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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/12/29
- 出版社: 共立出版
- サイズ:21cm/181p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-320-03524-9
紙の本
大規模構造の宇宙論 宇宙に生まれた絶妙な多様性 (基本法則から読み解く物理学最前線)
著者 松原 隆彦 (著),須藤 彰三 (監修),岡 真 (監修)
宇宙論に対する実証的なアプローチの代表例として、宇宙の大規模構造にまつわる宇宙論の研究を紹介。ビッグバンから始まる宇宙の歴史の中で、大規模構造がどのように形成されてきたか...
大規模構造の宇宙論 宇宙に生まれた絶妙な多様性 (基本法則から読み解く物理学最前線)
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商品説明
宇宙論に対する実証的なアプローチの代表例として、宇宙の大規模構造にまつわる宇宙論の研究を紹介。ビッグバンから始まる宇宙の歴史の中で、大規模構造がどのように形成されてきたかを探る。【「TRC MARC」の商品解説】
なぜ宇宙は人々を惹きつけてやまないのか?
宇宙とは何かという,この世の中でももっとも根源的な部類に属する問題に取り組む宇宙論の研究は,現在,目覚ましい発展を遂げているさなかにある。その原動力となっているのは,宇宙観測の飛躍的な拡大である。これにより,宇宙論は単なる思索の対象から定量的な実証科学へと変貌を遂げた。
宇宙の大規模構造は,宇宙空間に広がる数億光年?数十億光年にもおよぶ大きな構造である。ビッグバンから始まる宇宙の歴史の中で,大規模構造がどのように形成されてきたかを探ることは,この宇宙そのものの起源を探ることに直結している。宇宙の大規模構造を用いた宇宙論の研究は,将来的にも最も期待される手法のひとつとされ,大規模な観測計画が世界中で立案されている。
本書の目的は,宇宙の大規模構造を用いた宇宙論の研究を解説することにある。最初に,現代宇宙論の現状や,いま研究されている未解決問題を概観し,同時に宇宙論の研究に用いられる基礎的な物理の原理を解説する。そして,宇宙の大規模構造の進化を記述するための理論的基礎を解説する。さらに,大規模構造形成における理論的な最前線の紹介として,摂動論的手法に基づいた最近の理論的進展を解説する。
前半の章では基礎的なレベルから始めて,後半の章では多少高度な話題についても触れている。宇宙論の現状や研究の雰囲気をある程度詳しく概観するのにも適している。【商品解説】
目次
- 第1章 はじめに
- 1.1 宇宙論の疑問
- 1.2 宇宙観の広がりと現代宇宙論
- 1.3 宇宙のダークな側面
- 1.4 単純性と真実性のはざま
- 1.5 精密宇宙論
- 1.6 宇宙の大規模構造
- 1.7 大規模構造と宇宙論
- 第2章 一様等方宇宙
著者紹介
松原 隆彦
- 略歴
- 〈松原隆彦〉広島大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。博士(理学)。名古屋大学大学院理学研究科准教授。同大学素粒子宇宙起源研究機構基礎理論研究センター准教授。著書に「現代宇宙論」等。
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