電子書籍
おもしろいな。
2021/12/16 07:21
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
楽しく英語が学べそうで、良いな~と思う。
今まで、信じていた英語風の日本語(外来語?)が全部違っているかもしれないね。
紙の本
英語翻訳学習の限界からの脱出
2022/09/25 08:35
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校での英語学習が、日本語翻訳重視のやり方、文法教育になっていることで、会話のできない英語教育になっていると指摘。昔、中国語の文献を読めるように発達した外国語学習のやり方が、英語の学習にも踏襲されている、ちょっと前までの追いつき追い越せをめざしていた戦後までは、それでもよかったけど、そろそろ変えないと。
とはいえ、今までの教育のやりかたをかえるには、会話が自然にできるような文法の考え方とか整えないといけないということで、いままでとは違う文法の教え方を提唱している。語順による文法なんかは、そんなに難しいことではなく、読んでいてもわかりやすいものだと思った。
とはいえ、英語が喋れるようになるには、地道に英語会話のパターンを身につけないといけないことなどもあり、単に簡単に英語がしゃべれるようになります、とは言っていない。
紙の本
読みやすい
2022/02/11 16:45
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投稿者:かのこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまでの文法を一部否定しながらの説明の仕方がとてもわかりやすく、特に第3章の「イメージ」はとても興味深く面白かったです。全体的にずっと腑に落ちながら楽しく読めました。
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本のタイトルにあるそれは、私たち日本人が学生時代に学んだ英語という名の教科のことを差していて、それは英語ではないものだろう、ということ。
英語を日本語に翻訳するために私たちが学んだ学校文法の代わりに、「話す」ことを目標においた英文法を身につければ、日本人は英会話が上達すると著者は仰っています。
英語を学んでいるが英語力の伸び悩みを感じている方や、学生時代に学んだ英語を基にこれから話せる英語を身につけたい方に、おすすめの本です。
第1章▶︎学校文法
日本人が英語を話せない理由は、日本の英語教育に話すために必要な何かが欠けている。
私たちが中学、高校で学ぶ学校文法の品詞システムを中心に話が進む。
・wh語の役割は空所の指定
・thatは導く
・箱が過去なら中身も過去
第2章▶︎新しい文法
英語は配置のことば。
基本文型についてもっとも重要な事実は、それが文全体の意味を決めるということ。
・5つの基本文型
・説明は後ろに置く
・指定は前に置く
・修飾は説明も指定も同じ意識、同じリズム
第3章▶︎イメージ
日本人が英語を話せない原因は、訳読偏重し特化してきたこと。
単語や文法事項のイメージを掴み取る姿勢こそが大切。
・onの基本イメージは「〜の上に」
・someはボンヤリある、anyはなんでも・どれでも
・itは受ける単語
・過去形は遠く離れた
・現在完了形は今に迫ってくる
第4章▶︎英会話の学習
会話の本質は「私たちは共通のリソースを使って会話している」こと。
共通のリソースには、決まり文句、頻出フレーズなどが含まれる。
・音読、暗唱、シャドーイング
・状況別発言パターン
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英語を左から右にそのまま読んで・聞いて理解する、ということについて、もう本当に根本から伝えてくれる。英文法に対する批判から始まるので、「単に英文をきちんと読みたい」という、英文解釈が主たる興味であるような英語学習者はちょっと違和感を感じるかもしれないが、それでも読み進めてみてほしい。英文を英文の気持ちのまま理解する、ということはまさしく聞いた順・読む順に理解することで、そのためには英文法ももっとシンプルに考えることが有効である、という主張はとてもよくわかった。英文解釈の参考書が難しいと悩んでる人はぜひ一読を!
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日本人が英語を話せない理由が学校教育に問題があることは誰しも納得だが,何故日本の学校が現在のような英語教育を行っているのか,が奈良平安から連綿と続く漢文教育との連続性にあると喝破する.もう目から鱗.官僚養成で必要なのは正確無比な文書作成なので,訳すことにのみ特化している訳だ.具体的な学校文法教育からの脱却法も提示され,これまでのイメージ英語勉強法の開拓と併せ,有り難い以外言葉がない.
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学校で教わるのは「実社会で使える英語」ではなくて「訳しやすい英語」。
friendもChrisも、動詞の位置におけば動詞の意味として通じる。(She’s just friended me.とか Don’t Chris me! とか)
「バズった」とか「ググった」とか、日本語でも同じだ。文法的に正しくなくても、相手に意味は伝わる。
必ずしも文法が正しくないといけないわけではない。間違いを気にせず堂々と外国の人に英語でぶつけてみる、そのチャレンジ性が大事なんだろう。
学校でも、「間違えていてもいい」という姿勢で英語が教えられたら、教えられる人の意識も変わっていくだろう。
どうしてもテストにして点数化しないといけないから、文法の正しさを追究することになってしまうのだろうけど。
文法面の解説は、個人的には英語の知識は人並みに教えられるレベルにはあるので、ほかの文法解説本と似たようなものだなと感じた。
けれど、everの考え方についてはなるほどなと思った。
Have you ever…?と質問では使えるが、I have ever…とは言えないのは、everが「今までに」という意味ではなくて「いつの時点をとっても・いつのことでもいいですよ」というニュアンスを含んでいるから。
こう考えるとたしかに、平叙文のever sinceとか、whatever類について納得できる。
完了形について人に教えることがあったらぜひ使いたい知識だった。
リスニングや英会話については、よく使う言い回しの知識を蓄えることが大事。そのためには音読などを地道に積み重ね、日々の習慣にすること。
ペラペラに話せるようになるにはまだまだ道は遠そうだ…。
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ご本人が英会話寄りの人なので、読解のための英文法スキルがまるで悪であるかのように結構な勢いでこき下ろしており、そこまで言わんでも上手く書けたろうに…という気持ちになった。別に意味が皆無なわけじゃないでしょう。
学校文法を解体して再理解し、英会話向けにチューニングする必要があるよね、というのはわかるので、ちょっと惜しい。主に言い方が。
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著者が講師を務める「NHKラジオ英会話」が面白く、もっと学びたいと思い購入しました。
今まで学校で習ってきた英文法は「読解」のための英文法で、英会話のための文法はまた違った視点が必要、というのは確かにその通りかと思います。実際に会話をしている時には文法の細かいところまで思い出す時間はなく、学校の文法のままだといつまでたっても会話は難しいというのは、自分も実感しているところです。
また、著者の言う「イメージ」で英語を使むほうが、覚えることも少なくなるので英会話のハードルも下がり、本来の話す内容に集中できるようになる、と感じました。
これから英会話を始める方、また、海外(英語圏)にこれから向かおうとする方にお勧めです。自分は時々見直し、また、海外(英語圏)に行くチャンスがあれば、もう一度きちんと読み直したいと思います。
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日本語を学んできたように英語を学びなおさねば。
今の日本の英語教育も基本としては役に立つことが分かった。
2章の新しい文法、3章のイメージはこれからの学びにとてもよく響きそう。
でもどうやって正しいイメージを身に着けていけば良いんだろう。
4章の中に出てくるような良く使う表現を一つ一つ身にまとって行って
英語用の自分を形作り続けるしかないんだろうなぁ。
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「日本人はなぜ英語が話せないのか」ということの一端がわかる。
【概要】
●学校で教える文法
●英語は配置の言葉
●「イメージ」の理解
●英会話をどう学ぶか
【感想】
●2022年のNHK英語番組と同じような内容が書かれている。大西先生が広く理解してもらいたい内容なのだろうと思う。イメージを持つことの重要性について、興味をもって読むことができた。
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学校の英語では話せるようにならないとのこと。
確かに、中学から英語を勉強したけど、話せない。
イメージが大切。
それに、考えなくても、自然と口から出てくる語彙力をつけることも大切なんだろうな。
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英語の癖をつかみやすく案内してくれるラジオ英会話の講師の著書を見つけたので早速読んでみました。普段聞いてる番組の骨子を文字で読むことができてよかったです。
原著や論文を読むのに時短のために英語の語順で理解するようにしていたのは強ち間違いではなかったとわかったのも収穫でした。
一読で身についたとは言えないのでまた読み返したいと思います。