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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/07/17
- 出版社: 創元社
- サイズ:19cm/243p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-422-11709-6
読割 50
紙の本
河合隼雄と子どもの目 〈うさぎ穴〉からの発信
著者 河合隼雄 (著)
おとなは見ることができなくなってしまったものを「子どもの目」を通して取り戻す−。河合隼雄が児童文学について書いてきたものをまとめた書。子どもが主人公の物語を説得力ある言葉...
河合隼雄と子どもの目 〈うさぎ穴〉からの発信
河合隼雄と子どもの目
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商品説明
おとなは見ることができなくなってしまったものを「子どもの目」を通して取り戻す−。河合隼雄が児童文学について書いてきたものをまとめた書。子どもが主人公の物語を説得力ある言葉で読み解く。〔「〈うさぎ穴〉からの発信」(マガジンハウス 1990年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
1990年にマガジンハウスから刊行された『〈うさぎ穴〉からの発信』の復刊本。
河合隼雄は、児童文学を自らの生きる指針として読み、こよなく愛した心理臨床家の一人である。
臨床家としてクライエントと向き合う中で、著者は「たましい」との関係にしだいに深く気づかされていったという。目に見えず、ふれることもできない「たましい」の存在を、曇りなく澄んだ「子どもの目」ははっきりととらえることができる。だからこそ児童文学は、著者にとって生きる指針となりえたのである。
「たましいの存在について語るのは、ファンタジーという形がもっとも適している」。生き生きとした子どものまなざしは、豊かな感性の輝きを見いだすだけでなく、ときには身近な人の心の中に、言葉にならない深い悲しみをも読み取る。
1990年にマガジンハウス社から刊行された『〈うさぎ穴〉からの発信』の復刊本。子どものこころに温かく寄り添う、繊細で緻密な臨床家としての視点が、カニグズバーグをはじめ、エンデやケストナー、ギャリコ、また宮澤賢治や今江祥智、長新太、佐野洋子と、ファンタジーから絵本までの多彩な作品を、説得力ある言葉で読み解いてゆく。
「児童文学は、子どものためだけのものではなく、われわれが生きてゆく上で必要な深い示唆を多く含む。だから、若者や大人たちにこそ読んでほしいのだ」と言う著者に従って、子どもが主人公の物語を、いま一度読み直してみてはどうだろうか。【商品解説】
目次
- まえがき
- Ⅰ
- 読むこと・書くこと
- 「うさぎ穴」の意味するもの
- 児童文学の中の「もう一人の私」
- Ⅱ
- アイデンティティの多層性――カニグズバーグの作品から
著者紹介
河合隼雄
- 略歴
- 〈河合隼雄〉1928〜2007年。兵庫県生まれ。京都大学教育学博士。同大学名誉教授。元文化庁長官。日本の臨床心理学における第一人者。著書に「ユング心理学入門」など。
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