紙の本
旧訳と印象はあまり変わらない
2021/11/04 11:05
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投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新訳版であるが、前の翻訳版に比べて印象はほとんど変わらなかった。これを読むと最近の007シリーズは戦闘シーンが多すぎると思った。
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新米00ナンバー
2020/12/01 15:17
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
若き日のジェームズ・ボンドの、プロフェッショナルに徹しきれてない姿は貴重です。冷戦当時の緊迫感や、世界情勢も懐かしいですね。
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意外でした
2021/12/03 06:58
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投稿者:ぽんぽこ仮面 - この投稿者のレビュー一覧を見る
井上一夫さんの訳を昔読んだけど、久しぶりに再読して意外な面白さがありました。ボンドが自分の職業について思索するところとか、なかなか文学的だなあと思いました。
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ボンド君も登場当初は地に足の着いた人間で、スーパーヒーローではなかった、と。
Qも出てこないし、アストンマーチンにも乗らないし、拳銃もワルサーPPKではないし。
第2次大戦の従軍歴ありで50年代前半の物語、「史上最大の作戦」のショーン・コネリーより「ナバロンの要塞」のグレゴリー・ペックの方が似合っているような気が。
しかし、最後のメロドラマはどうにもテンポが悪くて、アクション映画向きではありませんわな。
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初フレミング。一番問題の訳は新訳ということで悪くなかった。世界一有名なスパイ、ジェームズ・ボンド初登場作。まるで洋画を観てるように、いろんな場面(カジノでのバカラと“ある”出来事、カーチェイスに○○…等)が眼前に現れました。大変スリリングで面白く読めました(^^ 星三つ半。
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すっきりしてるなー! あのころ、世界は単純だったのだな。男はマッチョで女はセクシー、敵はソ連で、ごちそうはシャンパンとキャビア。んで…なんとも魅力的だわ。
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実は007の小説を読んだのは初めて。映画の「カジノ・ロワイヤル」(2006年)はお気に入りの作品であり、その原作を読んでみた。シリーズ最初の著作であり、ジェームズ・ボンドのキャラ付けが強烈である。そして、やはり007はカッコいい。今となっては女性差別と言われかねない女性の扱い、拷問に屈しない強靭な肉体と精神力、豪奢なホテルに高級車、当時の男の欲望を単純に満たすかのような内容はスカッとする。本作品では、ソ連のスパイであるシッフルが007のターゲットとなる。シッフルは大金を使い込み、それがばれる前にカジノで一儲けして穴埋めしようとするが、007は逆にシッフルをカジノで負けさせることで事を表沙汰にしてソ連のスパイ組織の弱体化を狙う。ボンドガールのヴェスパーの行動も怪しく、ボンドが結婚を決意したものの悲しい結果となる。想像通りのストーリー展開なのだが、それが作品の安心感となっている。
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007処女作。カジノでの緊張感溢れる、勝負シーンが読みどころだが、その後の展開は何とやら。次回作へ続ける感じを出したかったのか、ストーリー展開としては、ちょっとだれている感じもする。
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ダニエル・クレイグの007を、つい、立て続けに見てしまった。
以前、別の007を見た時――誰が主演だったかは忘れた――は、なんじゃこりゃだったのだが・・・・・・
面白かった!
車も、戦闘機も、ヘリコプターも、007はなんでも操縦できる。
敵に襲われようとも、戦おうとも、敵は落ちても自分は落ちない。
スーツを汚しもせず、ぴしりと着こなして生還する。
敵陣は、うまい具合に着火して、きれいに全部爆発炎上し、そこに向かうのに使った車も燃えてしまって、さあ、どう帰る?! 悩む間もなく、なぜか無事に動くヘリコプターがそこにある。
そんな馬鹿な?!
いや、それでいいのだ!
007を見て面白く感じるのは、大人になってからかもしれない。
では、大人の嗜みとして、原作を読んでみようか、
ということで手にとってみた。
第1作となる、
『カジノ・ロワイヤル』
これまた、面白かった。
とはいえ、英国での発表は1953年。
世界情勢がまったく異なるので、描き様も異なってくる。
悪役のル・シッフルは、映画では、テロリスト相手の資金運用屋だが、原作ではソビエトのスパイで会計係だ。
ただ、どちらも"やらかして"すってしまったので、大金を必要としている。
得意のギャンブルで、その穴埋めをしようとしているのは同じだ。
その妨害をするべく、カジノにやってきたのが、007である。
ル・シッフルと勝負をして、彼をすってんてんにせよというのが、英国情報部MI6からの指令だ。
007という男の人物像が、映画のイメージとはちょっと違う。
お酒ばかり飲んでいるイメージだったが、実は食べることも好きだ。
しかもいちいち一家言ある。
『トーストをたっぷりもってきてくれ。いつだって面倒なのは・・・・・・充分な量のキャビアをもってこさせることじゃなく、充分なトーストを店に用意させることなんだよ。』(87頁)
女性に対しては、紳士的な態度ではあるが、あくまでも欲望の対象だ。
『自分なら男の仕事もできると思いこんでいる愚かな女どものやることといったら。女たちは家庭におさまって鍋やフライパンでの料理に専念し、着る服の心配と噂話だけをして、男の仕事は男にまかせておけばいいのに、なぜそうできないのか?』(155頁)
かっかきている時の独白なので、あまりな言いようだが、それにしても、彼の本音ではある。
女性を、大事にしていると言えない。
007の女性といえば、毎回話題になるボンド・ガールだが、この『カジノ・ロワイヤル』のボンド・ガールといえば、ヴェスパー・リンドだろう。
映画では、007の愛した女性だと、何度もくりかえされていたが、だが、私はこのヴェスパー・リンドがどうも好きになれない。
映画でも原作でも、結末を知っても知らなくても、なんだか好きになれない。
嫌いかと問われると、さほどでもない・・・・・・いや、どうだろう。
ジェームス・ボンドは、彼女のミステリアスな部分に惹かれたようだ。
『ヴェスパーに���説明できない謎めいたところがあり、それが常に刺戟になった。・・・・・・』(245頁)、
以下、長々と説いてくれるのだが、私にはピンと来ない。
つまりは、作者イアン・フレミングが、ミステリアスな女性が好みだったらしい。
いや、女性のタイプだけではない。
作者のスタイルや好みは、作中に色濃く反映されている。
煙草が好きで、日に50本やら70本やら吸っていたというが、ジェームス・ボンドも日に70本吸うらしい。
さらには美食家で、酒が好き。
ボンド流のドライ・マティーニ、のちに"ヴェスパー"と名付けられるそれはさっそく73ページに出てくる。
『ゴードンのジンを三オンス、ウォッカを一オンス、キナリレを半オンス。凍りそうなほど冷たくなるまでシェイクし、大きめの薄いレモンピールは香りづけのあとでそのままグラスに入れてくれ。わかったか?』
イアン・フレミング自身、スパイ活動に従事していた。
007のように現場ではなく、デスクワークだったが。
「これまでのスパイ小説の息の根を止めてやる」と決意して書いたこのスパイ小説は、イアン・フレミング自身の理想中の理想を形にしたものだ。
だから面白い、今でも数多の人々を――特に男性を、夢中にさせることができるのだろう。
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カジノの一歩の引けないようなシーンや、拷問の先の見えないシーンなどは面白く見れたが、終盤のリンドとの場面が長々と続いた感覚があった。
リンドの正体には驚いたが、終盤の情緒不安定ぶりがあってあまり好きにはなれなかった。
前半はワクワクして読めた。
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サクッと解決するかとおもいきやのこの展開。びっくりはしたけど、これはこれで、心地がよい。フレミングに触れたことがこれまでなかった友人に紹介しようかな。
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007って原作小説があったのだね。
そして、ダニエル版本作での「あの」拷問シーンは、原作どおりであったのでした。
訳は新しいけれど、さすがに古い時代の小説ということもあり、ヴェスパーさんがあまりにも古典的な「女」であり過ぎました。
全体としては、ダニエル版映画作品のほうがヴェスパーさんも魅力的で面白かったです。
でも、中編小説としては十分楽しめる内容でした。
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有名な007シリーズ原作
この作品でかの有名なジェームズ・ボンドが世に出たのである。
映画や音楽は見聞きしたことがあっても、原作を読んだことは無い人は多いのではないだろうか。
読みやすく、映画とはまた違った味わいがある。
是非読んでほしい
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第82回アワヒニビブリオバトル「【復路】お正月だよ!ビブリオバトル2022」第21ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
2022.01.03
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映画シリーズの原作だが、映画のような、ド派手さは、ないかな。
国の金で、最高レートのギャンブル、男には耐えられない拷問。お前にはスパイは無理だと言うことを教えてくれる小説。