「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/09/27
- 出版社: 白水社
- サイズ:19cm/323,43p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-560-09722-9
- 国内送料無料
紙の本
かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた 二つの帝国を渡り歩いた黒人興行師フレデリックの生涯
著者 ウラジーミル・アレクサンドロフ (著),竹田 円 (訳)
厳酷な黒人差別社会に見切りをつけたミシシッピ生まれのフレデリックは、帝政時代のモスクワでアメリカン・ドリームを摑むのだが…。ロシア文学の碩学が、黒人興行師・フレデリックの...
かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた 二つの帝国を渡り歩いた黒人興行師フレデリックの生涯
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
厳酷な黒人差別社会に見切りをつけたミシシッピ生まれのフレデリックは、帝政時代のモスクワでアメリカン・ドリームを摑むのだが…。ロシア文学の碩学が、黒人興行師・フレデリックの凄まじくも痛快で爽快な魂の遍歴を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
この生涯もまた、彼がプロデュースしたスペクタクルなのか?
厳酷な黒人差別社会に見切りをつけたミシシッピ生まれのフレデリックは、海を越えて旧大陸へ渡り、帝政時代のモスクワでアメリカン・ドリームを摑むのだが……ロシア文学の碩学による、まるで物語(フィクション)のような歴史ノンフィクション。アメリカ南部の社会、爛熟する帝政末期のモスクワの夜、そして、第一次世界大戦とロシア革命の勃発――激動の時代を背景に描かれる、不屈な男の、凄まじくも痛快で爽快な魂の遍歴。
とはいえ本書の面白さは、われらが「主人公」フレデリックの波瀾万丈な人生を追うことだけにとどまらない。彼がモスクワで成り上がる過程は、じつは帝政末期ロシアにおけるミドルクラスの勃興と軌を一にしている。マクレイノルズ『〈遊ぶ〉ロシア』(法政大学出版局刊)で分析されたようなこの時代のロシアのミドルクラスの余暇の過ごし方――劇場、スポーツ、ツーリズム、ナイトライフ、映画――と、フレデリックが活躍した娯楽庭園やナイトクラブは、切っても切れない関係にある。フレデリックや、彼を取り巻いた人びとの姿を通して、大衆文化の揺籃期特有の熱気をも感じることができるのだ。
巻末に沼野充義氏(スラヴ文学者)による解説を収録した。【商品解説】
著者紹介
ウラジーミル・アレクサンドロフ
- 略歴
- 〈ウラジーミル・アレクサンドロフ〉亡命ロシア人二世としてニューヨークに育つ。プリンストン大学で比較文学の博士号を取得。イェール大学スラヴ語・スラヴ文学学科教授。アメリカにおけるロシア文学研究の第一人者。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む