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商品説明
生物の発光と化学発光の研究について発展の歴史を踏まえ、どのような仕組みで発光するのかに力点をおきながら解説。専門的な事柄や、発光にまつわる話題を紹介するコラムも収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
ホタルや発光クラゲなどの生物が放つ光は古くから広く世界の人々の心を惹きつけてきた。これら発光生物は体内で起こる化学反応により得られるエネルギーを効率よく可視光に変えている。生物の体内で起こる化学発光が生物発光である。この60年ほど,生物発光と化学発光の研究は互いに関連しながら目覚ましく発展してきた。この間のバイオテクノロジーの進歩と相まって,生物発光も化学発光も分子のレベルでおのずから光を放ち情報を発信するツールとして今では生命科学の分野で欠かせないものとなっている。
本書は,基礎があっての応用という考えから,生物の発光と化学発光がどのような仕組みで起こるのかについて学ぶことを主眼としている。まず導入として,私たちの身の周りの光と‘光と分子の関係’を中心に知識を共有し,日ごろ何げなく目にする発光という現象について概観する(第1~3章)。第4章ではどのような生物が発光するのか,発光のもととなる物質は何か,それらがどのように反応して発光するのかについて話す。第5章では古くから知られているいくつかの化学発光をとりあげる。第6章ではジオキセタンの化学について話す。ジオキセタンは生物発光の研究から誕生した化学発光基質で,化学的にきっちりと調べることが可能なただ1つの生物発光や化学発光の高エネルギー中間体である。それぞれの章では応用研究についてもふれ,締めくくりでは生物発光や化学発光の研究の展望について記す。【商品解説】
目次
- 第1章 私たちの身のまわりの光−熱い光と冷たい光−
- 第2章 発光の基礎
- 2.1 光と色
- 2.2 波としての光,粒子としての光
- 2.3 光は電磁波
- 2.4 分子による光エネルギーの吸収と放出
- 第3章 さまざまな発光
- 3.1 光による発光
- 3.2 熱による発光
- 3.3 電気による発光
著者紹介
松本 正勝
- 略歴
- 〈松本正勝〉京都大学大学院工学研究科博士後期課程修了。神奈川大学名誉教授(工学博士)。専門は有機合成化学、有機光化学、生物発光と化学発光。
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