「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
さまざまな植物化石の魅力とともに、シダ植物、裸子植物、被子植物の多様化の過程を紹介。博物学の時代から遺伝子の時代まで、その歴史をたどりながら、植物の進化に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
古生物学から生物学へ――博物学の時代から遺伝子の時代まで,その歴史をたどりながら、植物の進化に迫る.さまざまな化石の魅力を紹介し,シダ植物,裸子植物,被子植物の多様化の過程を跡づける.古生物から生物学へと長い時間軸で展開される壮大なスケールのナチュラルヒストリー.【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1章 植物化石と古植物学
- 第2章 分類と進化
- 第3章 陸上植物の初期進化
- 第4章 多様化する維管束植物
- 第5章 種子の誕生
- 第6章 シダ植物の多様化
- 第7章 裸子植物の多様化
- 第8章 被子植物の台頭
- 第9章 変化する地球環境と生態系
著者紹介
西田 治文
- 略歴
- 〈西田治文〉1954年千葉県生まれ。中央大学理工学部生命科学科教授。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻客員教授。京都大学理学博士。著書に「植物のたどってきた道」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
専門書なのだろうが、読み物としても面白く読める。
2017/10/05 17:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
化石から生き物の進化の道筋を考える。恐竜の研究が動物の進化研究であるなら、本書は植物の進化研究。
化石や地質、植物形態などの専門用語もたくさん出てくるし、分子進化研究の結果などの最新のデータも紹介されているという専門書的な部分も多いが、そこを飛ばしとばし読めば専門家でなくても充分面白く読めるものであった。
教科書的な内容のところどころに著者のエピソードや考え方が挟まっている。「一般にわかりやすく」と「専門をかっちりと」が同居すると中途半端になることも時としてあるのだが、本書ではそのあたりが程よく混在(融合しているとは言い得ないかも)している感じがする。
化石に見る太古の植物が、現存する植物とどうつながっているのか。未解決の部分は多いけれど、分子生物学で判明してきた花の制御機構(ABCモデル)に関連する話やCTスキャンを使っての内部構造研究など、今後何がわかるのかに期待させる話も多かった。興味を持ってこれから研究を目指す人には読んでもらいたいものである。