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商品説明
ペスト菌の発見、日本人初のノーベル賞候補…。九州・熊本の山奥で育った彼はいかにして世界的医学者になり得たのか。日本医学の礎を築いた男、北里柴三郎の生涯を描いた小説。〔「ドンネルの男・北里柴三郎 上・下」(2003年刊)の改題,加筆訂正,合本〕【「TRC MARC」の商品解説】
日本近代医学の父・北里柴三郎。破傷風菌の純粋培養、ペスト菌の発見など世界でも知られた医学者である。北里は医師として活躍しただけでなく、日本医師会および日本細菌学会初代会長、慶應義塾大学医学部創設という実績からもわかるように、オーガナイザー、経営者としての手腕も存分に発揮した。このような人物であるにも関わらず、北里に関する伝記・小説は子供向けの伝記以外に極めて少ない。
著者の山崎氏は、北里の秘書・田畑重明が日常を克明に記した日誌(未公開の一級資料)を入手し、それをもとに2002年4月から「週刊東洋経済」で「ドンネルの男」として連載された。
北里柴三郎は、ペスト菌を発見し、日本の医学、細菌学の基礎を築き、第一回ノーベル賞の候補にもなった世界的な医学者である。また、2024年には新千円札の肖像にも登場する。
コロナ禍の今こそ知っておきたい日本の近代医学の礎を築いた北里柴三郎の生涯!!【商品解説】
目次
- 第一章 立志の道
- 第二章 ベルリンの光
- 第三章 疾風の機
- 第四章 怒濤の秋
著者紹介
山崎光夫
- 略歴
- 〈山崎光夫〉1947年福井市生まれ。早稲田大学卒業。小説家。「安楽処方箋」で小説現代新人賞、「藪の中の家」で新田次郎文学賞を受賞。
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偉大な人と官僚の狭量さ
2021/11/19 14:22
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投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
北里柴三郎が第1回ノーベル賞をもらうべきだったのにもらえなかったという話はよく耳にする。ノーベル賞というのは政治的な賞だからしかたないだろう(政治的でなかったら業績皆無のオバマがなぜ受賞?)。惜しかったと思う。コッホ研究所に残っていればもらえたかもしれない。多くのノーベル賞級の研究者が日本を捨てて米国人になってしまったのも仕方ないことなのかもしれない。しかし北里柴三郎は日本に戻ってきた。ありがたいことだ。こういう人々がいたから日本は発展できたと思うし多くの人々が救われた。民の力を信じる福澤諭吉や(問題児だけど憎めない)野口英世もちょっと登場して楽しい。