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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2022/04/27
  • 出版社: 人文書院
  • サイズ:22cm/702p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-409-51092-6
  • 国内送料無料

紙の本

弱者に仕掛けた戦争 アメリカ優生学運動の歴史

著者 エドウィン・ブラック (著),貴堂 嘉之 (監訳),西川 美樹 (訳)

アメリカ優生思想が暴走した背景には、「超越人種」の存在を信じた科学者たちと、彼らに莫大な資金を投資する財団や研究所があった−。診療記録から書簡まで膨大な資料をもとに、人種...

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弱者に仕掛けた戦争 アメリカ優生学運動の歴史

税込 8,800 80pt

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商品説明

アメリカ優生思想が暴走した背景には、「超越人種」の存在を信じた科学者たちと、彼らに莫大な資金を投資する財団や研究所があった−。診療記録から書簡まで膨大な資料をもとに、人種改良・人間改良の全貌を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】

アメリカ優生学運動が目指したものとは何だったのか?

ナチのホロコーストで膨大な数の人びとの生命を奪った優生思想は、アメリカにおいていかに暴走を始めたのか。背景には、「超越人種」の存在を信じ、地道に教えを説き奔走する科学者たち、そして彼らに莫大な資金を投資する財団や研究所があった。診療記録から書簡まで、厖大な資料をもとに当時の人びとの声を甦らせ、現代社会にも根深く息を潜める優生学の拡大をつぶさに追う渾身の書。


「今回、本書を邦訳しようと思ったのは、本書がこれまでのアメリカ優生学運動史のみならず、国際的な優生学運動史を塗りかえる内容となっているからである。(…)アメリカ優生学運動や戦前の国際優生学運動の全貌を解き明かすプロジェクトは、一人の歴史研究者では一生涯をかけても達成不可能な仕事に思われるのだ。だが、ブラックはこの遠大なプロジェクトを圧倒的な調査力をもってやってのけた。」(監訳者解題より)

第一部  豆の鞘(さや)から迫害へ
 第一章 山岳民の掃討
 第二章 進化
 第三章 アメリカ独自の生物学
 第四章 不適者を狩る
 第五章 人種学を合法化する
 第六章 断種合衆国
 第七章 産児調節(バース・コントロール)
 第八章 盲目
 第九章 雑種化

第二部 優生学による虐殺(ユージェノサイド)
 第一〇章 起源
 第一一章 英国の聖戦
 第一二章 優生学的帝国主義
 第一三章 優生学による虐殺(ユージェノサイド)
 第一四章 人種と血(ラッセ・ウント・ブロート)
 第一五章 ヒトラーの優生帝国
 第一六章 ブーヘンヴァルト
 第一七章 アウシュヴィッツ

第三部 新優生学(ニュージェニクス)
 第一八章 灰からの、その後
 第一九章 アメリカの遺産(レガシー)
 第二〇章 優生学から遺伝学へ
 第二一章 新優生学(ニュージェニクス)【商品解説】

目次

  • 謝辞
  • はじめに
  • 本文についての註
  • 第一部  豆の鞘(さや)から迫害へ
  • 第一章 山岳民の掃討
  • 第二章 進化
  • 第三章 アメリカ独自の生物学
  • 第四章 不適者を狩る

著者紹介

エドウィン・ブラック

略歴
〈エドウィン・ブラック〉1950年シカゴ生まれ。国際的なジャーナリスト。『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー作家。著書に「IBMとホロコースト」など。

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

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紙の本

この歴史は過去のものではない

2023/05/28 13:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る

「本書は日本語で読める「アメリカ優生学運動」の最初の通史」(監訳者解題)である。おぞましい人物たちの歴史でもあるが、優生学が恐ろしいのは、当人の主観としては悪意に基づくものではなく、また当時の社会常識において受け入れられたために、現在でも「偉人」見なされる人が少なからずこれに加担していたことだ。この歴史は過去のものではないし、過ちを繰り返さないためにも歴史から学ばねばならない。

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紙の本

優性思想の歴史は産-学-官連携の産物であった

2022/10/24 09:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る

現在旧「優生保護法」(1948)下での強制不妊手術が憲法違反であり、国家賠償請求を求める裁判が全国各地で提起されている。日本でも「不良な子孫の出生防止」という優生学的な考えに支配されていた時期があったわけだが、同時代各国でも同様の思想が広まっていた。この優生学的言説は、最終的にはアウシュヴィッツに至るナチス優生学・人種衛生思想とその非人間性を頂点とする歴史として捉えられていることが多い。これまでにも英米独他の先進国を対象に各国別の優生学の運動を扱ったものはあったが、断片をつなぎ合わせたものであった。参考文献などを含め700頁になるこの大著は、英国で発祥し、その後米国・ドイツと拡大していった優生学思想・運動の初めての通史的著作である。
大まかにいえば、階級制度維持のための英国発祥の優生思想が、移民社会米国に受け継がれ、人種問題を解決する方法として独自の発展を遂げ、ナチス第三帝国はその理論と方法を利用して一気にユダヤ問題の解決とアーリア世界を構築しようとし、その実現に近づきつつあったという歴史である。そのためナチス人種衛生思想が悪の頂点に位置づけられるが、本書を読めば実は米国優生思想が決定的に重要な役割を果たしていたということである。この視点は『ヒトラーのモデルはアメリカだった 法システムによる「純血の追求」』(ジェイムズ・ウィットマン みすず2018)で明らかにされていた。いわばナチ・モデルは米国モデルのコピーである。例えば、「金髪碧眼」というアーリア超人思想は、もともとは米国で生まれた考えである。ヒトラーの私的蔵書には、米国優生学思想の中心人物の一人マディソン・グラント著『偉大な人種の衰亡』があったが(「ヒトラーの秘密図書館」ティモシー・ライバック文芸春秋2010)、そこに登場する思想。「我が闘争」の主張の一部は受け売りだったのである。
本書は「アメリカ化」した優生学運動は「生物学的人種主義と強大な権力や富や階級の同盟」であったという特徴を明らかにした。カーネギー、ロックフェラー、ハリマン、ケロッグといった資本主義システムで築かれた富が、「慈善活動」として疑似・似非科学であった優生学の「科学」化のために惜しみなく注がれていく。米国で優生運動思想が頓挫した後には、何と第三帝国にその金が流れ込んでいったのだ。
米国では「不良子孫」は、将来社会福祉政策上の負担となり、国民の税金で支払われることになるので、「納税者訴訟」、納税者が「不良子孫」の出生防止を裁判で求める、といった方法や「不良子孫」を出生しないことを約束する「結婚保証金」、州外からの「不良な」移住者を「混淆」防止のため、もとの居住地・出生地に送り返す「州間追放」など極端な政策に走っている。最たるものは「Onedrop Rule」、すなわち黒人か否かを判定する基準として過去に遡って一滴でも黒人の血が入っていれば白人であっても黒人とする、というルール。ナチスもニュルンベルク法でユダヤ人判定基準を検討するにあたり、さすがにこのルールは行き過ぎだ、と採用していない。
断種は憲法に違反しないとしたバック対ベル(1927)連邦最高裁判決が出たものの、連邦制であるため、各州でバラバラに取り組んだために全国的に統一された運動にはならなかった。そしてヒトラー独裁権力下のドイツに優生学思想のリーダーの座を譲ったのである。
「アウシュヴィッツ」以後「優生学」は語れなくなったが、「遺伝学」「遺伝子工学」として命脈を保っている。DNAに関する情報を毎日見ることができる現在、遺伝情報による新たな「弱者に対する戦争」への警告は現実味を帯びている。

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