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商品説明
なぜ、作品はオークション会場で細断されたのか。イギリス在住の博物館学研究者が、世界各地で巻き起こされる事件から、バンクシーが現代社会に出現した意味を考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
「アートの世界は、最大級のジョークだよ。」――バンクシー
なぜ、作品はオークション会場で細断されたのか?世界各地で巻き起こされる“事件”から、覆面アーティストの真相に迫る。【商品解説】
著者紹介
吉荒 夕記
- 略歴
- 〈吉荒夕記〉1959年生まれ。ロンドン大学SOAS美学部博士号取得。「アートローグ」を立ち上げる。著書に「美術館とナショナル・アイデンティティー」など。
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紙の本
BOMB!
2020/07/09 21:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
バンクシーが巻き起こした、数々の「事件」を中心に、その活動につい解説した一冊。
アートの専門家による本だからということなのか、ちょっと基本的な事項を端折ったような感じがします。
紙の本
バンクシーの活動をとりあえず押さえたいなら
2019/10/23 16:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
バンクシーの絵は、映像や本、ニュースでしか見たことがないが、面白いと思う。絵を効果的にみせる場所をみつけ、その場所にふさわしい風刺とそれを表現する方法を思いつく「知性」があり、それを実際に表現する、それも見つかる前に素早く表現出来る「技術力」もあるのだ。単純に凄い。
バンクシーが誰かということはいまだわかっていない。ときどきこれがバンクシーだという写真なども出るけれども。この本を読んでも、バンクシーが誰かはわからない。しかし、イギリスのブリストルあるいはその周辺の出身らしいというのは確かなようだ。ブリストルは、地方都市であると同時にインターナショナルな都市であり、移民も多く、住民の多くはミドルクラスで、政治的には左寄りのリベラルな都市だそうで、バンクシーはまさにそんな街の申し子のようだ。
バンクシーのパレスチナでの活動には、個人的には首をかしげたくなるところもあったが、この本を読んでもあまり印象は変わらない。バンクシーは、先進国の白人、高学歴、高収入の人々による既存の「アート」の世界の摩訶不思議さを揶揄したり、アンチ・テーゼ的立ち位置で出てきた存在だが、そもそもそういう「アート」の世界というものが全然ない場所でも、バンクシー的あり方が意義があるのかというと、ちょっとわからない。でも面白い。
バンクシーのことをざっと押さえたいなら、本書と、本書にもよく出てくる『イグジッド・スルー・ザ・ギフトショップ』という映画をおすすめしたい。