セバット・ソング

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2019/11/08リクエスト
楽しみにしていた。
他の谷村志穂の作品に比べると、盛り上がるところがないように思う。

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読んでいて、あまりに理不尽な親からの仕打ちに辛くなった。
こうした子どもたちがいて、受け入れる施設があって、パパリンのような大人もいるかもしれないけど、そうじゃない人もいる。負のスパイラルに負けないでほしいけど、それには沢山の助けが必要だろう。
ゆきは意思が強いのか、弱いのか分からない危うさがあって読んでて親心としてはやめときなーッと思ってしまった。
ゆきの手紙の、誰かが何度でも見つけて何度でもやり直していいんだよと言う、それが全て。

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色んな理由で親と生活できない子ども達が集まる施設を中心としたお話でした。耳を疑うような虐待の話が出てきます。ノンフィクションとはいえ、実際もこういうことが起こっているのかと思うと切なくなりました。

ストーリーとしては、淡々と始まり、淡々と終わっていくものでしたが、私の中ではこの話に出てくる愛の話に何度も胸が熱くなったり、切なくなったり、いろんな感情を抱きました。このセバットソングを読んで、子ども達への向き合い方を考えるようになりましたよ。また、現在と過去の教育の価値観について触れる文脈があり、確かにそうだなと思わされた一面もありました。

この本の中は、たくさんの愛で溢れておりました。

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北海道大沼の児童自立支援施設が舞台のお話。この著書は「大沼ワルツ」という本もあるが　この地の人なのかな？自然の描写が　いつも美しい。けれど訳あって　この施設に育つ子供たち、それを見守る学園学院長とその家族…どうにもならないやるせない出来事が多い。

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なかなか着目されにくいテーマを扱ってくれるのは嬉しい。でも、最後のストーリーがよくある青春ドラマみたいになってしまって残念。うーん。
2020/1/17読了

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小説として、というより、子どもをこうして預かる施設があることを興味深く読んだ。遠軽の家庭学校、行ってみたい。

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youtubeの歌からインスパイヤ―されたとのこと。背景を探るうちに教護院の出身者にたどり着く。そこからの作品。園長はモデル有。園生は、いくつかのモデルや逸話を合成したものだろう。ドキュメント風な書き方の人なのでそう感じるのかもしれないが、登場人物たちを突き放した感じで、登場人物の内面に入りきれなかった。

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児童自立支援施設に来た兄妹と、施設の院長家族が織りなす物語。綺麗事だけで終わらせずしっかりそれぞれの苦悩が描かれてるのが良い。
ゆきがお父さんに宛てた手紙の中にあった、「でも、藤城ゆきは野々村拓弥を捜しに行けます。何度だって、やり直してって言うことも、待つこともできます。」で鳥肌が立った。これは物語を読んだ私だけが味わえる感情だわ