紙の本
とてもスリリングな一冊です!
2018/06/10 12:32
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たちの日常生活を根底から変えた事柄というのが、政治的な事件や経済的な大ニュースではなく、企業のトップによるゴルフ中に交わされた約束や、昼食会の時に放されたたわいのない約束だったりだとしたら、どうしますか?こうした信じられないような詳細を徹底的な取材と分析で明らかにしてkれたのが、本書です。一旦読み始めると、興奮してやめられません。
紙の本
わかりやすい
2018/06/29 12:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現金の消失、熾烈な格差、ダイエット基準など、当然と思わされていることがらが、どのように決められているのか、わかりやすかった。
紙の本
暴露本ではありませんでした
2019/10/29 19:50
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
問題を作り出して解決策を売る下心に満ちた世界で、みな平等に不平等になることから避けるために、シンギュラリティに法規制を追いつかせることや考え方の順応性を強調している書。
紙の本
政府ってこんな細かいことまで、決定しないといけないんですかね
2021/09/20 20:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
何とも思わせぶりな書名だと思い、読んでみた。正直、なーんだという感じだった。
企業が政府を支配するというのが、テーマだけど、そんなわけないだろうとはみんなは思わないのだろうか。企業はすべて自社の利益のために誘導するもんですよ。政府は国益を最優先で動きます。政府は、利益が合致するか、無視しても大丈夫なら放っておきますよ。
14のテーマを見ても、政府が企業に振りまわされるようなテーマはない。すべて、政府が決定するようなものはない。政府としては、民間にまかせて推移を見つめているっていうようなテーマばっかりだった。
政府ってこんな細かいことまで、決定しないといけないんですかね。
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【“イギリスの池上彰”+BBCが明かす世界の深層】仮想通貨、フェイクニュース、ブラック労働、肥満とダイエット……いまの世界をつくった決断は、すべてビジネスマンが下していた!
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ぶち面白い。時間を忘れました。
「わたしたちはみな平等に、不平等になっている」
BBCってやっぱりすごいですね。
第一章・現金の消滅より
本物の聖杯=痛みのない買い物
一瞬で決済が終わるようにすれば、取引が速すぎて脳が追いつかなければ、人は際限なくおカネを使うようになる。
その他の14の全章に、心に刻むべき言葉が見つかる本になりました。
本の帯より
「ロボットが人の仕事を奪うのではなく、人間がロボットの仕事を奪わなければ生きていけなくなるような未来の社会の姿」
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グルーミーだけどこれからの世界を描きだしてるし、今の世界がどのようにしてできたのかを説明してる。
現金の消滅、小麦の空売りとアラブの春、租税回避、貧富の差、肥満とダイエット、国民全員の薬漬け、働き方、終わりなき買い替え、権力、政府より強くなった企業、フェイクニュース、ロボット、知性の取引、21世紀のインフラと14の切り口から。だからどうしなさいといった答えやアドバイスはないから余計にグルーミーに感じるんだろうね。
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アラブの春は、アメリカの4台食品会社が世界の小麦の9割を支配していることからおきた。それはADM、バンジ、ァ^ギル、ルイ・ドレフス。ニクソン大統領は共産主義に勝つため、彼らにソ連むけとうもろこしを値上げるよう指示したが、彼らは拒否し、ニクソンは引き下がった。2010年、オバマ大統領はサルコジやイギリスのブラウン首相、ユニセフの圧力により、総合食品企業が世界の貧困地域の穀物価格に影響する力を弱める法案を通そうとしたが、失敗した。
ゴールド万サックスは、ギリシャのユーロ加盟を支援するため粉飾決算を援助した。
BMIの指標も恣意的なもの。
低脂肪を訴える商品は、低脂肪を糖分で補っていることが多い。
科学的管理のテイラーは、データを捏造していた。
『エクセレント・カンパニ』は茶番だった・
ポイボスとよばれる秘密カルテルは、半年以上長持ちする電球を作らないことで合意した。
人工的な不満。つまり不満を持つようなデザインがもとmと組み込まれていて、アップグレードを買うように仕向けられている。iphoneを解体すると、特殊な構造をしたねじがあった。
ISDSで大企業が政府を訴ええることができるようになった。
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最初なかなかエンジンがかからなかったが、途中から盛り上がってきた。
すべてはBIGファイブの手の中に。。
イーロンマスクは、やはり革命児。
ロボットの出来ない仕事を、人が奪い合う。
AI、エドテックの進化を見た気がした。
訳者の経歴もすごく、500ページが退屈にならずに読み終えた。さすがだ
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2016年 スウェーデンの現金使用率 2%以下
4大銀行が開発したモバイルアプリのスウィッシュは早々とカードに置き換わりつつある
世界の小麦を支配する4大食品会社
ADM,バンジ、カーギル、ルイドレフィス
英米法(コモンロー)と大陸法(シビルロー)の大きな違い
英米法が禁止事項のみ規定
大陸法(日本、ドイツ、フランス) 許されることを規定
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なかなかボリュームのある本でしたが、14章に分かれているのと、内容が興味深いのでスラスラと読めました。
誰かの思惑によって、今の世界がこうなっているという内容です。
誰かの利益のために犠牲になっている人がいたりするけど、それを止めることはできない。
答えがないのでなんだか絶望的な気持ちになってしまいそうですが、そんな中でも自分のできることをやっていくしかないのかなと思いました。
特に経済面ではお金を動かせる側がどうしても力を握ることになるので、お金のために苦しむようなことがないように資産形成をするのが大切だと再認識しました。
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林修が初耳学で「BMIは医学的裏付ゼロ」という話を紹介した際に「ぜんぶ抜群に面白いルポ。タイトルで損してるが、怪しい陰謀論は全くない」と絶賛していた。
14章がお金・食料・税金・貧富二極化・健康・製薬会社・労務管理・製品寿命・政治と企業の上下・現代の長者スタンス・フェイクニュース・ロボット・AI・近未来、と非常に多岐にわたりながら、1章ごとにNスぺがつくれるほどの切れ味のよい取材が施されている。一貫しているのは、いまわれわれを取り巻く世界は偶然の産物ではなく、権力者や実力者の共謀によりなるべくしていまの形になったことを解析するスタンスである。
ビジネスは政治を駆逐し再分配機能が自己責任論で駆逐され、新自由主義の台頭で一握りの人たちが世界の大半の富をにぎり、砂時計のように中間層が無くなりかつての中間層は砂時計の下方に収れんされ、ロボットより安価になった人間がロボットのできない仕事を奪わなければ生きていけなくなり、世界は平等に不平等になりつつあるという姿である。全ページ読む価値がある好著
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14章からなるこの本では、世界に大きなインパクトを与えた密約を紹介し、普通の人が気づかないうちに日常生活が大きく変貌していく様を示している。
マッキンゼーのようなコンサルティング会社が政府の中枢まで入り込んで、影響力を発揮している話が興味深い。参考文献でリストされている「マッキンゼー 世界の経済・政治・軍事を動かす巨大コンサルティング・ファーム」も次回読んでみたい。
訳者の関さんの日本語訳が分かりやすく読みやすかった。MBAを取得、スミス・バーニーやモルガン・スタンレーなど華麗な経歴を見て納得。
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面白いんだけど、邦訳の書籍の例に漏れず、タイトルでインパクトを与えようとして原著の意図から少しずれてしまっているところが惜しい。
原著のタイトルは「Done - the secret deals that are changing our world」、直訳するなら「私たちの世界を変えている秘密の取引」あたりが穏当で、「密約」などという胡散臭いニュアンスは含まれていない。
タイトルで損しているものの、内容は十分に面白い。
現金から電子マネーへの移行は、消費に伴う現金消失の痛みを麻痺させ、消費者に瞬間的な満足感を与え、浪費を助長させることができる麻薬のような手段であったこと。
租税回避により、税は下層の人たちが払う愚かな支出となり、回避する巨大企業は犯罪を犯しているのではなく賢い財務戦略を選択しているという評価が与えられるようになったこと。
肥満が病気であるという常識を作り出すことで、永遠に顧客を失わないビジネスモデルが作られたということ。
どんな些細な症状にも病名をつけることで、それを治す薬を売りつけて永続的にカネが儲かる仕組みを作り出したこと。
新製品に意図的に「気に入らない何か」を組み込むことで、それをアップグレードするための買い替えを促し、商品を次々にかわせるように仕向けること。
ニュースにエンターテインメント性を持たせることで視聴者に選ばれるようになり、それがフェイクニュースの土壌となっていったこと。
様々な、今となってはある種の常識ともなってしまったことが、個人もしくは一握りの企業の思惑や戦略に基づいてなされていたことが分かる。
かといって、その大きな潮流に個人で立ち向かうのは不可能に近い。一般市民としては、このようにして生まれた「新しい常識」の中で、自分の財産や価値観を守るために賢い選択をし続けなければならないということだろう。
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読み応えのある著書だった
これらの内容を全て頭に入っていればかなりの知識になると感じた
実際はこの中のことを覚えることが難しい