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紙の本
楠木正成 改版 新装版 下 (中公文庫)
著者 北方 謙三 (著)
壮絶なる覚悟で決起した楠木一党は、正成の巧みな用兵により幕府の大軍を翻弄し、ついには足利尊氏らと京を奪還。後醍醐帝による新政は成就したが…。悲運の名将・楠木正成の峻烈な生...
楠木正成 改版 新装版 下 (中公文庫)
楠木正成(下) 新装版
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商品説明
壮絶なる覚悟で決起した楠木一党は、正成の巧みな用兵により幕府の大軍を翻弄し、ついには足利尊氏らと京を奪還。後醍醐帝による新政は成就したが…。悲運の名将・楠木正成の峻烈な生を迫力の筆致で描く。【「TRC MARC」の商品解説】
潰えれば死――。壮絶なる覚悟で決起した楠木一党は、正成の巧みな用兵により幕府の大軍を翻弄。ついには赤松円心、足利高氏(のち尊氏)らと京を奪還、後醍醐帝の建武新政は成就したが……。信念を貫くも苛酷な運命に誘われ死地へ赴かざるを得なかった、悲運の名将の峻烈な生を迫力の筆致で描く、北方「南北朝」感涙の最終章。〈解説〉細谷正充
【目次】
第四章 遠き曙光
第五章 雷鳴
第六章 陰翳
第七章 光の匂い
第八章 茫漠
第九章 人の死すべき時
解説 細谷正充【商品解説】
著者紹介
北方 謙三
- 略歴
- 北方謙三
一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。
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楠木正成の生き様
2022/12/06 20:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
武士ではなかった悪党・楠木正成の生き様は、古い社会を壊し、武士など存在しなくてもよい国を目指す戦いであったと思う。方法性のない建武の新政の政事は、正成の心を裏切るものだった。しかし、自らが天下を望む立場にないと思っていたから、身を削るような戦い方しかできなかったのだろう。