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紙の本
原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年 (文春文庫)
著者 堀川惠子 (著)
【石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞草の根民主主義部門(第15回)】【大宅壮一ノンフィクション賞(第47回)】広島の平和記念公園にある原爆供養塔には、7万人もの被爆者の...
原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年 (文春文庫)
原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年
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商品説明
【石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞草の根民主主義部門(第15回)】【大宅壮一ノンフィクション賞(第47回)】広島の平和記念公園にある原爆供養塔には、7万人もの被爆者の遺骨がひっそりとまつられている。氏名や住所がわかっていながら、なぜ無縁仏とされたのか。引き取り手なき遺骨の謎をたどる本格ノンフィクション。〔2015年刊に新しい写真を追加〕【「TRC MARC」の商品解説】
大宅賞、早稲田ジャーナリズム大賞を受賞した名著。
広島平和記念公園の片隅に、土饅頭と呼ばれる原爆供養塔がある。
かつて、いつも黒い服を着て清掃する「ヒロシマの大母さん」と呼ばれる佐伯敏子の
姿があった。なぜ、佐伯は供養塔の守り人となったのか。また、供養塔にまつられている被爆者の遺骨は名前や住所が判明していながら、なぜ無縁仏なのか。
引き取り手なき遺骨の謎を追うノンフィクション。
「知ってしまった人間として、知らんふりはできんのよ」
佐伯敏子の言葉を胸に、丹念に取材を続ける著者。
謎が謎を呼ぶミステリアスな展開。そして、埋もれていた重大な新真実が明らかにされていく――。
文庫版では、単行本が出てからの供養塔にまつわる動きなど、著者の書きおろしもたっぷり加えて、新しい写真も追加しました。
後世に伝えていきたい、日本人必読の書です。
解説・平松洋子
〈目次より〉
第一章 慰霊の場
第二章 佐伯敏子の足跡
第三章 運命の日
第四章 原爆供養塔とともに
第五章 残された遺骨
第六章 納骨名簿の謎
第七章 二つの名前
第八章 生きていた〝死者″
第九章 魂は故郷に【商品解説】
なぜ供養塔の遺骨は氏名と住所が判明しながら、無縁仏なのか。広島の大母さん・佐伯敏子の人生と、知られざる真実。大宅賞受賞作。【本の内容】
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紙の本
後世に残る作品
2021/02/02 05:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦時の悲惨さだけでなくその後の行政の在り方や人々の祈りの気持ちなど様々な課題が痛いほどよくわかる現実がこの本にはあり希代の名著といえる。平和への教科書と言えあまねく必読の書として恒久的に伝えるべきもの。
紙の本
新しい必読書になった
2019/05/01 15:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「20万もの死者がおられるという事実は、自分ひとりでも、知ったものの責任として伝えていかなきゃね。たったひとりでもやらんといけんよね。」
広島の平和公園の北のはずれに、原爆供養塔はあります。
土まんじゅうのような、目立たない存在。
修学旅行生がよくこの近くでお弁当を食べています。
目には入っているけど、その前まで行く人はほとんどいません。平和学習の碑めぐりのコースに入ることもあまりないようです。
この本は、その原爆供養塔にスポットをあて、そこにまつわる生者と死者の物語をつむいだノンフィクションです。
原爆供養塔のことは知っていたけど、ほんとうにはわかっていなかったんだということを思い知らされる本です。
戦争について知ろうとする人と平和を求める人の、新しい必読書になったと思います。修学旅行で広島に行く大人は、ぜひ読んでおきましょう。
もちろん、なかなか広島現地に行けない大人もぜひ読みましょう。
紙の本
歴史を伝える
2023/02/25 10:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
広島長崎や原爆の歴史に詳しい人、古くからの地元の人、原爆研究者とっては、よく知られた経緯や実情が描かれているのだと思う。
しかし、戦後、時が経ち、今や子供の頃のおぼろげな記憶を語れる人でさえ、80代以上だ。
そういう意味ではギリギリのタイミングで時代の証言者から生の声を聞き、さらに一次資料にあたり、自らも当事者として動いたと言う点で非常に労作だと思う。
やや書きぶりに時系列がわかりにくい部分はあるものの、過去の出来事を自分事として読ませる力がある著者だと思った。