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商品説明
生物多様性研究や森林生態学であまり扱われてこなかった菌類に焦点を当てる。森林と菌類の関係を俯瞰し、森林利用、林業以外の人為的影響、気候変動が菌類へ及ぼす影響、菌類が森林へ及ぼす影響について解説。【「TRC MARC」の商品解説】
森林生態系において菌類は,分解者としてだけではなく,共生者,寄生者など様々な役割を果たす重要な生物群である。しかし,その存在が森林へ及ぼす影響や,森林変化が菌類に及ぼす影響については,十分に理解,認識されているとは言い難い。また,推定種数500万種以上とも言われる菌類は,その膨大な多様性と研究者の不足から,すでに生物多様性研究から取り残されつつある。こうした遅れを補いつつ,その先の菌類生態学の大系化へとつなげるためには,これまでの記載的な研究だけではなく,新しい方向性や技術を取り入れた,様々な生態学的研究の蓄積が急務となっている。本書は,その足掛かりとなるように,森林の変化が菌類にどのような影響を及ぼすのか,そしてどのような菌類が森林にどのような変化をもたらすのかを,森林変化の要因である森林利用,人為の影響,気候変動との関連から,具体的なデータや論文を引用しながら紐解いてゆく。本書は十分に大系化されたものではないため,教科書としての使用は推奨できない。しかし,これまでの菌類の教科書とは異なる視点でまとめおり,最終的には森林生態系を理解するための,菌類学と森林生態学との接点となることを期待している。【商品解説】
目次
- 序章 森林と菌類
- はじめに
- 0.1 菌類概説
- 0.2 森林生態系と菌類
- 0.3 生物多様性における4つの変化要因
- おわりに:変化要因と菌類,ポジティブかネガティブか
- 第1部 森林のオーバーユースやアンダーユースに関する話題
- 第1章 森林利用による森林の変化と菌類
- はじめに
- 1.1 森林・枯死木・木材腐朽菌
著者紹介
升屋 勇人
- 略歴
- 〈升屋勇人〉筑波大学大学院農学研究科修了。森林総合研究所きのこ・森林微生物研究領域微生物生態研究室室長。博士(農学)。
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