コーチ

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警察物語を書かせたら著者堂場氏がピカイチだ。最後の最後まで読者を引きつけてはなさない。それだけではない読後直後はニヤリ！としてしまう。

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前半、先輩に鍛えられた刑事たちが後半で終結して成長した姿を見せる。ベタな展開だけどダメダメ時代を知ってるだけに感情移入できる。このパターンでの続編に期待したい。

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ジャンルは警察人情小説？なかなか面白かった。能力がありながらも伸び悩んでいる若手刑事3人。そこになぜか人事課からやってきた向井巡査部長。一見冴えない風体ながらも、的確に若手をコーチしてくれる向井。時が経ち、ある事件発生から3人と向井が再会するが...。第1部までは『教場』に少し似てるな～という感じであまり新鮮味はなかったが、2部からはガラッと雰囲気が変わって読むスピードアップ。最後まであっと驚くような展開ではないものの、地道で緊迫感のある描写に興味が湧く。作中に「悪い刑事」が出ないので安心して読めた。

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【収録作品】第一部　第一章　見えない天井／第二章　取調室／第三章　尾行／第二部　第一章　現場／第二章　難航／第三章　過去
　第二部は向井の謎がメインで、オーソドックスな展開。むしろ、第一部のコーチングが興味深い。

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悩む警察官達の前に現れて助言をして消えていく「コーチ」。
その謎を解く2部構成。

めっちゃ面白かった。
2部で短期間に成長している面々がかっこいい。

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数多の警察小説は読んでいるが、コーチ役の刑事が主人公の小説を初めて読みました。
第二部では”教え子”達がコーチを慮り随所に成長を感じられ爽やかな読後感であった。

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【あらすじ】
ひたむきな姿勢で順調にキャリアを築いてきたが、プレッシャーと周囲の関係に悩む女係長。取り調べのスペシャリストを目指すがうまくいかず自信を失いかけている刑事。尾行で失敗が続き焦る刑事。そんな三人の元へ一人の男が送り込まれた。人事課所属だというこの謎の男は、かつて培った経験と人脈から三人を導き、エースへと育てていく。その後、晴れて捜査一課所属となった三人は、それぞれがこの男と似たような関わりを持っていたことを知り、男の正体を探り出す。そんな中、女子大生が暴行され殺される事件が起きたことをきっかけに、三人は男を囚われている過去から救い出すことを決意する。

【感想】
警察という組織で働く人間のドラマに焦点をあてているので、警察小説だからといってサスペンス色の強い展開を期待すると後悔するかもしれない。現実でもよくありそうな事件を取り扱いつつ、前半では三人の刑事の成長を、後半では恩返しとして謎のコーチをなんとか救い出そうとする彼らの人情味ある展開が待っている。書店で帯を見た時に、謎の男という謳い文句が推されていたので、得体の知れない不気味な男が腹の中に思惑を抱えて暗躍でもする話かと思っていたら、とても素直な話だったので肩透かしを食ったような気分に。ただ、警察小説自体は初めて読んだので、捜査の流れを追っていくだけでも、よくあるサスペンスドラマを見るだけでは拾いきれないディティールがありありと想像できて、リアルな捜査を見ているようで楽しかった。警察24時的な。

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設定は斬新で面白かったけど、取り扱う事件が単純であまり深みがなく、向井にもそれほど感情移入出来なかった。
堂場さんの作品への期待度が高すぎたかな。。

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タイトルから堂場さん得意のスポーツ物かと思ったら、刑事ものやった。刑事にも優秀なコーチがいるって云うのはちょっと斬新。後半の事件はちょっと物足りないところもあるが、その設定と、前半の3人へのコーチ振りがなかなか良かった。これはドラマにしても面白そう

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124久しぶりにこの作家本来のキレというかスッキリした結末で読んでて楽しかった。最近はモヤモヤする展開が多かったからね。次もこの調子でお願いしますね。

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『コーチ』のタイトルから、堂場瞬一さんのスポーツ小説？と思いましたが、本の装丁は警察小説…
でも、堂場瞬一さんの本なので面白いはず。
と、手にした一冊。

期待されながら伸び悩む若い刑事たち。
キャリア組で将来を期待され、”女性刑事”と言われる重圧に悩む益山瞳。
有名俳優の取り調べに苦戦する所貴之。
尾行に失敗して悩む西条猛樹。
彼らのもとに、警視庁・人事二課から送り込まれた向井幸太郎。
彼の役目はまさに”コーチ”。
向井と出会い、一緒に現場で働くことで、三人はどう変わるのか…

面白かったです！
２部構成になっていて、第１部では益山瞳、所、西条、三人がそれぞれ向井と出会ったことで
成長していく物語。
第２部では、経験を積み、所轄署から本部に戻り、出会った三人が向井の過去を調べ始め…

第１部のような、”コーチ”としての向井をシリーズ化してほしい。
と、ちょっと思いました。

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一気に読み終えた。元々読売新聞の記者だったと思われる筆者なら、組織人事の不透明さは経験済みと思われるが，それにしても手触り感ある表現に引き込まれた。
リーダーは自分から動いてはいけない。というのをわかりやすく説くビジネス書のようだ。

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人事2課に所属しながら若手の指導を短期間行うコーチが過去の捜査への思いを晴らすために捜査一課に復帰するまでの話

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タイトルからスポーツ絡みの物語かと手を出していなかったのだが、文庫化の案内を読み、ミステリだとわかったので図書館から借りました。

前半と後半に大きく分かれているが、舞台も登場人物も繋がっている。
若手の三人の刑事たちと、コーチとして派遣されてくる年長の警察官。
過去の事件と現在の事件が絡まり、面白く読めました。