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紙の本
グレゴリー・ポール恐竜事典
著者 GregoryS.Paul (著),東洋一 (監修・訳),今井拓哉 (監修・訳),河部壮一郎 (訳),柴田正輝 (訳),関谷透 (訳),服部創紀 (訳)
750種近くの主要な恐竜について、学名、全長、化石として見つかっている部位、分布と地層、生態などを、詳細なカラー復元図や骨格図とともに掲載。鳥類の起源、非鳥型恐竜の絶滅に...
グレゴリー・ポール恐竜事典
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商品説明
750種近くの主要な恐竜について、学名、全長、化石として見つかっている部位、分布と地層、生態などを、詳細なカラー復元図や骨格図とともに掲載。鳥類の起源、非鳥型恐竜の絶滅についても解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は,アメリカの著名な古生物学者であり,古生物イラストレーターでもあるグレゴリー・ポールによる恐竜事典である。グレゴリー・ポールの描く骨格図は,恐竜学における一つの科学的な基準として位置づけられており,恐竜の全身像の推定に大きな影響を与えている。
本書は「恐竜事典」と「恐竜概説」で構成されている。「恐竜事典」では,750種近くの主要な恐竜について学名,全長,化石として見つかっている部位,分布と地層,生態などを詳細に解説している。さらに,恐竜のカラー復元図と骨格図を700点近く掲載している。 2010年の初版から2016年の第2版で改訂増補された「恐竜概説」では,恐竜,鳥類の起源,非鳥型恐竜の絶滅,恐竜の古生物学研究史などの最新の事例まで詳しく述べられており,恐竜が徘徊した時代へと私たちを誘うものである。
本訳書では索引語句を追加し,30ページ以上の恐竜名・分類群の和名・英名索引を収載している。福井県立大学恐竜学研究所・福井県立恐竜博物館の翻訳協力で実現した恐竜ファンに贈る一冊。
【本書の対象】
古生物学関連の大学生,研究者,古生物学に関心のある地学愛好家
[原著:The Princeton Field Guide to Dinosaurs 2nd Edition]【商品解説】
目次
- 謝辞
- 恐竜概説
- 発見と研究の歴史
- 恐竜とは何か?
- 恐竜の年代を測る
- 恐竜とそれらを取り巻く世界の進化
- 絶滅
- 恐竜時代の後
著者紹介
GregoryS.Paul
- 略歴
- 〈Gregory S.Paul〉恐竜画家、研究者。映画「ジュラシック・パーク」のコンサルタントを務めた。
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紙の本
恐竜を生物として理解できる一冊
2020/10/18 13:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kusukusu - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は世界的な恐竜研究者であり、古生物のイラストレーター。前半で恐竜という生物について、解説し、後半に事典という構成。前半部の解説では、化石から分かることだけでなく、かつて実際に地球上に生息していた生き物として、解剖学的な視点からの解説に多くのページが割かれていたのが興味深かったです。後半の事典部分も、個々の恐竜の生息地や、生息年代といった基本的な情報に加えて、その恐竜がどんな環境の下で生活していたのか(乾燥地帯か、湿潤地帯か、あるいは寒冷な地域だったのか、など)同時代、同地域に生息していた他の恐竜との関係性についての説明もあり、恐竜という生き物についてより深い情報を得る手助けになりそうです。
ただ、”まえがき”で監訳者の方も触れているように、この本では、恐竜の分類や同種か別種かの判断、あるいは恐竜から鳥類への進化の道筋などについて、著者独自の解釈が採られています。その多くが、現在主流の考えとは異なっており、自分も読んでいて、納得しかねる箇所がいくつかありました。(具体的には、北米のティラノサウルスとアジアのタルボサウルスが同一種であると述べていますし、あるいは、トリケラトプス=トロサウルス説についてもどちらと言えば好意的です。)
また、事典部分の恐竜の特徴についての解説では、頭骨や骨格の細かい点についての説明も多く、ある程度恐竜の知識がある人でないと、読みこなすのは難しいかもしれないと感じました。
ただ、そのような点を差し引いても、第一線で長年活躍してきた研究者の方が書いた本だけあって、恐竜についての知識をさらに深めたいという意欲のある人には、うってつけの本だと思います。