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紙の本
ケアの倫理 ネオリベラリズムへの反論 (文庫クセジュ)
著者 ファビエンヌ・ブルジェール (著),原山 哲 (訳),山下 りえ子 (訳)
「ケア」とは、脆弱と依存にある他者に配慮すること。人間は傷つきやすく、ひとりでは生きていくことができないため、人との関係、他人への依存を必要とする−。ケアの行動をめぐって...
ケアの倫理 ネオリベラリズムへの反論 (文庫クセジュ)
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商品説明
「ケア」とは、脆弱と依存にある他者に配慮すること。人間は傷つきやすく、ひとりでは生きていくことができないため、人との関係、他人への依存を必要とする−。ケアの行動をめぐって、社会的な絆の問題を提起する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ファビエンヌ・ブルジェール
- 略歴
- 〈ファビエンヌ・ブルジェール〉フランス・ボルドー・ミシェル・モンテーニュ大学の哲学教授。
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読む価値はあるが翻訳に難
2017/01/31 13:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ruraru - この投稿者のレビュー一覧を見る
読む価値の高い本。新自由主義(ネオリベ)の基礎でもある自律した個人という人間観を批判し、弱さ、依存、相互依存に着目した人間観を対置する。そうした人間観に立って、ケアや配慮の行為の意味を哲学的に考察している。
一方で、読解はなかなか大変だ。紙幅の関係からか具体例のない抽象的議論に終始しており、哲学、思想にそこそこ詳しくないと、読みきれないだろう。加えて、翻訳があまりこなれていない。何度読んでも分からない日本語の文が散見される。おまけに校正がなされていないのか、誤植がひんぱんにある。私が読んだのは第一版だが、その後改版が出ているだろうか? せっかくの好著、改訳して校正もちゃんとやって、出してもらえばと思う。