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紙の本
会津執権の栄誉 (文春文庫)
著者 佐藤巖太郎 (著)
【本屋が選ぶ時代小説大賞(第7回)】相次ぐ当主の死、跡目争いによる家中の軋轢、そして奥羽の覇権を目指す伊達政宗による侵略。400年の長きにわたり会津を治めた名家、芦名家の...
会津執権の栄誉 (文春文庫)
会津執権の栄誉
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商品説明
【本屋が選ぶ時代小説大賞(第7回)】相次ぐ当主の死、跡目争いによる家中の軋轢、そして奥羽の覇権を目指す伊達政宗による侵略。400年の長きにわたり会津を治めた名家、芦名家の存亡を熱く、克明に描いた連作短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
狙いはただひとつ。伊達政宗の馘(くび)――。
四百年の長きにわたり会津を治めながら、相次ぐ当主の早世で嫡流の男系が途絶えた芦名家。常陸の佐竹家より新たな当主として婿養子を迎えたものの、家中に軋轢が生じ、北からは伊達政宗の脅威が迫る。芦名家の行方は家臣筆頭の金上盛備の双肩にかかっており、ついに伊達との摺上原での最終決戦を迎えた。
東北の名家の存亡を描き、直木賞候補となった出色のデビュー作。
本屋が選ぶ時代小説大賞2017受賞!【商品解説】
長く会津を統治した芦名家で当主が殺され、常陸の佐竹家より婿養子を迎える。家臣団の激しい軋轢に乗じて戦を仕掛けてくる伊達政宗。【本の内容】
収録作品一覧
湖の武将 | 7−48 | |
---|---|---|
報復の仕来り | 49−90 | |
芦名の陣立て | 91−134 |
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新しい知識は得られたが
2023/02/01 09:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
「芦名家」という存在は、有名な独眼竜伊達政宗の敵役 という認識しかなかったが、本書にてその内幕について知ることができた。現代の政治家や経営者にも言えることだが「後継者問題」の怖さについて痛感する。連作短編集の形を取っているせいで大変に読み易いが、今ひとつ通暁するテーマがはっきりしないような気がする。まあ後継者問題なのだろうが。
紙の本
構成の妙
2019/09/30 20:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
会津の名門芦名氏の滅亡を連作短編集という形、かつ異なる家臣の視点で描くという構成が物語に様々な彩りをもたらしていると思う。
男子直系が絶え、隣国の大名から養子を迎えたことで起きた内紛が根底にあるが、戦国なら所問わず起き得たと思わされ、家を保つことや機を見て変わることの難しさを感じさせられる。
最後の1編が芦名を滅ぼした伊達政宗のその後を描いたのも構成として味わい深いものがあった。
電子書籍
奥州の名門芦名家の衰亡を描いた短編集
2019/12/08 20:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょひょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに歴史小説を気軽に読みたかったところ、第7回「本屋が選ぶ時代小説大賞」の本書をネットで見つけ、電子書籍で通読。
奥州の名門芦名家の戦国末期に滅亡期を筆頭家老である金上盛備(=会津の執権)を軸に描いている。主君の家計断絶から跡継ぎをめぐり伊達派、佐竹派に家中が分裂し、金上の裁断で佐竹家から養子を迎えるものの、結局は伊達政宗によって滅ぼされるのだが、それを視点を変えながら、徐々に滅亡に向かっていく流れを5つの物語で紡いでいる。
(最終話は芦名家を滅ぼした伊達政宗が関白秀吉に降伏する場面が舞台)
苦い、渋い味のする歴史小説で面白かった。