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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/04/15
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:21cm/126p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-309-20673-8
アート本

紙の本

モレル谷の奇蹟

著者 ディーノ・ブッツァーティ (文・画),中山 エツコ (訳)

沈没する船、不吉な山老人、海の大蛇、空飛ぶクジラ、巨大な化け猫、燃え上がる建物。聖女リータに捧げられた幻の奉納画とは―虚実が分かちがたく絡み合った物語世界を、ペンと絵筆に...

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モレル谷の奇蹟

税込 2,970 27pt

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商品説明

沈没する船、不吉な山老人、海の大蛇、空飛ぶクジラ、巨大な化け猫、燃え上がる建物。聖女リータに捧げられた幻の奉納画とは―虚実が分かちがたく絡み合った物語世界を、ペンと絵筆によってあらわしたブッツァーティ最後の傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】

沈没する船、巨大な化け猫、空飛ぶクジラ…。「不可能を可能にする聖女」リータが起こしたとされる、虚実が分かちがたく奇想天外な奇蹟の物語を、ペンと絵筆によってあらわしたブッツァーティの遺作。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ディーノ・ブッツァーティ

略歴
〈ディーノ・ブッツァーティ〉1906〜72年。イタリア生まれ。ミラノ大学卒業。新聞記者を経て作家デビュー。物語の手段として絵画も多く手がけ、画家としても知られる。著書に「タタール人の砂漠」など。

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

20世紀を代表する文学者の一人であり、画家でもあったディーノ・ブッツァーティの遺作です。

2015/08/20 22:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hacker - この投稿者のレビュー一覧を見る

私のの好きなイタリア文学者というと、最近知ったステルンの他には、パヴェーゼとブッツァーティの名前がまず思い浮かびます。1906年生まれで、1972年に没したブッツァーティは、画家としても知られ、1970年に開いた「ある男女の知られざる奇蹟」と題された展覧会のために書かれた絵をベースに組み立てた物語が本書であり、遺作にもなりました。

本書は、父親の蔵書を整理していた作者ブッツァーティが偶然発見したメモを元に、モレル谷に昔からある「聖女リータの素晴らしいご加護の例」「未だ知られざる奇蹟を描いた」数々の奉納画が飾られてある「聖所」を第2次大戦前に一度だけ訪問することができたものの、大戦後のその場所が分からなくなってしまい、想像力を働かして、その奉納画を再現したという建前で作られています。

もちろん、こういう建前は嘘っぱちもいいところで、ブッツァーティ最後の「絵で描かれた物語」と解釈して楽しめば良いのだと思います。

扱われている題材は、聖女リータが鎮めた(もちろん嘘八百)とされるものばかりで、『空飛ぶクジラ』『化け猫』(表紙の絵です)『ヤマアラシの悪魔』『頭脳アリ』(脳に棲みつくアリ)のようなモンスター・妖怪ものから、『さらわれた女性』『ムーア人の女奴隷』のようなエロティックもの、『空飛ぶ円盤』のようなSFもの、『迷路』『サイ』のようなホラーもの、『アッシャー家からの墜落』『大アリ』(ピエール・クロソウスキーの『ロベルトは今夜』がベース)のようなオマージュもの、要するに、ブッツァーティの本領である短編小説の世界に、やはり嘘八百のもっともらしい解説がついている楽しい本です。例えば、こんな具合です。

「エウガネイ丘陵から、いかなる種の噴出も報告されなくなって久しい。最後のものとなったのが、まさしく奉納画が記録に残す、狂猫の噴出である。持続時間こそ非常に短かったが(五分に満たず、噴出した猫の総数は973匹、すべて地元の人によって処分された)、これは土地の人々をいたく怖がらせた。そのとき、この厄介な現象を鎮めたのは聖女リータであった」(『火山猫』より)

もちろん、収められている40枚の画も素晴らしいものばかりで、嘘っぱちの物語と合わせて、ブッツァーティ独特の世界を醸し出しています。

お勧めの一冊です。

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2015/04/20 13:45

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2016/05/10 11:23

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2020/09/07 23:19

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2023/10/09 15:42

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