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商品説明
初老の鬼塚は喫茶ラウンジで初対面の中峯に声を掛け、鞄から檜の木箱を取り出すと、中にいる人物の姿と魂について語り始め…。思い出深い人物への好悪の感情と不可思議な行動を描いた心理小説。【「TRC MARC」の商品解説】
初老の男・鬼塚は年齢のためか、未来に望みを見付けない。過ぎ去った昔に出会った人と自分との関係を何度も思い出す。そのような人々について、懇意にしている僧の能力により魂や姿を木箱に収め、眼前に蘇らせることが出来ると言う。ある日、鬼塚は喫茶ラウンジで偶然知り合った男・中峯に木箱を見せながら、思い出深い人物9人との出来事や木箱の扱いなどを悲喜こもごもに語る。その語りに中塚は引き込まれ、ひとりの老いた男性が心の中に大切にしている思い出の深さを感じ取る。【商品解説】
目次
- 中峯純二、鬼塚?一郎を知る/不思議な女の子/小学校高学年の頃/鬼塚の交遊と職業/思い出深い中学二年生時の学級担任/果たして親しい女友達だったのだろうか/職場での悪戦の日々/鬼塚、新しい職務を与えられる/新人を装う同僚/勤務時間に反対運動する二人/鬼塚との出会いに望みを託す中峯純二/終章〈ほらほら、これが私を高めてくれた人だよ〉
著者紹介
加納 劼
- 略歴
- 1947年、大阪市生まれ。関西外国語大学・大学院修了。大阪府立高校教諭定年退職。日本ペンクラブ会員。「ボクの世界」(関西文学1982年3月号)、「親父の年頃 高橋三千綱考」(大阪文学散歩・関西書院1990年)、『根来から京へ』(文芸社・2008年)、『土の矢羽根―混乱の室町期を逞しく生きた男』(風詠社・2018年)、『風鐸と緑の風―覚鑁上人に魅せられて』(風詠社・2019年)
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