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ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ
著者 乗代雄介 （著）
乗代雄介がデビュー前から１５年以上にわたって書き継いできたブログを著者自選・全面改稿のうえ書籍化。６７編を精選した「創作」、長編エッセイ「ワインディング・ノート」、書き下...
ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ
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商品説明
乗代雄介がデビュー前から１５年以上にわたって書き継いできたブログを著者自選・全面改稿のうえ書籍化。６７編を精選した「創作」、長編エッセイ「ワインディング・ノート」、書き下ろし小説「虫麻呂雑記」を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
『最高の任務』で第162回芥川賞候補となった現代文学の新星、乗代雄介がデビュー前から15年以上にわたって書き継いできたブログを著者自選・全面改稿のうえ書籍化。
総数約600編に及ぶ掌編創作群より67編を精選した『創作』、先人たちの言葉を供に、芸術と文学をめぐる思索の旅路を行く長編エッセイ『ワインディング・ノート』に書き下ろし小説『虫麻呂雑記』（140枚）を併録。
◆推薦の言葉
『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』は下品極まりないものから唐突にピュアな青春ものまで、どのエチュードも強烈なビートを発しているが、「のりしろ」なる書き手は、少なくとも自分の想像上ではいつも真顔だった。己の技術を誇示したいのでもなく、誰かとつながろうとしているのでもない。ただ“書かずにはおれない”人。本で読める日をずっと待っていました。
髙城晶平（cero）【商品解説】
目次
- ◆『創作』
- 総数約600に及ぶ掌編「創作」より66編を著者みずから精選！
- デビュー以前から書き続けられた、文章による打ち壊し(ラッダイト)の記録。
- ◆『ワインディング・ノート』
- 太宰治、サリンジャー、いがらしみきお、手塚治虫、宮沢賢治、カフカ、細野晴臣、スタインベック、村上春樹、cero、キェルケゴール……先人たちの言葉を供に、芸術と文学をめぐる思索の旅路を行く長編エッセイ。
- ◆『虫麻呂雑記』
- 私は書こうとしている。野間文芸新人賞を受けるまでの半年間のこと、偶然出会ったデリヘル嬢を連れて万葉歌人・高橋虫麻呂の足跡をたどる小旅行、移ろう時間と風景、孤独と見ることについて――。書きおろし中編（140枚）。
収録作品一覧
| クニヒコの初日 | １３−１５ | |
|---|---|---|
| 勇者の吸い込み系ウエポン | １６−１７ | |
| 横山大ピンチ | １８−２０ |
著者紹介
乗代雄介
- 略歴
- 〈乗代雄介〉１９８６年北海道生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。「十七八より」で群像新人文学賞、「本物の読書家」で野間文芸新人賞を受賞。ほかの著書に「最高の任務」がある。
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紙の本
ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ
2022/06/13 10:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
収録されている文章のほとんどが作者である乗代さんがデビュー前からブログに書き綴っていた創作やエッセイ。
本書の構成は前半の創作と後半の長編エッセイに分かれており、その趣は大分異なっている。創作のほうは荒唐無稽な内容や下ネタ、ブラックジョークが多く、吹き出して笑ってしまうものも多かった。
後半のエッセイは作者の創作や文学観につながるものも多く、難解だったが何度も読み返して理解したいと思わせる内容だった。ろくに物も知らない私が言っても説得力がないが、このエッセイの深さと前半の創作の多彩さは著者がただものではないことを示していると思う。
紙の本
先入観なしに
2020/11/08 20:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：からま - この投稿者のレビュー一覧を見る
肩肘はって疲れたときに、ふと読みたくなる本。
ガツガツ読みたいというよりか、眠い目を擦りながら、今日もなんとなく終わったなあ。はあ、とひとつき溜息を吐いた後にオススメしたい。
なんかヘェ、なんだ、これと思いながら、手の届きやすい位置にこの本を置くことでしょう。
