サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 16件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • 発売日:2010/08/03
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:196×138mm/486ページ
  • ISBN:978-4-309-70955-0
  • 国内送料無料

紙の本

マイトレイ/軽蔑

著者 ミルチャ・エリアーデ (著),アルベルト・モラヴィア (著),住谷 春也 (訳),大久保 昭男 (訳)

マイトレイ/軽蔑

税込 3,300 30pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

著者紹介

ミルチャ・エリアーデ

略歴
1907年ブカレスト生まれ。インド留学の体験をもとに本書『マイトレイ』を発表し、ベストセラーとなる。宗教学の世界的権威としても活躍。主な著書に『世界宗教史』『シャーマニズム』『妖精たちの夜』など。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー16件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (7件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

燃えるような、狂うような恋をした2人

2009/06/21 10:19

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あまでうす - この投稿者のレビュー一覧を見る



ミルチャ・エルアーデ著「マイトレイ」は、ルーマニア生まれの宗教学者ミルチャ・エルアーデが、若き日にインドを訪れたときの体験を赤裸々につづった大恋愛小説です。作者はインド各地を旅行し、タゴールに会い、タントラ・ヨーガにのめりこむのですが、漆黒の肌の魅惑のベンガル女性マイトレイとの運命的な恋に遭遇します。

大きく黒い眼、厚い唇、熟れた乳房……はじめはむしろ醜いとすら思えた異貌の異性にふとしたはずみに惹かれ、思いがけない深みにはまる体験は多くの方々がお持ちでしょうが、エルアーデの場合はそれがいちおう文化的に先進国であると自他ともに考えていた白哲の欧州男と亜細亜的後進周縁国の僻地に住む異文化の女性という異色の組み合わせでした。

衣食住も思想も風土も風習も宗教もすべてが面白いくらいに異なる2人が、おそらくはその違いゆえにどんどん惹かれあっていき、周囲の懸念や反発をものともせずに愛し合うありさまはよくあるタイプの初恋物語ではありますが、その文章がおそろしく事実に忠実に、青春の情熱と愉楽の限りを刻印しているために読者はぐんぐん引き込まれて、あれよあれよという間に、お決まりの悲劇的なラストまで付き合わされてしまいます。

21歳と17歳の若者の激烈な恋愛とその蹉跌が主人公たちのその後の生涯にどのような影響を及ぼしたのでしょうか。燃えるような、狂うような恋をした2人は、それから43年の後に1973年シカゴで再会したそうですが、いったいそこでどのような対話が交わされたのでしょうか。エルアーデが1933年に書いた本書に応えるように、マイトレイは1976年に「愛は死なず」を世に出したと聞くと、こちらもあわせて読み比べてみたくなりますね。

♪ひとたびは燃えつき果てた恋なれど43年目に燃え上がるかな 茫洋



後半のアルベルト・モラヴィア著「軽蔑」では、永遠にわかったようでわからない男女の機微が綴られています。


男のさすらいの人生の頼りの綱は女性です。もしも愛する女性に軽蔑されたら、男なんてどうやって生きていったらよいのか途方にくれてしまうでしょう。漂流しながらおんおん泣いて、ついでに海に飛び込んで死んでしまうしかないでしょう。これがこの小説の主題です。おそらくモラヴィアの実際の体験と女性観がこのテーマに色濃く反映されていることは間違いありません。


しかしこの軽蔑はいつ、どこから女の心の中にやってきたのか。それがいまひとつ最後まで読者にはよくわからない。というのは男自身もよくわからないからで、主人公がわからないのは作者がわからないからで、モラヴィアは別れた元女房の謎をわかろうとしてこの心理思弁小説を書いたのですが、苦労して書いてみても結局はよくわからなかったのではないでしょうか。

モラヴィアは仕方なくホメロスの「オデッセイア」におけるオデッセウスとペネロペの関係をフロイト的に論じ、この単純明快な問題をペダンチックに取り扱おうとします。つまりペネロペに言い寄る男たちに寛容な態度を示したオデッセウスをペネロペは軽蔑していて、それが嫌さに7年もの間故郷イタケに寄り付かなかった。夫が妻の愛を取り戻せたのは求婚者どもをオデッセウスが皆殺しにしたからだ、などと唱えるのですが、こういう暴力をこの小説の主人公が振るえるくらいなら、そもそもこんな哀れな境遇に陥っているはずもないのです。

実は主人公があまりにも草食系のインテリゲンちゃんであるために優柔不断過ぎて、妻の危機を体育会系の男からちゃんと守ってやらなかった、というよくあるとってつけたような解説も飛び出てくるのですが、どうもそれだけでは説明できない事情がどこの夫婦にもあるのです。ともかくこの小説の無残な失敗は、最後のおちの付け方を見れば一目瞭然でしょう。

なおこのモラヴィアの原作を、ゴダールがおなじタイトルの映画にしています。悩める脚本家にはミシェル・ピッコリ、辣腕プロデューサーにゴリラ男のジャック・パランス、フロイト流の「オデッセイア」を論じる映画監督には名匠フリッツ・ラング、そして単純な精神と見事な肉体の持ち主であるヒロインにはブリジット・バルドー、という豪華なキャステイング、それにカプリ島の風光明媚をあざやかに駆使して、彼一流のわかったようでわからない演出を繰り広げているのですが、これこそモラヴィアの世界にもっともふさわしい「絵解き紙芝居」だったかもしれません。


親しめば親しむほど洞窟の謎は深まる  茫洋

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

男女。

2019/01/20 22:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る

恋愛・結婚をテーマとした2作。男女のすれ違い、と言った方が良いか。
三十代にして人を好きになった経験の無い自分にはなかなか理解し難い部分が多い。
『マイトレイ』は変わった設定の、まあ悲恋モノ?
主人公の日記とそれに対するセルフつっこみが厨二臭くてちょっと面白い。
『軽蔑』は最初のうち読みながらイライラして仕方無かった。たぶん皆そうかと。
主人公がどーしよーもない程クズなのです。性格的に。
解説や月報だと、妻の考えが分からないまま書かれているような説明がされてますが
私としては作者はこれしっかり妻の考えが分かるように書いたつもりに見えます。
妻ではない、ラインゴルトとのやり取りがそれを証明しているように感じます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2009/10/14 01:38

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/08/03 19:37

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/12/14 13:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/01/21 09:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/04/22 02:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/11/06 21:58

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/07/09 04:30

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/07/12 05:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/07/09 16:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/08/16 03:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/07/07 15:31

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/09/13 00:09

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2022/03/19 06:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。