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まちぶせるクモ 網上の10秒間の攻防 (共立スマートセレクション)
クモは円網を使ってどのようにエサを獲っているか。クモと網の基本を解説し、円網を舞台として10秒強ほどの時間で起きる、クモとエサの攻防戦を紹介する。アマチュア研究家に薦めた...
まちぶせるクモ 網上の10秒間の攻防 (共立スマートセレクション)
まちぶせるクモ
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商品説明
クモは円網を使ってどのようにエサを獲っているか。クモと網の基本を解説し、円網を舞台として10秒強ほどの時間で起きる、クモとエサの攻防戦を紹介する。アマチュア研究家に薦めたいクモの行動生態学へのガイドも掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
動物の中で,最も精密で複雑な建築物をつくるクモ。網と呼ばれるその建築物は,エサを獲るためのもので,クモが自ら紡ぐたんぱく質でできた糸を組み合わせてつくられている。クモは1日のほとんどの時間を網の上でじっとエサを待って過ごす。しかし,一度エサがかかるとすばやく動き,これを捕まえようとする。その間およそ10秒。網は,クモとエサとの10秒間の攻防の舞台なのだ。良い狩り場を選ぶ方法,エサをおびき寄せる仕組み,優れた糸の性能とそれを網に組み上げるやり方が相まって,クモと網が一体のシステムとなることにより,エサを捕らえることができる。
本書は丸々1冊を費やして,この10秒間を徹底的に解き明かしていく。【商品解説】
目次
- はじめに-10秒間の攻防-
- 1 まちぶせと網
- 1.1 クモはどんな動物か
- 1.2 円網の張り方
- 1.3 いろいろな網
- 2 仕掛ける
- 2.1 網張り場所の選び方
- 2.2 考えるな,感じるんだ
著者紹介
中田 兼介
- 略歴
- 〈中田兼介〉京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。京都女子大学現代社会学部現代社会学科教授。博士(理学)。専門は動物行動学、動物生態学。
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マニアック
2023/04/26 22:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マルクス・アウレリウス - この投稿者のレビュー一覧を見る
クモ好きの息子(7歳)と一緒に読みました(読み聞かせました)。流石にちょっと難しいところは端折りましたが、興味深々で、クモの研究者になる!と意気込んでおりました。クモに興味などなく、むしろ気持ち悪いので敬遠している私にとっても、著者のマニアックな熱意は充分に感じられ、それがこの本の魅力だと思います。息子も成長して自分で読めるようになったら、何度も読み返すんじゃないかな。そして本当にクモの研究者になるんでしょうか…。
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「10秒の攻防」に至るまでにさまざまなことがある。
2017/04/30 17:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
網を張って獲物をまちぶせるクモの行動生態学の研究。
副題にあるような「10秒間攻防」に至るまでを、6つの章に分けて検討している。
舞台となる網をどう作るか、どこに作るか。最後に獲物に向かって行動を起こすのは10秒だが、それまでにはいろいろなことが積み重なっている。網の形や獲物を捕らえる確率など、さまざまな観測・測定や実験の結果が示されるが「どう考えたか」もいろいろと示されていて面白かった。
実際の獲物を捕らえる行動については、実は期待していたのだがそれほど詳しくは書かれていなかった。既に詳細な研究が終わっているのか、著者の興味からは少し外れているのか。もしかしたらあまりにもハイスピードな行動なので詳細の解析がまだ難しいのかもしれない。