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紙の本
ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)
著者 ピーター・スワンソン (著),務台夏子 (訳)
ロンドンに住むケイトは、又従兄のコービンと住まいを交換し、半年間ボストンで暮らすことにする。だが新居に到着した翌日、隣室の女性の死体が発見される。女性の友人らの話では、彼...
ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)
ケイトが恐れるすべて
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商品説明
ロンドンに住むケイトは、又従兄のコービンと住まいを交換し、半年間ボストンで暮らすことにする。だが新居に到着した翌日、隣室の女性の死体が発見される。女性の友人らの話では、彼女とコービンは恋人同士だというが…。【「TRC MARC」の商品解説】
ロンドンに住むケイトは、又従兄のコービンと住まいを交換し、半年間ボストンで暮らすことにする。だが到着の翌日に、アパートメントの隣室の女性の死体が発見される。女性の友人と名乗る男や向かいの棟の住人の話では、彼女とコービンは恋人同士だが、まわりに秘密にしていたという。そしてコービンはケイトに女性との関係を否定する。嘘をついているのは誰なのか? 第二部で真相が明かされた瞬間に第一部を思い返し、驚きで戦慄する――。『そしてミランダを殺す』の著者が放つ衝撃作!【商品解説】
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紙の本
上質なサスペンス
2020/03/08 01:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公ケイトの不思議な魅力に惹きつけられました
過去のトラウマからなかなか抜け出せずにいながらも、恐る恐る一歩踏み出したケイトは、早速、新しい土地で人々の言動に混乱します
誰もが良い人に思えるけれど、逆に誰も信じてはいけないとも思う
のは、何より自分自身が、信じられないから
このサスペンスストーリーは、じわじわと続く緊張感や、きちんと活かされている伏線の数々に加え、少々のロマンチックさもあり、しっかりとした面白い作品だけれど、心の問題と事件をからめて、ケイトの普通とは少し違う言動や、必死にもがきながら真実を解明しようとする姿を描くことで、一層深い味わいを醸し出しています
紙の本
不安感と緊迫感
2024/03/28 01:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
緊迫感のあるサイコサスペンス・ミステリーで面白かったです!従兄弟としばらくの間、住居を交換して住むことになった主人公。交換した住居の隣人が亡くなったことを知りますが、なぜか被害者との関係を隠す怪しげな従兄弟。そして被害者の部屋を監視していた、これまた怪しげな隣人の存在。そして読み進めるに従って何かがおかしいと思わせるこの不安感、最後の展開に至るまでの緊迫感とすごく良かったです。
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『ミランダ』のあとに押し寄せる期待
2019/08/24 03:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏休み中の一気読み本。
あの『そしてミランダを殺す』の著者の次、と言われるとそれだけで期待しちゃうんだけど、それって「『君の名は。』のあとの『天気の子』」みたいに、観客(読者)の勝手な期待が上乗せされてるってことなのよね・・・わかってはいるのだけれど、やはり何かを望んでしまうわけで。
ロンドンの小さなフラットに住むケイトは、ボストン在住の又従兄コービンが仕事でロンドンにやってくるので、半年間住まいを交換することにした。ボストンに到着したケイトを待っていたのは、ドアマンもいる豪華なアパートメント。環境の違いと時差ボケでぼんやりしていたケイトは翌日、隣室で女性の死体が発見されたと聞かされる・・・という話。
『ミランダ』がパトリシア・ハイスミス的なら、本作はウィリアム・アイリッシュ的というか。ヒッチコック的なところもあり、登場人物たちが目に・手にする本の具体的なタイトルがバンバン出てくるのにもにやり。
437ページと一気読みに程よい分量なのもGood。
というか、ケイトじゃない人の過去が語られるあたりから加速度がつき、確かに一気読み必至。
とはいえ、『ミランダ』ほどには盛り上がらないというか・・・「こんなヤバい人に魅力を感じてしまう自分もヤバい」という感覚が『ミランダ』では面白かったのですが、今回そういう人はいなかった(いや、いたらいたで同じ話になってしまう)。
というか、「現代人は多かれ少なかれ、程度の違いはあれどみんなサイコである」って話ではないのか!、と気づく。ハイスミスやアイリッシュの時代より、“普通”の基準が明らかに変わっているってことだわ。
しかも「えっ、こんないい感じで終わるとは!」と、エピローグ的後日談に「ここ、いる? もっと手前で終わったほうがよかったんじゃないの?」と思ってしまった自分にびっくりですよ。長い目で見たら読後感がいいもののほうがいいのに、後味が悪いもののほうを求めている今の自分!(それでも、結局「みんなどこかヤバい人ですよね」ということになるのだが)
映像化しづらい(残酷すぎる描写あり、普通に映像化すると安っぽくなりそう、など)ところもまた、小説としての存在価値あり。
でもなんか微妙に物足りないわ・・・。
紙の本
スラスラ
2020/02/21 16:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白くなかった。
スラスラと読めたが、アップテンポがなく単調。
家に他人が入り込んでいる描写があったので、
心理的に追い詰められたり、ホラー要素が出てくるかと期待すれば
肩透かし。
登場人物全て出がらしのように味気ない。
特に主人公が恐怖症と過去の傷がある割には
初対面の相手に個人情報を簡単に話すので
危機管理(警戒心)がなさすぎると呆れた。
殺人者の語りは、オッサンの自慢話または愚痴を聞かされているだけで
冷めた。
刑事が殺人者につけたあだ名を読んだ時は、
不謹慎だと思ったが、読み終わるとこの本を上手く表しているようで
妙に納得。
紙の本
二作目
2024/01/20 11:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「そしてミランダを殺す」で日本でブレイクしたスワンソンの邦訳第3作。今回も視点が変わるたびに事件の様相がくるくると変化し、「誰が嘘を吐いているか」を解き明かして行くサイコ・サスペンスである。