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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2021/11/27
  • 出版社: 白水社
  • サイズ:20cm/543,153p 図版16p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-560-09874-5
  • 国内送料無料

紙の本

ナチ・ドイツの終焉 1944−45

著者 イアン・カーショー (著),宮下 嶺夫 (訳),小原 淳 (解説)

敗戦必至の第三帝国はなぜ降伏せず、全面的に破壊されるまで戦い続けたのか。ナチズム研究の世界的権威イアン・カーショーが、体制断末魔の10カ月間、ヒトラーを頂点とする支配の構...

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ナチ・ドイツの終焉 1944−45

税込 6,820 62pt

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商品説明

敗戦必至の第三帝国はなぜ降伏せず、全面的に破壊されるまで戦い続けたのか。ナチズム研究の世界的権威イアン・カーショーが、体制断末魔の10カ月間、ヒトラーを頂点とする支配の構造と人々のメンタリティーを究明する。【「TRC MARC」の商品解説】

第三帝国はなぜ降服せず、戦い続けたのか?

 本書は、第三帝国の最後の期間、1944年7月20日のヒトラー暗殺未遂事件から、1945年5月8日の降伏までの約10カ月間を対象に、ナチ・ドイツは敗戦必至の戦況にもかかわらず、なぜ降伏せずに全面的に破壊されるまで戦い続けたのか、その理由を究明する歴史書だ。
 国防軍の将校から、前線の兵士、ナチ党の幹部(とくにボアマン、ヒムラー、ゲッベルス、シュペーア)、海軍のデーニッツ、空軍のゲーリング、地方の軍管区指導者、親衛隊、ゲシュタポ、産業界の大物、教会勢力、一般市民に至るまで、「カリスマ支配」が構造化され、多様なかたちで根付いた有り様が活写される。ヒトラーという個人ではなく、いまや当人と離れて一人歩きする「総統」イメージの背後で、体制断末魔のわずか10カ月間に、国家と民族を地獄の淵へと追い込み、恐るべき人的・物的被害をもたらした悲劇を綿密に検証していく。
 無名の人々の行動や発言、そのメンタリティー、埋もれていた小さな出来事にも光をあて、ナチ・ドイツ崩壊の凄絶な日々を、臨場感あふれる筆致で再現している。ナチズム研究の世界的権威による、学術性と物語性が融合した傑作巨編。【商品解説】

目次

  • [目次]
  •  主な登場人物/地図/謝辞/初めに
  • 序章 アンスバッハ──ある若者の死
  • 第1章 体制への衝撃
  •  Ⅰ終わりの始まり/難局から利益を得た者たち Ⅱ一九四四年七月二十日、総統大本営での爆発 Ⅲ七月二十日事件──庶民の反応、兵士・将軍の反応/体制、急進化へ Ⅳ体制を仕切った四人──ヒムラー、ゲッベルス、ボアマン、シュペーア Ⅴ「ハイル・ヒトラー」敬礼の導入/参謀本部の再構築/「国民社会主義指導将校」 Ⅵよみがえったカリスマ/愛顧にすがる権力者たち/軍、忠誠派の支配確立
  • 第2章 西部での崩壊
  •  Ⅰノルマンディーの激戦/クルーゲ元帥の解任と自殺/フランス失陥/米軍、ドイツ国境へ Ⅱ早期終戦への願望/疎開行動の混乱/軟弱な「後方根性」 Ⅲ西部戦線の立て直し/「ドイツの町、ドイツの村のあらゆる地下壕、あらゆる街区が要塞とならねばならぬ」/ナチ党の組織的触手 Ⅳ総力戦をめぐる対立/シュペーアの奮闘 Ⅴ恐怖に基づいて統治される、原子化された社会/国民突撃隊の設立 Ⅵ堡塁建設作業/ナチ党によるドイツ支配、絶頂に
  • 第3章 恐怖の予兆
  •  Ⅰ「バグラチオン作戦」/ワルシャワの悲劇/同盟国の離反 Ⅱ赤軍の手に落ちることへの恐怖/「要塞」指定戦術/堡塁建設運動のもたらしたもの/国民突撃隊、実戦に参加 Ⅲソ連軍のメーメル攻撃/市民たちの逃避行/ネマースドルフでの蛮行 Ⅳネマースドルフ事件とプロパガンダ/東部戦線と西部戦線の相違 Ⅴ「ユダヤ人にはきわめて残酷に対処しなければならない」/フル回転したアウシュヴィッツの火葬炉/クレンペラーの秘密の日記 Ⅵナチ体制への募りゆく嫌悪感/「ヒトラーが生きている限り戦争は続くのだ」/戦局逆転を目指す新計画
  • 第4章 束の間の希望

著者紹介

イアン・カーショー

略歴
〈イアン・カーショー〉1943年英国生まれ。シェフィールド大学名誉教授。英国学士院フェロー。ドイツ現代史、ナチズム研究の世界的権威。数多くの学術賞を受賞。著書に「分断と統合への試練」など。

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評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

ナチスドイツ最後の10か月

2022/01/18 15:43

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る

ナチスドイツ最後の10か月。なぜ講和を考慮しなかったのか、なぜ軍部は戦い続けたのか、そしてなぜドイツ国民は最後までヒトラーを支持したのか。これらの問いにヒトラー研究の大家が、ナチス高官・軍部・兵士・市民の視点を織り交ぜて、圧倒的な筆力で応えている。暗殺事件を奇禍とした国防軍への統制強化、自国民にも吹き荒れる暴力の嵐、そして分権的なナチスドイツでは、ヒトラーのカリスマ性のみが体制を繋ぎとめる紐帯であったこと。恐怖・怒り・後悔、全てを飲み込んでそれでもヒトラーを信じるしかなかったドイツ国民の姿が象徴的である。

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紙の本

「カリスマ的支配」のメンタリティーに支配された「断片化した統治/下の支配」の急進化

2022/03/24 21:11

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦争最後の10か月ドイツ兵士の戦死者数は260万人で、これは開戦以後1944年7月(ヒトラー暗殺未遂)までの戦死者数270万人にほぼ等しい数だという。東ではソ連軍の反転攻勢、西ではノルマンディー上陸作戦、とドイツの敗戦が色濃くなる中、なぜドイツは完全な敗北と破壊となる徹底抗戦策に突き進み、最後まで戦い続けることができたのか、また、なぜそのような意志が継続できたのか、その理由を解明する大著である。
著者は既に『ヒトラー 権力の本質』や大部のヒトラーの伝記を著しているナチズム研究の泰斗イアン・カーショーであり、大いに期待を抱かせる全10章500頁を超える、研究書というより壮大な「歴史物語」であった。
「ナチ体制は、いかにして、また、なぜ全面的崩壊に至るまで持ちこたえたか」というナチズム研究者にとって大きな問題に対して、著者はこれまで検討された回答、「無条件降伏」「連合国の戦略・戦術の過ち」「民族共同体」、「祖国防衛」「国家への忠誠・義務」「テロル」「ナチ党の権限拡大」「官僚機構の組織的能力」などを吟味し、いずれも決定的な理由ではなく、副次的なものと評価する。そして最も基本的な要素は「カリスマ的支配」の構造とそのメンタリティーだという仮説にたって検証を進めていく。
ナチ支配体制は、それぞれの権力機構はすべてがナチイデオロギーの価値観に染められ、全ての正統性が「総統原理」によりヒトラーに由来する「カリスマ的支配」の構造が1933年から生成し、戦争末期にあっても衰えることなく強化されたのである。終末が近づく中にあっても、ナチ支配の特徴である「権力のカオス」は続き、ヒムラー、ゲッベルス、ボアマン、シュペーアが権力闘争を繰り広げていく。中央政府がバラバラになり統治機構が解体されて「統治の断片化」が進むにつれて重要な問題の決定権が統治機構の下方へ、地域・地区レベルへと委譲されていき、急進化した「下の支配の断片化」が進んでいく。ヒトラーの大衆的人気は急落し絶対的権力が衰え始めた時であったが、この「カリスマ的支配」のメンタリティーは「断片化」した支配でも維持され、ヒトラーの死によってしか終止符が打てなかったのであり、全面的崩壊へと突き進んだ、というのがカーショーの見立てである。
最後の10か月に登場する人物は、四人の廷臣に、軍指導者・ナチ党幹部を始め、前線の兵士・空襲に逃げ惑う市民などまで幅広いドイツ国民である。彼らの行動・発言などを公式記録から日記・手紙などの微細で断片的な物語も縦横無尽につなぎ合わせて一つの歴史物語を編み出していく。カーショー自身が「物語的(ナラティブ)アプローチ」と名付けている手法は、仏文学の「レシ」事実小説、また、「綿密な資料調査と膨大な文献渉猟を踏まえつつ、歴史の空白を埋めようとする」現代仏文学の「文学から歴史学への越境」潮流の逆で、「歴史から文学への越境」と言っても過言ではない構成と筆力だ。無条件降伏前夜の政治状況を「無意味な珍品」「パントマイム」「破産企業の整理」という散文的表現も物語的だ。
ヒトラー自身の発言、行動や心理にはあまり言及されていない。最後もあっさりと通り過ぎていくようだ。しかしそれは先に見たようにヒトラー個人がなくとも「カリスマ的支配」が強固に存在していることを示すためであろう。カーショーは「終焉」が自身の最後のナチズム関連著作になること明らかにしている。カーショーの長年にわたるナチズム研究全体への一つの解答であり、体制初期からの「カリスマ的支配」の概念を用いつつ、意図派と機能派(構造派)の両派の対立を止揚・架橋する方途を具体的に示している。

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紙の本

ドイツ革命の影

2022/02/14 10:58

6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドイツ革命がトラウマになっていたドイツ軍がヒトラーを打倒して連合国側に降伏するという発想にはならないだろう。その事を著者は見落としているのではないか?、という気がする。もし、連合国側がドイツ軍とドイツ国民に向かってヒトラー政権を打倒するのを条件に「名誉ある休戦」を認めると呼びかけていたら、どうなっていただろうか?、とは思うが、戦後、プロイセン州を解体したようにドイツ軍を軍国主義の象徴と見做していたから無理かもしれない。ミュンヒェンでの決起を「素人っぽい発想で計画され敢行されたこの蜂起」と腐しているから、進軍する連合国軍に白旗を揚げるしか選択肢がないみたい。
 「ヒトラーを支持したドイツ人」とは言うけれど、連合国側にしても宣戦を布告するまではヒトラー政権を承認していたのだから、ミュンヒェン協定を廃棄する為にハイドリヒの暗殺と報復としてリディツェを見込んでいたのに気がつくと、アンシュルスも合法だという事になる。よく戦後、ドイツはオーストリア人に国籍の選択を認めた、というが、それはアンシュルスは手段はともあれ、合法と認められたからだ。
 ルードルフ・ヘースの回想録にあるドイツ海軍がSS関係者を編入した事を見落としている。フレンスブルク政府の「ナチ性」を主張するなら、これは外せないのだが。この事をクノップが「ヒトラーの共犯者」でデーニッツ提督を書いた際に批判するのは当然な事だ。この本の参考文献にある「ケストナーの終戦日記」に参謀総長グデーリアンのラジオ放送を書いた時のを読むと、彼は、いつからガス室が稼働していたかを知っている事を伺わせる事をうっかり喋ったが(何しろ「ガス室」という言葉を使っているから、連合国側の宣伝ぐらいは知っている)、ドイツ海軍がエーゲ海の島々のユダヤ人をギリシャ本土に移送するのに関わっていたのだから、海軍総司令官だった人は、ある程度知っているだろう。
 フレンスブルク政府の傘下にあったドイツ軍は武装が許されていたから、少なくとも「零時」の後の死刑執行については連合国側にも責任がある。ヴォルフガング・リュートが誰何した水兵に射殺されて、軍法会議が開催されている。
 一つ面白い、と思ったのは党のボス達が出て来る事。
 エーリヒ・コッホは自分だけ東プロイセンから逃亡したのに、ドイツ軍と市民には「死ぬまで戦え」とよく言えたものだが、ヒトラーもラッシュ将軍に欠席裁判で死刑判決を下したり、家族を逮捕する前にこの男を逮捕しなかったのか?「脱走兵」を死刑にする事で知られる「プール・ル・メリット勲章とダイアモンド付騎士十字章に輝く英雄」陸軍元帥フェルディナント・シェルナーは「零時」を迎えて部下を率いて赤軍に降伏すべきなのに部下を見捨てて脱走して醜名を残した。脱走してアメリカ軍に降伏しても結局ソ連に引き渡されたのに。「剣柏葉付騎士十字章に輝く英雄」空軍大佐ハヨ・ヘルマンはエルベ特別攻撃隊の立案者だが、「兵士というもの」にアドルフ・ガラントが自分は実行しないと聞いて批判しているように、「ヒトラーの特攻隊」の著者が取材に応じる頃まで生きていた。こういう輩が戦後も自らの過ちを認めず生きてきたのだから浅ましい限りだ。コッホはともかく「騎士十字章の佩用者」が「高潔な人格者」ならば、何故シェルナーやヘルマンのような「英雄」がいるのだろうか?

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