紙の本
たくさんのリストに酔っ払って、二日酔い!?
2021/01/23 16:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
実にたくさんのリストを一気に見て、少々混乱した。
著者らは、無類の本好きということもあり、また商いの途上でそのようなリストに頻繁に出会う機会があるらしい。私たちが目にするのは非常に限られた本のリストなのだと思う。出会いたいリストを見つけるには?そのあたりのツボをもう少し知りたいと思った。
この本は、すこしづつチビチビと楽しむのが良いようだ。
お酒と一緒で一気飲みしてはいけない!
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リストに並ぶ書籍の名前を見ながら、何のリストだかを想像するのが面白かった(当たらないけれど)。本を取り巻く文化史や人物とかの膨らみも面白かったな。
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図書館に新刊リクエストをして大変楽しみに待っていた本です。
まず私が見たのはどんな本がリストに入っているかです。
本文を読まずにリストを見ました。
二周くらい眺めてから本文を読みました。
でも、この本は、読んでいくうちにちゃんと本文から読んでいった方が面白い本だとわかりました。
というか、本のタイトルを眺めるのも悪くないですが、本文と合わせて読むのが面白い本でした。
「ミステリに描かれたブックフェアのリスト」は若竹七海さんの「葉村晶」シリーズに出てくるミステリー本のリストでは、「倒叙ミステリ・フェア」「骨ミステリ・フェア」「風邪ミステリ・フェア」の三つが紹介されています。
若竹さんの作品は未読なので、読んでみたくなりました。
「獄中で読む本のリスト」は以前に読んだ記憶のある堀江貴文氏の『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役に立った』からのリストです。やっぱり時代を読みたいという氏の空気感が伝わってくるリストでした。
「向田邦子が選んだ食の本リスト」は向田邦子さんが選んだ「食いしん坊に贈る100冊の本」からのリスト。
「タイトルで読みたくなる本のリスト」は正木香子さんが、思わず「ジャケ買い」してしまう作家のひとりの串田孫一さんの本のリスト。タイトルを読んでいるだけで私も幸せな気持ちになれました。
著者筆頭に名を連ねられている南陀楼綾繁さんの「大学一年生の時の読書ノートのリスト」なども本好きな方が好みそうなタイトルが並び面白かったです。
他にもまだまだ色々なリストがあり楽しめました。
この本はどちらかというと、自分の読みたい本を探すブックガイド的な本ではなく、リストの書名とそれを作った人の関係性を楽しむ本だと思いました。
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文字通り本のリストでした。
「マンガの中の本棚に描かれた本のリストたち」
「刊行しなかった本のリスト」
「ある古本屋の架空図書のリスト」
「大人になってから読んでよかったと思う本のリスト」
等々。
活字で見るのと本棚の写真を見るのとでは全然違うなぁと読みながら思っていました。
別に、本棚の写真が載っているわけではないですよ(笑)。
私ならどんな本のリストを作るだろう…。
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内容は面白いんです。でも挫折!フォントが小さすぎて読むのがしんどいので、数ページ読んで諦めました。あえなく返却!キーッ!ああ悔しい。情報量たっぷり、リストの中身も興味津津。それなのに!ああそれなのに!見ずらいって致命的な……。いえいえ、メガネ新しいの作んないでいる私が悪いんですよ。感想書くのも、勿論本文読んでる間も、読書って最高なのに、何読もうか迷う時とか、これ面白そうって、気になる本の情報メモる時って、期待値ある分、更にワクワク最高じゃないですか?!その、最高の瞬間を、私独りで覗き見られるというのに。人生最大のイイところなのに!
うーーー。読むのきつくないって皆さんは、絶対読んでくださいね。美味しいに決まってるんですから、ね!?
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本のリストとそのリストに対する読み物を集めた本。思ってたより読み物部分に関するウェイトが大きい。もうちょっとリストが欲しいと思ったけど、書籍としてはこれぐらいのバランスが良いのかも。リストもそうだが読み物部分も楽しい。
本のリストが大量にストックされているWEBサイトがあると良いな。
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一定レベル以上の本好きであれば、読んでみたい、棚に並べたい、集めてみたい、といった気持ちを持って、本のリストを眺めたり、読んだり、さらには自分で作ってみたりと思うのではないだろうか。
本書は、五人の著者が本のリストを巡って寄せたエッセイ集である。
まずは、「私を作った10冊の本のリスト」として、各人がお気に入り本とか、血肉になった本といった体の、前置き的な紹介から始まるが、そこからは、
「名曲喫茶に積まれていた本のリスト」
「マンガの中の本棚に描かれた本のリスト」
「獄中で読む本のリスト」
「版で書体が違う本のリスト」
「昭和二十年代のガリ版雑誌に掲載されたリスト」
「ランボーがアフリカで母親にせがんだ本のリスト」
「戦没学生たちの手記に残された本のリスト」
等々、50近いテーマが取り上げられている。
掲載されている一冊一冊の書名の内容についての興味ももちろんあるが、リストのタイトルと併せて見ていくと、そのコンテキストとの関わりで、さらに想像が膨らんでいく。
こうしたリストの常として、読んだ本が有れば嬉しいし、知らない本であれば、どんな本なのか知りたく思う。また、5人の書き手なので、かなり専門的なものから絵本まで、バリエーションに富んでいて、大変楽しい気分になれる。
いわゆる必読本、ベスト本は多々あるが、ありそうでなかった類の本で、読書家、愛書家には、いいプレゼントである。
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本の虫と言っても過言ではない5人の著者が、お互いの思いを込めた本のリストを紹介し、そこに文章・物語・エピソードを付けたエッセー集。リストにあがってきたタイトルや並べ方、選ばれ方から読書欲を引き出される本。
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いやぁ、図書館で予約して手に入れたけど、
世界は本で満ち溢れている、
わたくしごときですが、一昨日ブクログ記念すべき一年を迎えました。
本日367日。お世話になりました。またこれからも。
ですから一年で180冊.
10年でも1800
とてもとても読めない。
リストのタイトルだけでも魅力的。
南陁桜綾繁
書物蔵
鈴木潤、
林哲夫
正木香子
これら五人の方々が言葉をよせてる。
そりゃ垂涎物ですね。
パッと見ても
向田邦子が選んだ食の本のリスト
漱石が英語を学び、教えた教科書のリスト
大人になってから読んで良かったと思う本のリスト
ハリーポッターの次に読みたい本のリスト
なかなか興味深い本ばかりで
あーどうしましょう。
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寝ても覚めても本を手放せない好事家が編んだ〝本のリスト〟を披露したエッセイ集です。例えば「大人になってから読んでよかったと思う本のリスト」は、子どもの頃に読んで好きだった物語を、大人になって読むと感じ方が違う。本は何も変わってない、変わったのは自分だと気づかせてくれる、そんな本が沢山あればリストアップしてみたらどうかな。ということで出来上がった本のリストのメニュ-は48本、リストに挙がった本の総数は1000冊を越えています。なかには「刊行しなかった本のリスト」や「失われた本のリスト」なんてのもあります。
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「本のリスト」がテーマの、五人の著者によるエッセイ集。
・私を作った十冊の本のリスト・・・南陀楼綾繁、書物蔵、鈴木潤、
林哲夫、正木香子の五人の著者の自己紹介を兼ねたリスト。
1 所蔵された本たち 2 実在しなかった本たち
3 活用された本たち 4 設計された本たち
5 薦められた本たち 6 記録された本たち
7 出版された雑誌たち 8 探し求められた本たち
『本のリストの本』の全リスト
本のリストとエッセイでの、構成。
書誌情報や出典が入ることもある。
カラーとモノクロの本関係の画像が要所を引き締める。
「本のリスト」がテーマの、エッセイ集だが、著者は名うての
本の虫五人。ブックイベントに関わるライター、
元・図書館出納手の古書コレクター、子どもの本専門店店長、
装幀も手掛ける画家、活字や写植の書体に魅せられた文筆家。
彼らの専門や特性、趣味により選ばれた本のリストは全48!
自分のためのリスト、“誰か”のための本のリスト、
坂本龍一の本本堂の未刊行図書目録、架空図書目録、
様々な雑誌のリスト、フォントや手書き文字が魅力の本たち等。
版で書体が違う本のリストなんてのもあります。
エッセイは謎解きのようで面白いし、リストを見れば納得。
合間にある本関係の画像で、ちょっとした休憩モードに。
自分の読んだ本や蔵書があったりすると、嬉しかったです。
お腹いっぱいに堪能させていただきました。ごちそうさま(^^♪
そういえば、かつて司書だった頃、いろいろリストを作成した
ものでした。卒業する子たちにお勧めする本のリスト等。
栄養士さんとコラボした、給食で味わうメニューのある本の
リストは、選ぶのが楽しかったなぁ。
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今の自分にとって、リストとは何だろう。検索サイトの"あなたへのおすすめ"かもしれないし、"この商品のレビュー"もその一種と言えるだろう。
どちらにせよ、現在自分の目に触れる身近なリストは、検索結果や閲覧履歴など何らか自分の嗜好の周辺に限られ、視野を狭めているのではないか。
本書に登場するリストは「本」のくくりはあれ、そのテーマは"架空の本"から"ランボーがアフリカで母親にせがんだ本"まで、自分の思考とは全く相容れないものばかりである。
巻頭に、"目的を持たずに本屋や図書館を逍遥する気分に似る"と記されているが、300ページの中で、広大な本の宇宙を旅する気分にさせてくれる、そんなお得な一冊。
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本好きの人は、誰でもみんな「本のリスト」が好きである。本書では、本を愛してやまない5人の著者が、さまざまな時代、さまざま場所に存在した「本のリスト」を見つけて、歴史や雑学や個人的な体験と共に紹介する。本棚を見ればその持ち主の人となりが分かるというように、本書で紹介するリストは多様な物語を内包している。それぞれのリストを眺めて、タイトルの行間に物語を想像しながら読み、一冊の本が持つ意味の広がりとドラマ性を楽しんで下さい。
本好きが選んだ本のリスト。
なるほど、そういう切り口がまだ残っていたか・・とはいえ、紹介されている本を実際に手に取って読むかと言えばかなり敷居の高い本や逆にマニアックな本が多いので、私のような読者には不向きかも。
週刊誌でも、「私のお勧め本10冊」みたいな企画をよく見ますが、人間の悲しい性なのか、かなり背伸びした(と思われる)選定をするのは、少しでも「偉い」「人とは違う」感を出したいがゆえに、当人にとって本当に面白かった本を後回しにする傾向があると感じるのは私だけでしょうか?
こうした、素人の書評コラムでさえ、なぜか無理して褒める傾向が強く(気がする)、逆に、批判的な内容の方が本音が見えて信用できるというのが私の見立てです。
読書への私の基本方針は、
一生に読める本は時間的にも限られている⇒それなら自分の趣味嗜好に合った本をできるだけ読みたい⇒そのためには、自分が感動した本を勧める感性の近い読書家の選んだ本を重点的に読む
この流れで言えば、残念ながら本書は私にとっては畑違いのリスト本でした。
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ブクログで登録されている方を見かけて何となく気になり、図書館で予約待ちして読んだ。「これはマニアックな世界を覗いてしまった〜!!」というのが率直な感想。
5人の著者が、代わるがわる様々な観点での「本のリスト」を掲載している。
本を読むのが好きだけど過去刊行された本の数々に詳しくない私からすると、難しいような項目も多かったけど、そういう頁はさらっと流し見。それでも十分楽しめる内容だった。タイトルからわかるけど、図書館で借りるより買って手元に置きたい本。
「タイトルが同じ書体の本のリスト」や「獄中で読む本のリスト」まであり面白かった。鈴木潤さんの色々なリストや本文を読んで、絵本や児童文学をもっと読みたいと思った。「よく売れる本がいい本とは限らない」とは確かに、実感を持ってそうだよなーと言える。評判に流されずに、自分で自分だけのお気に入りの本を探していきたい、もっと本を読みたい!と思わせてくれる本。
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自分の知らない本だらけ。この中から興味の湧くリストを作る。それを図書館で予約。日本の地方都市故、図書館にも無いものが、いっぱい。まぁ仕方ない。あるものだけ。さて、途中で挫折となるものが多いかも。