。愚かさを見すえ、人間の真実に迫った水上勉氏による、まさに「色即是空」とも言えます。同書の内容構成は、「まかはんにゃはらみたしんぎょう」、「漢字<般若心経>にめぐりあう」、「正眼国師の『心経抄』と私」、「一切は空である」、「私版<色即是空>の世界」、「一休における<色即是空>の世界」、「死して百日紅や椿の花となる」、「不浄を美しいと思うときもある」、「六根・六塵の本体は無である」、「無明とは何か」、「四苦八苦を成敗するには」、「のたうちまわって生きるしかない」となっています。