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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/01/21
- 出版社: 東京創元社
- サイズ:19cm/232p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-488-02795-7
読割 50
紙の本
月虹の夜市 日本橋船宿あやかし話
著者 折口真喜子 (著)
探しモノをしている片目片足の小僧、蹴鞠の可愛い神様たち…。不思議な力をもつ女将が切り盛りする船宿「若狭屋」に、今日もまた妖しいお客が−。江戸を舞台に描く、あやかし奇譚第2...
月虹の夜市 日本橋船宿あやかし話
月虹の夜市
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商品説明
探しモノをしている片目片足の小僧、蹴鞠の可愛い神様たち…。不思議な力をもつ女将が切り盛りする船宿「若狭屋」に、今日もまた妖しいお客が−。江戸を舞台に描く、あやかし奇譚第2弾。心あたたまる8つの話を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
江戸は浅草川に浮かぶ島、箱崎。多くの船や荷が行き交うこの地の川辺で、お涼は女将として小さな船宿を切り盛りしている。父親譲りの見えてしまうたちのせいか、面倒見の良い人柄からか、お涼はいつのまにか集まってくるあやかしたちの世話をつい焼いてしまうのだった。探し物をしている片目片足の小僧、小さな蹴鞠の神様たち……。あちらとこちらの世界をつなぐ不思議な船宿を舞台に贈る、愛おしいあやかし譚。待望のシリーズ第二弾。【商品解説】
収録作品一覧
小正月と小僧 | 5−29 | |
---|---|---|
約束 | 31−55 | |
月虹の夜市 | 57−86 |
著者紹介
折口真喜子
- 略歴
- 〈折口真喜子〉鹿児島県生まれ。「梅と鶯」で小説宝石新人賞を受賞。受賞作を収めた「踊る猫」でデビュー。ほかの著書に「恋する狐」「おっかなの晩」がある。
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守られて生きる
2020/03/23 22:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スカイブルー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は『おっかなの晩』の続編にあたる。先の作品の方で、神とお涼さんとの直接の関係が判明するため、先の作品から読んだ方が、本書に入りやすく、より面白く読める気がする。
先の作品ではぼんやりしていたお涼さんの父親の甚八や、銀次の過去が本書では明かされている。
題名の作品に描かれる蹴鞠を巡る幻想的な話もいいが、私的には「痣」が気に入った。心にじんわりくる話だ。お涼さんが守られて生きているのを感じる。それはきっと私たちにも当てはまるはずだ。
私たち人間は、自然に生きる多くの生物や眼には見えない何かに囲まれて生きているんだなと考えさせられる。お涼さんたちの真っ直ぐな純粋さには、読んでいて癒された。