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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.10
  • 出版社: TBSブリタニカ
  • サイズ:19cm/262p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-484-98115-7

紙の本

ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本

著者 ラフカディオ・ハーン (著),鈴木 あかね (訳)

来日前の10年間を過ごしたニューオーリンズで出会ったクレオール文化。そこでハーンが集めた膨大なレシピをまとめ、余り物を上手に使う、異国情緒あふれる家庭料理400種を紹介。...

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ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本

税込 1,870 17pt

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商品説明

来日前の10年間を過ごしたニューオーリンズで出会ったクレオール文化。そこでハーンが集めた膨大なレシピをまとめ、余り物を上手に使う、異国情緒あふれる家庭料理400種を紹介。ハーンの挿画も収録する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ラフカディオ・ハーン

略歴
〈ラフカディオ・ハーン〉1850年ギリシャ生まれ。イギリス人文学者。90年に来日し、後に日本に帰化した。著書に「知られぬ日本の面影」「怪談」など多数。1904年没。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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紙の本

ニューオーリンズ時代のハーンを知るには…

2009/08/30 15:20

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うみひこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本は、ハーンが敏腕新聞記者として名を馳せ、
最初の結婚をしたンシナティを離れ、
ただ一人、空手でやって来たニューオーリンズで書かれたものだ。
最初のうち、ハーンは、この町で再び貧困にあえぐはめになり、
さらに、その中で貯めた金で料理店を開こうとして相棒にだまされて、
たった20日で店を閉じたりしている。
やがて、アイテム紙というとても小さな新聞社に職を得て、
コラムを書き、挿絵を描き、
その小さな紙面を自分自身の筆で大きくする迄にいたった。
傍ら、ゴーチエの小説を翻訳し、出版した。

 工藤美代子著『ラフカディオ・ハーン漂泊の魂』では、
この土地で、ハーンは、社会面を描く新聞記者から
文学的志向へ変身していったと指摘している。
そして、この土地から、
ハーンの本当の漂泊が始まったのだとも言っている。

 その時代を表す文学作品、というものがないので、
今までこの土地の意味を見逃してきていたのだが、
この書物によって、その片鱗を見ることができた。

 この料理本は、元はニューオリーンズでの博覧会を目当てに、
3冊の本を出版しようと企てたものの1冊だという。
その他の2冊は、ハーンがクレオールのことわざを集めた
『ゴンボ・ゼブ』と、
ハーンが一部寄稿した『クレオールガイドブック』
結局博覧会には間に合わなかったらしいが、
翌年の1885年に出版され、
なかでも、この料理読本が一番売れたらしい。

 この書に於いて編者は、料理のレシピの抄訳の間に、
『ゴンボ・ゼブ』の料理に関係のあることわざと、
ハーンがアイテム紙に連載したコラムやカットを
抜粋して載せている。
つまり、当時のハーンが書いたものを、
挿絵も含めてみることができるという贅沢な1冊なのだ。

では、まず、そのレシピの構成をご覧に入れよう。 

はじめに
魚料理
冷製肉とその盛りつけ方
獣肉・鳥類・鹿肉料理のためのソース四五種
アントレ
羊肉・牛肉・ハムの料理
鶏・鳥類・鹿肉料理
野菜料理
卵料理(オムレツなど)
サラダとつけあわせ
ピクルス
パンとイースト
ラスク、ドーナツ、ワッフル
ケーキとお菓子
デザート
プディング、ぱい、ミンスミート
ブリザーブ、シロップ、ゼリー
果物のブランデー漬け、果実酒やリキュール
病人や病み上がりの人のための胃腸にやさしい料理
コーヒー、お茶、チョコレートなど
キャンデーとクリームドロップ
傑作編
料理の心得
家事の心得

 一見、至れり尽くせり、のような内容なのだが、
実は、とても奇妙なレシピ本なのだ。
まず、分量が明記されていない。
そして、現在の日本では、まるきり手に入らない食材や
(丸ごとの亀!)その裁き方が書かれている。
量も半端ではなく多い(1リットルの牡蠣!)
火加減についても同様で、
石炭を使った後、松を一切れ追加、
なんて指示には従いようもない。
最初は読みながら、愕然としてしまった。

やがて、料理の名前に
「とてもおいしい…の作り方」とか「絶品」
とかいう付記がしてあるものが多いのに気づいた。
レシピの文章が、ハーンが主婦から聞いたそのままの口調なのだ。
ハーンの民俗学的志向をそこに読み取るのもいいだろうが、
何より、ユーモアの感覚を感じて、
読みながら、愉快になってしまった。

さらに、最終章の「家事の心得」を説くハーンときては、
何だか、キツネにつままれた思いがしてくる。
そこに書いてあるのは、
「合成洗剤の作り方」とか、「ツタの室内装飾利用法」なのだが、
この町特有の生活法を
ハーンは記録したかったのではないだろうか。
 
 それでも、レシピの羅列など退屈だと思う人は、
終章近くの「傑作編」から、読み始めるといいだろう。
ミントジュレップなど、今でも使えるカクテルのレシピなどの中に、
思いがけないものを見つけることができる。
それは、「パン屋風グランブリュレ」のレシピ。
ブランデーを注ぎ火を点けるところで、こう書かれている。

「ほのかな光に照らされた客の様子は悪鬼のように見え、
 にぎやかな雰囲気との好対照を示す。
 一瞬の静寂。
 一人一人が口を閉じ物思いにふける。
 と、次の瞬間…」

パーティの席上の人々を、
悪鬼と描くハーンの筆に後々の姿が垣間見られないだろうか。

 さらに、編者が選んだコラム、
「タルタルソースの作り方」では、こうある。

「第一の方法、若いタルタル人を捕まえる。
 老いたものは歯触りが悪いし汁気が少ない…」

この奇妙な残虐性に満ちたユーモアに、
やはり、この地で、ハーンが己自身の姿を見出し始めた
という思いがしてこないだろうか。
 
 さらに、各章ごとにある数々の挿絵の版画に注目して欲しい。
伝記などに載っているハーンの自筆の絵は、
『怪談』の作者らしいおどろおどろしいものや、
ユーモアと怪奇が入り交じった物が多かった気がする。
けれども、この書に載せられているものは、素朴で優しい。
また、クレオールの服装や生活習慣の特徴などが表されていて、
ハーンの民俗学的傾向を感じさせる。

 最後に、この数多くのレシピの中で、
私が特に気に入ったものを二つ程簡単に書いてみよう。

「スイカの皮のブリザーブ」

スイカの外側の堅い皮を星形や月形に切って、
ミョウバンやブドウの葉(どこで、手に入れればいいのだろう?)
と一緒に煮る。
固くなったら、シロップに入れて、透き通るまで煮る。
緑色の皮には生姜を黄色い皮にはレモンを入れて香りを付ける。

「ルイジアナ・オレンジフラワー・マカロン」

オレンジの花びらをカップ1杯摘んできて、
白砂糖2ポンドに、はさみで切って入れて、
泡立てた卵の白身7個分に混ぜて焼く。

 きっと、両方とも実際に作ることはできないだろうけれど、
何だか夢の中の食べ物のようで心が引かれてしまうのだ。

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紙の本

この本の存在だけで価値あり

2001/02/15 16:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ミオメロディ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本はアメリカ本国ではもう稀覯本ではないのでしょうか。この翻訳が出たことに驚いた。もう絶版になって久しい本間千枝子の「アメリカの食卓」というエッセイに、彼女が苦労して原書をようやっと手に入れる下りが書かれてあるのだ。ということで、存在だけで価値あり。

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2004/11/01 20:21

投稿元:ブクログ

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2006/11/15 14:22

投稿元:ブクログ

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