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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.10
- 出版社: PHP研究所
- レーベル: PHPサイエンス・ワールド新書
- サイズ:18cm/245p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-569-79935-3
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商品説明
生物の時間を物理学的に記述することはできるのか。発生のタイミングはどのように決定されるのか。生物と時間に関するさまざまな謎を、幹細胞研究者、形態学者、時計遺伝子研究者が論じ合う。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
現代の生物学にはたくさんのおもしろいことがある
2011/12/24 11:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
理化学研究所発生・再生科学総合研究センターに所属する世代の違う三人の研究者による鼎談である。同じ部署で発生に関する研究を行っていても専門分野はそれぞれ異なるそうである。「生命とは何か」「情報と時間」などといった大きなテーマについて、「細胞の時間」「発生の時間」「形の時間」「進化の時間」「脳の時間」といった生物学の多種多様な分野について、縦横無尽に話しあっている。
次から次へと話題になってくる事項の間に、なにやらネットワークのようなつながりが見えてくる。素人目にもそれらの関連性がなんとなく感じられる。世代と研究分野の異なることによる相乗効果か、現代の生物学にはたくさんのおもしろいことがあるのだということが、細かいことや具体的なことは分からなくとも、理解できる。
若い人が本書を読めば、生物学者たちが何を知りたいと思っているのか、なぜそれを知りたいのか、も理解でき、自分も生物についてこのようなことを知りたい、それを自分の力で知ってみたい、と思うようになるのではないだろうか。