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紙の本
しびれる短歌 (ちくまプリマー新書)
恋、食べ物、家族、動物、時間、お金、固有名詞の歌、トリッキーな歌…。さまざまな短歌について、その向こうの景色や思い、時代性を語る。ふたりの歌人による楽しい短歌入門。【「T...
しびれる短歌 (ちくまプリマー新書)
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商品説明
恋、食べ物、家族、動物、時間、お金、固有名詞の歌、トリッキーな歌…。さまざまな短歌について、その向こうの景色や思い、時代性を語る。ふたりの歌人による楽しい短歌入門。【「TRC MARC」の商品解説】
恋、食べ物、家族、動物、時間、お金、固有名詞の歌、トリッキーな歌など、様々な短歌を元に歌人の二人が短歌とは何かについて語る。短歌の本質がわかる!【商品解説】
目次
- まえがき
- 第一章 やっぱり基本は恋の歌
- 僕らの頭の中は「繁殖」と「恋」の二重性で混乱している/あえて女性の肉体を誇示した与謝野晶子はすごい/「している」自分の身体をモノとして見る苦さ/繁殖のために恋してるわけじゃないという意志が見える/脳内に溢れる相手に対する妄想/男の歌には後ろめたさや苦さがない/昔はもっと恋愛ばっかり詠んでいる人がいた/ものすごく美味しいものを紙皿で食べてるみたい/でもなんで、上から目線なんでしょうか/恋の歌と食欲の歌は混じる/何の欲をどれくらい恥ずかしいと思うか/食欲と性欲が重なる感じは男女差がないのかも
- 第二章 食べ物の歌には魔法がかかっている
- 食べ物は対人関係と結びつく/微妙な距離を測っている
- 第三章 いまがわかる! 家族の歌
- 優しい、可愛い、愛しい、母や妹/衰えた親をしみじみと見る/お父さんは謎の存在/脳内の思考が漏れ出ている/お父さんより娘のほうが大事/お母さんは怖かった/家族だから除菌しなくてもいい/マッチを擦らない世代、キッチンで何かを食べる母/妻が夫を詠んだものはすごい/夫婦の間で微妙にズレがある/実際には妹がいなくても歌を作っている/夫婦ってホラーだ
- 第四章 イメージを裏切る動物の歌
- 人間には計り知れない動物の世界/短歌には素敵バイアスがある/プロの歌人の歌には文体がある/奇想の歌というのもある
- 第五章 人生と神に触れる時間の歌
著者紹介
東 直子
- 略歴
- 〈東直子〉1963年広島生まれ。歌人、小説家。「いとの森の家」で坪田譲治文学賞受賞。
〈穂村弘〉1962年北海道生まれ。歌人。「鳥肌が」で講談社エッセイ賞、「水中翼船炎上中」で若山牧水賞受賞。
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紙の本
『しびれる短歌』
2019/06/05 19:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代短歌界をリードする二人の歌人が、短歌について縦横に語り合った風変わりな入門書
《わざわざ言葉を型にはめてコンパクトな詩型にしたのに、それを何時間もかけて語りあって読み解こうとするなんて、なんとも奇妙で、非効率的なことだと思います。でも、なんというか、その奇妙で非効率的なことが楽しくて仕方がないんです。》──東直子「あとがき」より
読者対象を中高生や学生に限るのはもったいない一冊はプリマー新書から
書中に見つけた“しびれる”短歌をいくつか
年下も外国人も知らないでこのまま朽ちてゆくのか、からだ 岡崎裕美子
ほんとうはあなたは無呼吸症候群おしえないまま隣でねむる 鈴木美紀子
午前2時裸で便座を感じてる明日でイエスは2010才 直
奥村は源泉徴収でボーナスの四分の一を国に取られた 奥村晃作
るるるるるるるるるるるるるるるるるどれがあの子の乗る一輪車 eh
紙の本
しびれる(?)短歌
2020/01/09 21:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
穂村弘氏と東直子さんの対談です。短歌愛好家なら必読でしょう。
ただ、『しびれる短歌』という書名については、読めば読むほど疑問に思いました。斎藤茂吉や塚本邦雄を読んでいるときの方が、余程しびれたからです。
すると、最後の方に、
穂村「最近の歌のほうがリアルではあるんだけど、でも身も蓋もなさ過ぎて」
東「陶酔できないよね」
とあり、私自身が、『陶酔』を『しびれる』と思っていたことに気づかされました。
しびれる短歌が陶酔できる短歌とは違うことを思い知らされました。
紙の本
ぼんやりと短歌がわかる
2021/07/30 11:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はまのなまけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
東直子、穂村弘という2人の歌人が、現代の短歌をとりあげて、あれこれお話をしている。
とりあげられる短歌のなかには、こんなことまで短歌にするのかという生々しいものもあれば、よくわからないものもある。そんなときには、二人のお話が参考になる。
後半に歌人として活動するにあたって、結社への所属と歌集の出版が必要なことを知るくだりがある。
短歌というのは、一首詠んでおわりというのではなく、短歌のコミュニティにそれを投じて、そこからあれこれ語られてというプロセスを含んで作品として成立するのかなということを感じた。
ちくまプリマー文庫という中高生をターゲットにした新書にしては難しいというか実感を持てないもののような気もする。
紙の本
もーれつア太郎
2020/08/21 20:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井端隕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「しびれる短歌」?もーれつア太郎か?←古いねどーも。
若手からレジェンドまでくまなく良い歌ばかり紹介されています。
これから短歌を作ろうか、の方にオススメ。
もちろん、実作者のあなたにも。
紙の本
多彩多様
2019/01/26 08:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaz_p206 - この投稿者のレビュー一覧を見る
音数というしばりの中、時代や作者によってこんなにも歌は多様化と。個人的に最近の歌は現代アートを観た時のようになんだかついていけていない。また時代がすすめば、平成の終りは...と語られる日がくるんだろうなぁ。