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商品説明
貧しい庶民の苦しみ、悲しみを全身全霊で受け止め、「魂の臨床医」として生きた、真の宗教家の姿とは――。作家・早坂暁氏が円空仏の魅力を探り、いまだ謎に包まれた円空の人間像に迫る。口絵16頁に日本各地に残る円空像を収録。
１２万体におよぶ神仏像を彫った伝説の遊行僧の生涯とは−。作家・早坂暁が円空仏の魅力を探り、いまだ謎に包まれた円空の人間像に迫る。日本各地に残る円空仏の写真も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
作家・脚本家である早坂暁氏が、円空仏の魅力を探り、未だ謎に包まれた円空の人間像に迫る一冊。全国には5300体の円空仏が残っている。それは、貧しい庶民の悩み、苦しみ、悲しみを全身全霊で受け止め、「魂の臨床医」として旅を続けた〝真の宗教家〟の姿を証明している。
円空仏の代表作も豊富に収録し、まさに早坂「円空論」の集大成になっている。
【ここがポイント】
・作家・脚本家である早坂氏が、実際に全国の円空仏を巡り、早坂氏独自の視点で円空の人間像に迫っている
・円空学会理事長・長谷川公茂氏による写真が２０点以上掲載されている
・円空は「魂の臨床医」であったという新たな発見や、12万体におよぶ神仏像を彫った謎が解き明かされている
【目次】
〈はじめに〉──旅を考える
第一回 旅立つ前に
第二回 北にぞ向かう
第三回 シャクシャインとの遭遇
第四回 あれが蝦夷地の山かいな
第五回 持てるものは鉈一丁
第六回 放浪について──芭蕉さんと出会った
第七回 円空が芭蕉さんと出会って話したこと
第八回 草木国土悉皆成仏
第九回 天照皇太神の像
第十回 十二万体も仏像を目指して
第十一回 子どもたちの遊び相手
第十二回 白山信仰とは何か
第十三回 五十六億七千万年後も
円空略年表
【編集者コメント】
1000本以上の映画やドラマの脚本、小説を手がけてきた早坂氏による「円空論」の集大成。貧しい庶民の悩み、苦しみ、悲しみを全身全霊で受け止め、「魂の臨床医」として旅を続けた、新しい円空の宗教家としての姿が発見できる一冊。【商品解説】
著者紹介
早坂 暁
- 略歴
- 〈早坂暁〉１９２９年愛媛県生まれ。日本大学藝術学部演劇科卒業。業界新聞社編集長、生け花評論などを経てシナリオライターとなる。その後、１０００本以上の映画やドラマの脚本、小説を手がける。
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書店員レビュー
仏師であり、僧でもあった円空。…
MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店さん
仏師であり、僧でもあった円空。生涯で十二万体もの仏像をつくることになったきっかけや、
日本中を旅した記録を追いながら、著者・早川暁氏からみた円空とはどういう人だったのかを、
演出家であり作家でもある著者の目線から書いた本
話は仏像、神像、はたまた円空の出生までを掘り下げながら、円空が自分の足で慈愛をもって、旅する先々で出会う人たちに
仏像を渡してきたかを想像をふくらませながら紹介している。
円空の仏像に、子供の川の遊びの浮き輪代わりになっていたり、
豊作祈願のために放したはずの仏像がまた舞い戻ってきて、再び奉られたりと
この本を読んでいると円空という人をもっと知りたくなるような、
他の本も読んで多方面から円空を調べて、現在も各地に残っている仏像を訪れてみたい、そんなきっかけを与えてくれるような1冊です
芸術書担当
