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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
実にくだらない作品なのに、実に面白い。
あまりにもあほらしいのだけど、何ともいえない味わいのあるシリーズ。
他の作品とのギャップがありすぎるような気もするが。。
紙の本
クワコー最新作
2019/05/19 23:40
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投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず登場人物(特に学生達)の会話が、中身も口調も破壊的にひどい(褒め言葉)のだが
全体として読み辛くなく下品にもなっていないのは
やはり奥泉氏の小説のうまさだなぁとしみじみ感じる。
それにしても、カバー見返しの華麗なる文学賞受賞歴を見ると
この作品とのギャップに改めて頭がくらくらする。
紙の本
千葉対埼玉
2019/04/29 20:49
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
低偏差値大学のクズ准教授と可笑しな教え子たちと迷惑な上司たちのドタバタ再びです。
クワコーのどうしようもなさ炸裂です。でも、けっこう真面目に仕事してますよね。
研究とか教育者としては全然ダメですけど。
ちょいちょい千葉と埼玉をディスってて笑ってしまった。
紙の本
好みの問題?
2019/04/05 21:27
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投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作、前々作の方が面白かった気がします。シリーズものの弊害かもしれませんが。ただ、作中人物のジンジンなどは謎だらけの人物なので、そこらも徐々に明らかにしてあってほしいです。
紙の本
ゆるキャラの恐怖
2019/07/12 06:12
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろかった。何とも言えない、ストーリー展開だが、そこがおもしろい。ゆるい話なんだけど、内容は作りこまれています。
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本当にくだらないんだけど、出ると読んでしまうこのシリーズ。なんやかんやで激はまりしてしまうある意味危険な小説。
クワコーはとりあえず節約本でも出したらいいんじゃなかろうか。本業よりそっちのほうが収入得られそうな気がする。アパートの浴槽はザリガニの生け簀というくだりで笑ってしまった。
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クワコーシリーズの最新作。
妙にサバイバル能力が高くなったクワコー先生が面白い。色んな意味でちょっとどうよというキャラクター造形ではあるのだが、愛嬌があるというか、何となく憎めない感じがする。
思えばシリーズ第1作、『モーダルな事象』は、特に後半、思いっきり振り切ったメタフィクション的展開が目まぐるしく続き、結末も『めでたしめでたし』ではなかった。それを考えると、クワコー先生もすっかり真人間(?)になったと言えるのだろうか。貧乏で、ザリガニや蝉を捕まえて食っても、妙なキノコ食っても、少なくとも社会生活は営んでいるのだからw
#ところで、Wikipediaによると、『モーダルな事象』と、その後の『スタイリッシュな生活』の1作目は、パラレルワールドの関係になるらしい。
#確かに『モーダルな事象』としての結末は、続編があることを示唆するようなものではなかったことを考えると、主人公の名前と属性を同じくするパラレルワールドと考える方がしっくり来る……のだが、こういうパラレルワールド的な関係性と思わせること自体が、『モーダルな事象』の後半で書かれていたメタフィクション展開の一部なんじゃないの? と思ってみたり、みなかったり。
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クワコー最高! 相変わらずの一冊ですが、今回はセミとキノコがテーマ?で、クワコーの食生活は相当豊かになりつつあり、羨ましい限り。蝉はすごいな。みうらじゅん先生も特別出演しています。
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大好きなシリーズです。
夜中に読んでいて、思わず声を出して笑ってしまいました。
人前で読むのは危険です。
今回、謎としてはそんなにキリッとした感じではなかったですが、クワコ―の器の小ささがブレなくて、かえって頼もしさすら感じます。
ジンジンの出番があまりなかったのがちょっと寂しかった。
反対にモンジの言葉がすごく入ってきた。
ええこと言うわ~って。
読みながらいつも思うのだが、奥泉さんの年齢を見ると
尊敬の念すら感じてしまう。
まだ、次回も楽しみにしています。
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お久しぶりのクワコーは、
前作から年月がたってない設定なのね。
相変わらずの文芸部の学生の会話がほんと凄い。
偏差値最底辺の大学って設定だけど
こと文芸部の学生たちはそんな感じしないなぁ。
喋り方がそうなだけで、みんな社会でやってけそうだ。
クワコーよりも逞しい感じ。
しかし、
益々貧乏キャラが板につくクワコー、
彼の職業は日本文学の准教授。
専門は「太宰とかぁ」
貧乏クワコーの今回の節約食材はセミとキノコ。
なかなかのチャレンジャーである。
虫嫌いの私ははセミの調理のところはちょっと飛ばした。
ゆるキャラの中の人になるのも
キノコで酩酊もクワコーらしいと言えばらしいけれど
紀要論文まで委託しちゃう、クワコー、クワコーどこへ行くぅ。
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クワコー&たらちね文芸部再び。「ゆるキャラの恐怖」と「地下迷宮の幻影」の二作が収録された、ユーモラスでほどよく緩い、まさしく脱力のミステリ。馬鹿馬鹿しいのに文学的な格調の高さもそこここに感じることができるという、不思議な作品でもあります。
相変わらずいろいろと大変なことに巻き込まれてしまうクワコー。しかしそれでもめげない逞しさには愛すべきものがあるなあ(多くを求めない無欲さがいいのか?)。そして彼の繰り出す節約レシピがなぜかおいしそうに思えてしまうのは、私だけなのでしょうか(笑)。セミ……自分で料理する気にはなれませんけれど。
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クワコーシリーズ第3弾で中編2作収録。
クワコーこと桑潟幸一准教授に上司から下された指令は、大学対抗ゆるキャラコンテストに着ぐるみで出場せよというものだったが、コンテスト出場をやめろという脅迫状が届き、他大学のいくつかのゆるキャラが実際にアクシデントで出場を取りやめることに。それでも着ぐるみに身を包んだクワコーを待ち受けていた事態とは…
相変わらず超絶バカバカしい脱力系ミステリでクワコーの自覚あるダメっぷりも炸裂だが、次々と襲いかかる不幸にもしぶとく立ち直る彼はある意味すごいかも。
今回はモンジの教育勅語批判が光っていた。
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世の中のギラギラした大人やウジウジした大人の生態を面白おかしく描き出し笑のめす。筋立てもエンターテイメントとして見事。また、吾輩は猫であるを彷仏とさせる漱石的な文体に挟み込まれる、現代の若者の喋りの文体 。その見事なこと。特にモンジが教育勅語について語る部分は圧巻。今後もこのシリーズの続編がハイペースで出されることを強く望む。とにかく笑えます。
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クワコーワールドがすごい。
いくら何でもこんなにバカじゃないだろうって思いつつ、うかつにありそうなところが怖いというか面白い。
この隙の多さはなかなかまねできないよな。
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2編の中編。
返すの遅れがちだから、とっとと図書館に返してしまった。図書館の返却期限はすぐ来るんだな。
たらちね短大(今は四大?)の准教授クワコーの周りで起きる謎事件と解決。一応ミステリ?
クワコーの自炊生活しか覚えてない。ザリガニ食う、セミ食う。それが1編目。セミうまいらしいけど、食べる勇気はない。たらちねあたりは、自然豊富なようで食材はそのへんに贖罪違う食材豊富。
次はきのこ。きのこ好きは、きのこが生えてる在処は明かさない。そして、毒でないかを見抜くのも技?がいる。
クワコーに殺意を覚えた者が殺しを実行するとき、慌てるクワコー自ら滑って転び死ぬ。クワコーそんなやつ。
いっぱい賞とってる現大学教授らしいのだけれど、他はともかくこのシリーズだけは読み続けたい。