紙の本
明日は晴れだ
2018/05/05 21:19
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『明日の空』は、題名からして貫井徳郎らしからぬ爽やかな青春小説か、と思って読み始めました。
ところが、思いがけずいやな奴が出てくるし、終盤になると、わーやられた、となります。そうでした、この作者は手練れのミステリー作家でした。
夏休み、新大阪から広島へ行く新幹線の中で一気に読んでしまいました。
「明日は晴れだ。わたしはそう呟いてみた。」
人間の悪意も善意も描き出して、この最後の一行で、明るい希望を持たせてくれる本でした。
紙の本
爽やかな
2015/11/05 12:21
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投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
爽やかな読後感でした。さらっと読んでいたら仕掛けに気づかず、最後であっとなりました。貫井作品としては軽いタッチです。
紙の本
貫井技健在。
2013/06/23 23:03
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投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めはちょっと軽薄な青春小説かと思ったが、中盤から終盤にかけては「貫井技」が現れ、文章を楽しめ引き込まれた。
結末も綺麗な感じで終わっており、後味も良。
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ミステリ的な仕掛けはあるが、基本的には爽やかな青春小説。
カバーの鮮やかな空とぽつんと飛んでいる鳥が美しい。
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あらすじだけ見て買うと後悔する。展開が雑な印象。主人公の行動原理が不思議。心理描写、というより心理解説されてるのに全く丁寧な感じがしない。
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貫井さんの青春ミステリ。意外性も読後感も○。少しオチはずるい感じもしたし、偶然が過ぎる気もするけど、それを補って余りあるほどの爽快さ。いじめや差別の根深さも感じることができた。
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内容のわりにさわやかな読後感。
勘のいい人は、エピソードが変わった所で気づくのかもしれないけど、
さらっと読んでいたら最後まで気づかず、ああなるほどねっと
あっさり納得。
一回読んで終わり、という感じなのは寂しいけど・・
この作者さんって性格が良さそう、と
変な感想をもってしまった。
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サクッと読めた。んで後半の急展開。
一度最後まで読んでから、もう一回読み直すと、感じ方も変わってくるんだろうなぁ・・・っていう小説だった。
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著者が貫井さんであること関係無しに、さらっと終わった感じがするお話。短編読んだ気分。
青春小説っぽい感じなんだけど、全体的に本編と関係無い箇所が少なかったから?か、物足りなかった。もっと尺を増やして猫の親探しみたいなエピソードが読みたかった。
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たまたま本屋で手にした久しぶりの貫井徳郎。
貫井さんの書く「青春ミステリ」というので、どんなものかと一読したが、さすがにこのオチには笑っちゃいましたよ。
基本ネタバレになるので、多くは書けませんが、
オチとなるキーパーソンの名前がいくらなんでもベタ過ぎやしませんか?笑 計画そのもののずさんさとか、ご都合主義はともかく、アルファベット3文字の"アレ"を交換させられて週末過ごしたらさすがに気付きますって。ましてやメール盛りの高校生が。
と、まぁ、ツッコミ出したらキリがないんです。
本屋では大展開されていましたが、期待値からの落差に少し残念な気持ちになりました。
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主人公は帰国子女の高校3年生、エイミー。
父親の助言に従い、あまり目立たないように、日本的な協調性を大事に、と
慎重に日本での高校生活を送り始めたのだが、それほど気負うこともなく
みんなと馴染むことができ、さらには気になる同級生と接近することも。
しかし、その同級生とデートをしようとすると、なぜかいつもすれ違う。
明らかに人為的な妨害が入っているのだが、なぜそんなことができるのか、
そして、その目的は一体何なのか分からないままとなり、、、
といった感じの謎を残したまま、全然別の男二人のエピソードに移ったり、
またまたエイミーを主人公に戻して大学生活を描いたりしながら、
最終的に謎が明かされていくという、青春ミステリとなっている。
まぁ、なんとなく展開は読めたんだけどね。
あと、アレ系(これを言うとつまんなくなるのでぼかす)なのかなぁと
伏線が散りばめられていないかと気をつけつつ読んだな。
物語自体はさらさらと読めるんだけど、
なんだか描写がすべて箇条書きっぽくて
感情移入とか共感とかはしにくかったな。
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桜の咲き誇る四月。
日本の教室でわたしは彼に出会った――。
これは「さよなら」の先にある物語。
忘れられない思い出を抱くあなたに贈る、青春ミステリ。
Part1:帰国子女の栄美が、日本の高校に転入してくる。
幸いにも友達ができ、気になる男の子とも仲良くなれたのだが、
やがては辛い別れの日が訪れる。
Part2:六本木にて。ユージは黒人のアンディに出会う。彼の人間性に惹かれたユージだったが……。
Part3:ふたたびのエイミー。大学入学後、彼女に迫る危機を山崎という男に助けられる。彼の語る過去とは――。
短めのお話で、登場人物が少ないところからある程度予測のついたお話でした。
解説で「乱反射」との比較されている部分がなるほどと思わされます。
貫井さんの他作品とは毛色が違います。
ミステリ :☆☆☆
ストーリー :☆☆☆
人物 :☆☆☆
読みやすさ:☆☆☆☆☆
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帰国子女の女子学生を主人公とした青春ミステリー。
高校時代に経験した理不尽な出来事の裏に隠された「真実」をめぐるストーリーで、作者は「真実」のインパクトを強めるために、読者に対してある仕掛けを行っているものの、あまり成功しておらず、主人公が帰国子女とされている時点で、ある程度オチは読めてしまった。
また、意外性を重視したミステリーだから、ある程度は仕方ないとは言え、登場するキャラクター達がみな類型的で古臭く、現代の学生らしさが全く感じられなかった点も残念。
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明日の空が青いことを夢見て
バトンをだれかに渡し続ける。
「ちょっといいこと」を繋げていくことの尊さを
噛みしめておきたい。