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商品説明
【監修者のことば】
加藤哲郎(一橋大学名誉教授)
日米開戦前夜、一九四〇年は皇紀二千六百年にあたるとされた。「八紘一宇」の名のもと一万件を 越える奉祝記念行事にのべ五千万人が参加し、国威発揚の国民精神総動員といわれた。ただしそこには、目玉になるはずだった二つの事業がなかった。幻に終わった東京オリンピックと万国博覧会である。本資料集は、巨費を投じて準備され、殖産興業・富国強兵の総仕上げと想定されながら、日中戦争長期化で幻に終わった日本万国博覧会の背景・構想・討論、計画・組織・準備と無期延期による挫折の過程を示す『萬博』 『博展』など基本資料を集大成する。戦後高度経済成長期の東京オリンピック・大阪万博、さらには二〇二〇年東京オリンピック・クールジャ パンにも引き継がれる、国策事業・国民統合・対外発信・ソフトパワー外交の原型を見出すことも可能である。【商品解説】
著者紹介
加藤哲郎 監修・解説
- 略歴
- 1932年生まれ。京都大学大学院教育学研究科修士課程中退。関西学院大学名誉教授。
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