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- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2012/09/20
- 出版社: 日本経済新聞出版社
- サイズ:20cm/525p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-532-16845-2
紙の本
かつての超大国アメリカ どこで間違えたのかどうすれば復活できるのか
著者 トーマス・フリードマン (著),マイケル・マンデルバウム (著),伏見 威蕃 (訳)
中流の消滅、政治家の劣化、借金漬けの財政、危機感のない国民、競争する意識の欠如…。アメリカが抱える問題を直視し、超大国として繁栄していたときの秘訣を振り返り、今後、国や国...
かつての超大国アメリカ どこで間違えたのかどうすれば復活できるのか
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商品説明
中流の消滅、政治家の劣化、借金漬けの財政、危機感のない国民、競争する意識の欠如…。アメリカが抱える問題を直視し、超大国として繁栄していたときの秘訣を振り返り、今後、国や国民がどうやって栄えていくかを考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
トーマス・フリードマン
- 略歴
- 〈トーマス・フリードマン〉1953年ミネソタ州生まれ。『ニューヨーク・タイムズ』紙の外交問題コラムニスト。ピュリツァー賞3度受賞。
〈マイケル・マンデルバウム〉ジョンズ・ホプキンス大学大学院のアメリカ外交政策研究プログラム担当。
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書店員レビュー
アメリカは20世紀にはまぎれもなく超大国であったが
丸善 丸の内本店さん
アメリカは20世紀にはまぎれもなく超大国であったが、21世紀に入り中国やシンガポールなどの新興国が急速に発展しているのに対し、その影響力は緩やかな衰退の道を歩んでいる。
著者がその原因として挙げるのは、冷戦後のグローバリゼーションによる労働市場の激化、IT革命によって変化した労働に対応できていないアメリカ人が多く失業率が下がらないこと、9.11後の対テロ戦争やベビーブーマー退職による社会保障費の増大などによる財政赤字が巨額に膨れ上がっていること、化石燃料への依存により次世代エネルギー研究への取り組みが遅れていることを主な4つとし、さらにその原因を作りだしたのは、アメリカの政治体制の劣化だとしている。これらの問題点はまた日本も共通して抱える問題であり、まるで日本のことを書いているのではないかと錯覚するくだりも多い。
アメリカがかつてのように成功するための解決策として、ITの進化によってさらにフラット化した世界でも勝者になれる創造的労働者を育てるための教育を政策の最優先課題にする必要性や、財政赤字縮小のために歳出削減と増税を直視すること、次世代エネルギー研究開発には国家事業として取り組むべきことなどへの提言が挙げられているが、今の日本こそが実行しなければならないのではないかと思わせられる。
日本の政治、経済の未来を考えるためにも読んでおきたい1冊である。
(評者:丸善 丸の内本店 社会書担当 藤村 泉)