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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/08/25
- 出版社: 笠間書院
- サイズ:22cm/216p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-305-40094-9
- 国内送料無料
紙の本
中世王朝物語全集 14 松浦宮物語
著者 室城 秀之 (校訂・訳注),小川 陽子 (校訂・訳注),市古 貞次 (ほか編集委員)
院政期から鎌倉時代に生み出され、今に伝わる中世王朝物語。14は、藤原定家が書いたとされる幻想的な物語「松浦宮物語」と、「源氏物語」の後日談「雲隠六帖」を、原文と現代語訳の...
中世王朝物語全集 14 松浦宮物語
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商品説明
院政期から鎌倉時代に生み出され、今に伝わる中世王朝物語。14は、藤原定家が書いたとされる幻想的な物語「松浦宮物語」と、「源氏物語」の後日談「雲隠六帖」を、原文と現代語訳の2段組みで収録。解題、年立、系図等付き。【「TRC MARC」の商品解説】
松浦宮物語
室城秀之[校訂・訳注]
唐に渡った弁少将は、皇位をめぐる争いに巻き込まれ、
皇后と新帝を助けて敵を滅ぼす。
また、神仙女の生まれ変わりの華陽公主から琴曲を伝授され、
天女のごとき鄧皇后の化身とは妖艶な逢瀬をかさねる。
弁少将は、別れを惜しみつつ帰国する。
新古今集の代表的歌人藤原定家が作った幻想的な物語。
かの地の戦乱・平定・徳治を描くのは、
源平合戦の時代相を反映していよう。
本書の底本には、東京国立博物館蔵伝後光厳院宸翰本『松浦宮物語』(古典籍覆製叢刊)を用いた。
雲隠六帖
小川陽子[校訂・訳注]
光源氏および宇治十帖の人々の後日談である。
光源氏は幻巻翌年の正月に遁世、
紫の上の七回忌に出家、十三回忌に入定する。
一方、浮舟は還俗して薫に引き取られ、
匂宮は今上の退位に伴い即位、中君は中宮となる。
中君は愛息の死により急逝、薫は出家をし姿を消す。
この間、登場人物の多くは亡くなるか出家遁世をし、
残された者も仏法に救いを求める姿が描かれる。
本書の底本には上方版無刊記九冊本『雲隠六帖抄』の物語本文を用い、これに名古屋市蓬左文庫寄託堀田文庫蔵本(堀)・愛知県立大学図書館蔵本(愛)・立花和雄氏蔵本(立)・早稲田大学図書館九曜文庫蔵本(九)の四本を参照して校訂本文を作成した。
【目 次】
凡例
松浦宮物語
巻一本文 注
巻二本文 注
巻三本文 注
解題・年立・系図・登場人物呼称一覧
雲隠六帖
本文 注
年立・系図・解題【商品解説】
目次
- 【目 次】
- 凡例
- 松浦宮物語
- 巻一本文 注
- 巻二本文 注
- 巻三本文 注
- 解題・年立・系図・登場人物呼称一覧
著者紹介
室城 秀之
- 略歴
- 【著者】室城秀之
一九五四年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。白百合女子大学教授。著書に『うつほ物語の表現と論理』、注釈書『うつほ物語 全』『新版落窪物語』ほかがある。
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