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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/10/03
- 出版社: 白水社
- サイズ:19cm/202,2p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-560-09451-8
読割 50
紙の本
国境を越えるためのブックガイド50
著者 小川 忠 (編)
日本最大の公的国際交流機関である、独立行政法人国際交流基金の職員、もしくはそのOB/OGが、自分たちの「愛読書」を取り上げる。それらを通じて、国際文化交流に懸ける自らの思...
国境を越えるためのブックガイド50
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商品説明
日本最大の公的国際交流機関である、独立行政法人国際交流基金の職員、もしくはそのOB/OGが、自分たちの「愛読書」を取り上げる。それらを通じて、国際文化交流に懸ける自らの思いを語る。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は一般的な意味でのブックガイドとは異なる。
本書は、日本最大の公的国際交流機関である、国際交流基金の職員が、自分たちの「愛読書」を取り上げ、それらを通じて、国際文化交流に懸ける自らの思いを語っている。
今、世界は著しく変化している。
ウクライナ戦争やコロナ禍、新冷戦はじめ、国際社会において対立が深まり、人類が悲惨な戦争の教訓から得た国際協調の精神が大きく揺らいでいる。
そもそも、グローバリゼーションの時代にあって国境を越えることが容易になったと考えられていたが、私たちは本当に〈越境〉していたのだろうか? ただ、自己の意識を肥大化させていただけではないのか? はたして他者と出会っていたのか?
これが本書の問題関心である。
加速し続ける現代社会において、私たちは立ち止まって、じっくり考えることができなくなっている。
しかし、複雑化し続ける今の社会において本当に求められているのは、より長いスパンで社会を見通す目ではないだろうか。
「書評=ブックガイド」という方法を取ることで、こうしたより根源的な問いにアプローチすることができる。国境を越えて生きるための50冊!【商品解説】
目次
- 第Ⅰ章 文化交流の現場で、他者と出会う
- 1 「小さな民」の世界へ 下山雅也
- 村井吉敬『インドネシア・スンダ世界に暮らす』
- 2 ハルキのむこうに「日本」が見える 本田修
- 国際交流基金企画『世界は村上春樹をどう読むか』
- 3 自分だけの真実 原秀樹
- ミア・カンキマキ『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』
- 4 灯台下暗し 吉岡憲彦
- 藤子・F・不二雄『ドラえもん』
- 5 本が国境を越えるまで 野崎浩司
著者紹介
小川 忠
- 略歴
- 〈小川忠〉跡見学園女子大学文学部教授。国際交流基金に1982年から2017年まで勤務。著書に「テロと救済の原理主義」「戦後米国の沖縄文化戦略」「自分探しするアジアの国々」など。
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