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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/09/28
- 出版社: 白水社
- サイズ:22cm/460p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-560-09683-3
- 国内送料無料
紙の本
金子兜太戦後俳句日記 第2巻 1977(昭和52)年〜1993(平成5)年
著者 金子兜太 (著)
金子兜太が61年にわたり綴った日記原本を、俳句関係の記述を中心に、約3分の1に集成。句作の舞台裏を赤裸々に明かす資料。第2巻は、1977(昭和52)年1月2日から1993...
金子兜太戦後俳句日記 第2巻 1977(昭和52)年〜1993(平成5)年
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商品説明
金子兜太が61年にわたり綴った日記原本を、俳句関係の記述を中心に、約3分の1に集成。句作の舞台裏を赤裸々に明かす資料。第2巻は、1977(昭和52)年1月2日から1993(平成5)年12月29日までを収録。【「TRC MARC」の商品解説】
俳句への厳しい問いを自らに向ける
各紙誌から、戦後俳壇の第一級資料と称賛される日記の第二巻。本巻では1977(昭和52)年から1993(平成5)年まで、年齢でいえば57歳から73歳までの、充実期ともいえる17年分が収録される。
すでに日銀を定年退職、筆一本で生活する日々が描かれていく。目を引くのは、俳壇の公職につき、新聞の選者をつとめながら、自らの句作を変化させていく姿だろう。ちなみにこの間、金子兜太は現代俳句協会会長(63歳)、産経新聞俳壇選者、蛇笏賞選考委員(64歳)、朝日新聞俳壇選者(67歳)等に就任、紫綬褒章を受章(68歳)している。
同時に、俳句への厳しい問いを自らに向ける時期でもあった。
故郷の秩父に山小屋を建て、その「俳句道場」を拠点として句作を高めようとしていく。ある日「ふと〈無〉と〈自然〉の違いに気付く。芭蕉『無』に対し、一茶『自然』は、有財有煩悩のままの〈ありのまま〉の実現である。『無』は無財、無欲にして、こころ一つになり、且つ放下すること。或いは、〈ありのまま〉になること。なんとなくぼんやりしていたことが割切れて、愉し」と記す。
「存在者」という観点が次第に成熟してゆく。金子兜太の新しい「キーワード」が誕生するヒントが、本巻に隠されている。【商品解説】
著者紹介
金子兜太
- 略歴
- 〈金子兜太〉1919〜2018年。埼玉県生まれ。「少年」で現代俳句協会賞受賞。日本芸術院賞、朝日賞など受賞多数。1988年紫綬褒章受章。2008年文化功労者。
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