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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/04/06
- 出版社: 国書刊行会
- サイズ:22cm/545p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-336-06254-3
- 国内送料無料
紙の本
諏訪学
著者 山本 ひろ子 (編)
記紀とは異なる国譲り神話の伝承、在地の神・モレヤ神…。異貌の神々への信仰など独自の文化が受け継がれる諏訪。中世から近代まで信仰の源流をさぐり、語り物と宗教芸能の関係、特異...
諏訪学
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商品説明
記紀とは異なる国譲り神話の伝承、在地の神・モレヤ神…。異貌の神々への信仰など独自の文化が受け継がれる諏訪。中世から近代まで信仰の源流をさぐり、語り物と宗教芸能の関係、特異な信仰・文化体系を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
記紀とは異なる国譲り神話の伝承、在地の神である洩矢神(モレヤ神)、千鹿頭神(チカト神)、ソソウ神、その陰に見え隠れする天白、他界を放浪する甲賀三郎譚、そして日本民俗学史上最大の謎である神、ミシャグジ――。これら異貌の神々への信仰、タケミナカタの子孫と伝わる大祝、ミシャグジの祭祀を独占的につかさどる守矢家、伝承にのみその名を残し中世の闇に消えた風の祝など、独自の文化が脈々とうけつがれる土地、諏訪。「神話学」「物語学」「宗教学」「民俗学」「文化人類学」「芸能史学」「歴史学」「社会学」「考古学」といった、諸分野の研究者が脱領域的に結集し、悠久の縄文時代から近代までの時間の広がりの中に信仰の源流をさぐり、視座を三信遠からはるかユーラシアにまで広げた宗教芸能研究、さらには縄文図像学を援用し、その極めて特異な信仰・文化体系を明らかにする。【商品解説】
目次
- はじめに
- 総論 諏訪学の構築のために
- 第一部 諏訪の信仰・儀礼世界―中世から近代へ
- 囚われの聖童たち―諏訪祭政体の大祝と神使をめぐって
- 守屋山を巡る習俗と伝承
- 産業の神たる諏訪明神―養蚕信仰の代替から結社の神格へ
- ●キーワード
- 御射山
収録作品一覧
諏訪学の森へ | 1−3 | |
---|---|---|
諏訪学の構築のために | 山本ひろ子 著 | 11−98 |
囚われの聖童たち | 山本ひろ子 著 | 101−130 |
著者紹介
山本 ひろ子
- 略歴
- 〈山本ひろ子〉1946年生まれ。早稲田大学第一文学部史学科中退。日本宗教思想史専攻。和光大学表現学部名誉教授。著書に「変成譜」「異神」「中世神話」など。
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紙の本
日本論のために
2022/03/08 16:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
諏訪の古相を読む学問の基盤となるような本。
幅広く、分厚い本書は、大変お得なので買いましょう。
まずは、儀礼や宗教行事、寺社縁起などのこと。
さらに諏訪に魅せられた学徒たちについて。
本書はそれにとどまらず、日本の起源近くまでダイヴしていく。
本書の終盤では、日本神話から、縄文へ至る文章が掲載されている。
そこに諏訪という地名はほとんどでないのだが、そこに触れねばならぬという理由も、それまでの文章を読んでいけば、諒解される。
獣の首をささげる、諏訪大社の儀礼から、縄文土器の紋様まで、日本の神話的な想像力に触れる学問は、まだとば口、今後の発展と、他の地、他の学問領域からの呼応を期待したいです。
すこぶる面白い。
紙の本
日本文化の臍は信州に
2022/03/14 23:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
簡潔さと過激さとを極めた
日本の祭りと言えば、
御柱祭に止めをさすでしょう。
その開催地たる諏訪を民俗学的に
深く掘り下げた本です。
日本が日本になる前の日本の姿が
垣間見えるようで・・・。