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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.10
- 出版社: 東京大学出版会
- サイズ:20cm/172p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-13-063700-2
紙の本
重力からみる地球
重力は物理学・自然科学の出発点で、地球物理学の基礎であり、地球の重力は簡単な原則に立って解釈ができる。技術的なもの・観測の結果などをできるだけ排除して、基本的な考えを解説...
重力からみる地球
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商品説明
重力は物理学・自然科学の出発点で、地球物理学の基礎であり、地球の重力は簡単な原則に立って解釈ができる。技術的なもの・観測の結果などをできるだけ排除して、基本的な考えを解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
重力と地球の関係を探り,地球のダイナミズムを平易に記述。重力の測定法など,学問的な解説も充実
2001/01/19 18:15
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投稿者:木村 智博 - この投稿者のレビュー一覧を見る
地震のメカニズムを探る観点から,重力に関心が向けられるのが現状ではないだろうか。近年の地球物理学の書物ではプレートテクトニクスなどを扱ったものが多く,重力に焦点を当てた本は少ないと言わざるを得ない。その意味で,本書の刊行は極めて意義深く,喜ばしい。測地学の醍醐味を余すことなく伝え,何のための研究か,そもそも,地球の息吹に耳を傾けようとする姿勢が感じられる。学生や若い研究者には特に薦めたい1冊。
本書は序章を含め,6章構成。まず,重力とは何かについて考える。ニュートンの万有引力と重力,重力が大きかったり,小さかったりした場合の状況を眺める。これを踏まえ,1章では物理学の教科書で扱われるアインシュタインの相対論などを解説する。2章以下で地球物理学,測地学の事項が述べられ,重力と地球の関係,重力の測り方(多種多様な重力計の紹介,測定の高精度化など),重力異常から眺めた地球の構造(ブーゲー異常と地下構造など),重力異常と地球のダイナミズムの関係,さらに,今後の展望を行う。
(C) ブッククレビュー社 2000