「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/09/25
- 出版社: 早川書房
- レーベル: ハヤカワ・ミステリ文庫
- サイズ:16cm/579p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-180601-8
読割 50
紙の本
瘢痕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
公園にぽつんと張られた白いテント。昨日まではそこに無かったテントの中に、まさかあんなものが隠されていたとは―酸鼻をきわめる女子学生殺害事件の発生に、ネット新聞社は色めきた...
瘢痕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
瘢痕
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
公園にぽつんと張られた白いテント。昨日まではそこに無かったテントの中に、まさかあんなものが隠されていたとは―酸鼻をきわめる女子学生殺害事件の発生に、ネット新聞社は色めきたった。どこよりも先に特ダネ記事をモノにするんだ!火災で一人息子を亡くし、心と体に虚無を抱えたまま復帰したばかりの事件記者ヘニングも取材に奔走するが…はたして事件の真相を暴けるか?英米でも絶賛された、北欧の新星登場。【「BOOK」データベースの商品解説】
酸鼻をきわめる女子学生殺害事件が発生。どこよりも先に特ダネ記事をモノにしようとネット新聞社は色めきたつ。火災で一人息子を亡くし、心と体に虚無を抱えたまま復帰したばかりの事件記者ヘニングも取材に奔走するが…。【「TRC MARC」の商品解説】
女学生惨殺事件の真相は? 心身に傷を負った事件記者は自らの復活をかけて真実を追う【商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
次作を早くも楽しみです
2015/01/29 14:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黒猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
息子を火事で亡くしたトラウマにどっぷり浸かりつつ、別れた妻には未練たらたらと駄目男感ばかりが目立って、最初は読み進めるのが忍耐と葛藤を覚えた。
しかし、ある残虐な事件が起きてその事件を記者として関わることになってから、変貌ふりが凄かった。
水を得た魚のように、仕事はコツコツと地味ながら、視点がスタートから違っていて、冴え渡る勘とその明晰な頭脳は、天才がいるとしたらこういうものだと読者に思わせずにはおれないもので、ヘニングのもたらした情報は事件解決の進展に進ませることとなったが、犯人もまた最後まで正体が判明せず、読者を全く飽きさせず読み進ませる。
ヘニングと彼の持つ情報屋とのやり取りも面白く、またヘニングとは警察学校で一時的同期だったきりで今回事件で再会することになった女たらしの警部だが、今後は友情発展の付き合いとなっていくかも楽しみだ。
何故ヘニングを警察関係者ではなく記者に作者がしたのか、読んでいてちょっぴり残念に思ったが(警察官になろうとしたがなれなかった理由も本書には書かれているが)、組織の中には才能は相反するからやはりこれで良かったのだろうと納得した。
六部作構成で書かれたとのことで、本書は息子の死に初めて向き合い、死の究明を決意した所で終わっているが、早くも次作が楽しみである。