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商品説明
谷川俊太郎による創作詩集「タラマイカ偽書残闕」の、力強くシンプルな文体の叙事詩的なテキストから自由に発想し作曲した、ユニゾンの使用、その残響としてのクラスターなどが特徴の混声合唱とピアノのための組曲。詩も掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
『春に』を代表に名作合唱曲を生み出してきた木下牧子×谷川俊太郎による混声合唱組曲。テキストは、タラマイカ族という少数民族の創世記とも言うべき口承文学の断片が、スウェーデン語からウルドゥ語、英語、そして日本語に筆記、口承されてきたという設定の谷川俊太郎による1978年刊行の同名の創作詩集。力強くシンプルな文体の叙事詩的なテキストから自由に発想し作曲した結果、ユニゾンの使用、その残響としてのクラスターや反復リズム、複雑に移ろいゆく響きや広いダイナミックレンジが特徴の意欲作が出来上がった。声の重なり合いが生む熱狂的なエネルギーによって、合唱音楽ならではの高い音響効果を描く作品。コンクールの自由曲としてはもちろん、演奏会など様々な場面で演奏いただきたい。【商品解説】
目次
- 1 (そことここ)There and Here(ca.5′20″)
- 2 (さかいめ)Dividing Line(ca.5′30″)
- 3 (めざめるための穴が通じる)A Hole is Formed Through Which One Awakens(ca.1′40″)
- 4 (叫びは音をたてることとは違う)Shouting is Not Merely Noise(ca.6′00″)
- 5 (去り得ぬ者の歌声)Song of a Man Who Cannot Depart(ca.5′10″)
- 詩 Poems
著者紹介
木下 牧子
- 略歴
- 1931年東京生まれ。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、 1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、 1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞など、受賞・著書多数。絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表。 近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』や、 郵便で詩を送る『ポエメール』など、 詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。
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