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紙の本
モスクワの伯爵
1922年、モスクワ。革命政府に無期限の軟禁刑を下された伯爵は、絶望に沈みゆく中で紳士の流儀を貫くことを選ぶ。人をもてなし、身のまわりを整え、人生を投げ出さない。やがて彼...
モスクワの伯爵
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商品説明
1922年、モスクワ。革命政府に無期限の軟禁刑を下された伯爵は、絶望に沈みゆく中で紳士の流儀を貫くことを選ぶ。人をもてなし、身のまわりを整え、人生を投げ出さない。やがて彼は宿泊客や従業員たちと友情を深めるが…。【「TRC MARC」の商品解説】
ロシア革命後、堕落した特権階級である罪で、今後一生ホテルから出られなくなった伯爵。絶望に沈みゆくなか、曲者ぞろいの従業員と客との出会いが彼に新たな生き方を選ばせる。艷やかな人物造形、きらびやかな生活描写、上質なユーモアに全世界が惚れた話題の書【商品解説】
著者紹介
エイモア・トールズ
- 略歴
- 〈エイモア・トールズ〉1964年ボストン生まれ。スタンフォード大学で英語学の修士号を取得。20年以上投資家として働いたのち、執筆に専念。
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紙の本
自らの境遇の主人公になるか、奴隷と化すか
2021/01/09 10:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BenchAndBook - この投稿者のレビュー一覧を見る
激動のロシア革命期、フイクションではあるがロストフ伯爵に似た境遇に追い込まれた貴族は存在したのでは無いかと思われる。
久々のロシア的小説。海外ものはちょくちょく読むが、“翻訳”という過程があるせいか、馴染みの薄い比喩や言い回しがあるので正直、本の流れに乗るまでが時間がかかる。案の定、1/5くらいまで苦戦。
しかしニーナとの絡みやホテルという限られた環境での伯爵のいわゆる伯爵然とした振舞いなどに面白さや痛快さを感じ、面白く読めた。
最終章に至る経緯はニーナを思う気持ちによって自らの選択だったと思う。正に自らの境遇の主人公たらんとしたのだろう。
またロシア革命に対する自らのジャッジだったのではないかと私は思いました。
電子書籍
素晴らしい物語
2019/08/12 06:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニフィ - この投稿者のレビュー一覧を見る
軟禁されても折れない心は主人公生来のものだけではなく、その友人たちのあたたかさによるものだ。
メトロポールへ行きたくなった。