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紙の本
阿呆旅行 (中公文庫)
著者 江國 滋 (著)
“百間文学の熱狂的信者”を自認する著者が、伊勢、網走、出雲、岡山など全国24カ所をめぐった、昭和の旅の魅力満載の紀行エッセイ。急逝した内田百間への追悼文「核心」も収録。〔...
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商品説明
“百間文学の熱狂的信者”を自認する著者が、伊勢、網走、出雲、岡山など全国24カ所をめぐった、昭和の旅の魅力満載の紀行エッセイ。急逝した内田百間への追悼文「核心」も収録。〔新潮文庫 1984年刊に「核心」を増補〕【「TRC MARC」の商品解説】
内田百閒「阿房列車」にあやかって、西へ東へディスカバー・ジャパン――。
行くなら冬、と思い立った網走番外地。旧正月ならぬ「旧の万博」、祭りのあとの大阪・千里。雲を見に、夕日を見に行く松江。心酔する百鬼園先生の古里、岡山・古京町……あの頃の日本が息づく大人の旅行記。雑誌連載中に急逝した内田百閒への追悼文「核心」を増補。〈解説〉宮脇俊三
[目次より]
精進落さず――伊勢
手鍋さげたり――長崎
白い墓地――網走
ととらく紀行――能登
留学事前――祇園
はずかしい旅――蒲原
うわの空旅――熊本
大阪さがし――大阪
とにかくハワイ――ホノルル・ラナイ島
牛歩随行――宇和島
おばこ、恙なきや――庄内
眩しかりけり――神戸
三景の末路――松島
わたしの城下町――松江・出雲
白い飛礫の――札幌
滾るまで――秋田
海内旅行――鹿児島航路
ああ名山――富士を見に行く
旅に病んで――高山
美しや毒の島――徳之島
百鬼園先生町内古地図――岡山
裸体写真撮影行――奥日光
北海わいん唄――池田町
細胞入替え旅行――ヤング京都
解説 宮脇俊三
「核心」【商品解説】
著者紹介
江國 滋
- 略歴
- 江國滋
一九三四年東京生まれ。演芸評論家、エッセイスト、俳人。慶應義塾大学法学部卒業。新潮社勤務を経て、独立。六一年に『落語手帖』を刊行し、以後、随筆、紀行、評論の分野で活躍する。九七年没。主な著書に『日本語八ツ当り』『俳句とあそぶ法』『落語美学』『旅はパレット』『スペイン絵日記』。句集に『神の御意――滋酔郎句集』『癌め』など。
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江国滋氏による全国24カ所をめぐる昭和の旅を満載した紀行エッセイ集です!
2021/05/03 12:25
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、演芸評論家、エッセイスト、俳人として知られ、『日本語八ツ当り』、『俳句とあそぶ法』、『落語美学』、『旅はパレット』、『スペイン絵日記』、『神の御意―滋酔郎句集』、『癌め』などを残された江国滋氏の作品です。同書では、坂の街・長崎をはじめ、「百けん文学の狂信者」を自認する著者が、伊勢から網走、出雲、岡山など、全国24ヵ所をめぐる昭和の旅を満載した紀行エッセイです。感動的な百けん追悼文「核心」を増補した決定版です!