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SFの原体験でしょう(^-^)
2003/01/09 05:35
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投稿者:ねこネコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
星五つ!と胸を張って言いたいのですが、まあ、かなり私情が入っているかも。
しかし、SFと言えば『スターウォーズ』の前にこの『宇宙大作戦(いわゆる、スタートレック オリジナル・シリーズですか)』という方は多いはず!!て、世代によるか(^^;) ねこネコは幼稚園とか小学校の低学年の頃にこのテレビ・シリーズの再放送にかじりついて見ていた記憶が最初。そして中学の時に映画の方で再会(?)し、後はもうビデオと小説でトレッキー(スタートレックのいわゆるマニアを指す)街道まっしぐら…(オリジナル・シリーズに限ってですが)。
で、この小説は、当時の脚本を元に、アメリカのテレビドラマなのになぜか英国人の作家がノベライズした物。たぶんそこがよかったのでしょう。今にして思えば鼻につく、アメリカ至上主義的勧善懲悪さ加減が小説では作者の腕でうまいこと緩和されているように思います。とはいえ、当時の情勢を考えれば、番組の制作者たちはグローバル、というか、ユニバースな視点に立って、人物造形をしていたのでしょうね。主要キャラクターには一応当時はまだまだ社会的にはマイノリティーだった黒人もいるし(しかも女性)、またアメリカの天敵だったロシア人、そして、ここが公開当時の日本人にとって肝心な所だったかも知れないが、東洋人もいる! 惜しむらくは、地球人以外の主要人物が一人しかいないこと。当然敵は宇宙人ですが…。それでも当時はいっぱいいっぱいだったのでしょう(現在もこの話の流れを継ぐテレビドラマが作られていますが、この辺りは色々な惑星の人々という形で、現代的に解釈されていますね)。
ドラマ一本一時間足らずの都合上、どうしてもストーリーを追うことをメインにせざるを得ない部分もあったようですが(それでも登場人物の魅力は楽しめますが)、小説ではその背後にある人間関係をより堪能することができます。トレッキーを増やした功績はこのノベライゼーションにもあるとねこネコは思うのですが…。
ともかく、ドラマを見ていない方にもお勧め! 映画を見て、なんであんな年寄り(>_過去から来た息子』の後あたりに映画のノベライゼーションを読んでもらうと、よりスタトレの世界を楽しんで頂けることでしょう。
それでは、Live long & prosper!