電子書籍
なぜか明るい読後感
2020/07/09 15:24
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投稿者:りり茶 - この投稿者のレビュー一覧を見る
巷にたくさん出ているアフターコロナについての本は読む気がしないので読んでいませんでしたが、森永卓郎氏はテレビでみたオタクぶりと独自の節約が、いわゆる経済アナリストとはちょっと違っていて関心がありました。
やはりとても面白く、なぜか読後は今後に希望のようなものも感じました。
読んでみると、「今回の世界的な経済低迷の本質は新型コロナウイルスの感染拡大ではなく、バブルの崩壊」
「日本の景気低迷は2019年10月の消費増税で始まった」
「アフターコロナ、正確にはバブルがはじけた後の景気浮揚対策の特効薬は消費税削減しかない」
など、目から鱗が落ちるようでした。
コロナ以前の問題がコロナで露呈しただけだったのかあ…。
確かに東京一極集中は危ないように感じていましたが、地震の危険まである今、個人で考えて人生設計をするとき、東京を離れる人は増えるでしょうね。
「これからは低所得のなか、創意工夫しながら快適に生きていくことがポイント」
政府は全くあてにならないので、これからは自分で考えて行動していくしかない。
それも大それたことじゃなく、少しずつできる範囲でやるしかない。意外と簡単なのかも?
すぐ役立つ知識として、スマホ決済とクーポンで外食を安く済ませる方法なども試してみたくなった。
この本のアドバイスはとても役に立ちました。
紙の本
年収200万円では楽しく暮らせるとは思えない
2020/11/27 07:30
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
森永氏が「年収300万円時代」の本を出したときは「貧困ビジネス」だの「バカなことを言うな」などバッシングされたのに、今では「年収200万円」!!
コロナ恐慌を生き抜くと副題にあるが、森永氏の提言が参考になる人もいるが、会わない人もいると思う。
コロナ禍で「東京一極集中」が見直されるのは間違いないと思うが、その後のことはまだ不透明な部分が多いと思う。
何はともあれ、年収200万円ではやはり生活するのは厳しいと思う。
電子書籍
タイトルで期待し過ぎました。
2021/12/04 23:30
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルから判断して「生活お得情報」のようなものが多く読めると期待しました。
少し期待外れでした。
著者の意見、「なるほど」と思うものもありますが、半信半疑の意見も有ります。
そして、あえてこのタイトルを付ける内容なのかな?と思えたのがやや期待外れな点です。
電子書籍
タイトルに騙されてはダメ!この本を読んでも絶対年収200万円で楽しく暮らせません。
2022/01/29 08:01
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投稿者:happie - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京一極集中を捨てて、トカイナカの駅近ではなく徒歩で20分くらいに家を買い車を持つ。マイカーを利用すれば駅近に住む必要は全くない。週末は家庭菜園で自給自足で節約。まるでもう定年退職した人にはおすすめの暮らし方です。尚且つそう言う私の親世代は年間200万円で暮らすのが理想的。それぞれの世代、職種、家族構成(独身、子持ちなど)でうまくいかないことも多々。この本の一番の見落としのところは、マイカーは年収200万円の人には購入し、維持していくのは無理ということ。うちの親も車は保険、修理に思った以上に金がかかるとぼやいている。それなのに筆者はマイカーを2台以上所有していると全く節約生活で楽しくとはかけ離れた論理を展開しているこの矛盾。おまけにどうしたら年収200万円で暮らしていけるかの提言は最後の数ページ。あとは政府へのコロナ対策の批判、ベーシックインカムのススメなど評論家の理想論を唱えているだけ。最後に彼が推奨する節約の一つとしてスマホ決済アプリを使って外食を半額にするやり方やデジタルポイントカードのポイント還元で外食も自分で作るより安上がりとあるが、自宅で彼の好きな家庭菜園で新鮮な食事には敵わない。クレジットカードのポイントはやはり消費者にいかにお金を使わせるかのトリックだと思う。ということで年収200万の人はこんなことにお金は使えない。コロナ禍で金融市場もいつバブルで弾けるかわからないから株への投資は控えたほうが良いと提唱していたが、個人としてはハイテク銘柄の株を数社保持しているが、お陰様で10年前に購入した株がコロナ禍で値上がりを続けている。ここ数年保有しているハイテク銘柄の株が暴落するとは全く想像もつかないのに、筆者の提言で株を売るなん全く信用できない。この人は私のFPより株の知識がないのに呆れる。どんな株を保有しているんだろうか?
紙の本
楽しめる経済学
2020/07/30 08:49
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投稿者:たか - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロナに関する経済学が実質庶民の生活と結びついており楽しみながら勉強になる逸材だと思います。日本のみならず世界的な観点も捉えており大方著者の予想が当たるのではと説得力があります。
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この本を読んで印象に残ったことは次の通りです。
ベーシックインカムが導入されれば、趣味が多いほど、存在価値を際立たせる価値になる。遊ぶ力が強い人ほど有利になる。
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令和2年第二波がやってくる前の8月頃に読み終わった本ですが、年末の部屋の大掃除で見つけた本です。この本の著者の森永氏は、かつて「年収が300万」になりますと予測して、その本がヒットしたことがあります。
あれから20年近く経過して、日本のデフレ状態を反映して、この本では200万円でも楽しく暮らせる方法、考え方を示してくれています。
通勤で毎日埼玉から東京(都会)へ通勤していた私が、コロナの影響で、今年(令和2年)2月末から在宅勤務となり、都会以外で過ごす時間が増えました。転職してから始めた趣味(テニス、ピアノ)も自宅付近で楽しめるようになってきて、60歳で働き方も一区切りとなる私は、この本に書かれていることを参考にして、自分の人生設計を考えたく思いました。
以下は気になったポイントです。
・アメリカで長短金利の逆転(逆イールド)が発生していた、通常は金利は長期の方が高くなる、それが逆転すると大体11ヶ月後から24ヶ月後に景気が失速、後退期に入る(p36)
・国債をこれ以上買うと、マイナス金利が拡大し、地方銀行や郵貯銀行が潰れてしまうので動くに動けない。堺屋太一氏が2018年末に言っていたのは、日本が発展途上国になっていく、つまり長期的には円安になる(p41)
・経済政策を考える際に、応急処置と治療は分けなくてはならない、現金給付、持続化給付金、緊急融資は止血剤のようなもの、景気対策としては、消費税減税が最も望ましい。忘れてはならないのは、今回の景気後退が2019年10月の消費税増税で始まったという事実である(p70)
・1万円分の国債を買い、代金として1万円札を支払う形で紙幣は供給される、政府が赤字国債を発行し、それを日銀が買う、それを日銀が永久に持ち続けていれば誰も返す必要がない。つまり政府が国際を発行し、中央銀行が買った瞬間に借金は消えて無くなる。政府が日銀に払った金利は全て国庫納付金の形で帰ってくるので実質的に国の負担はない(p78)
・2019年三月末現在で、国の負債は1517兆円、国は1013兆円の資産を保有している、差し引き純債務は505兆円、一方、政府の通貨発行益は470兆円であり、実質的には無借金である(p81)
・趣味や好きなことはプロレベルでなくても、その数が多いほど存在を際立たせる「価値」となる(p90)
・東京圏への一極集中は、24年間も続いてきた、この期間はグローバル資本主義が広がっていった期間とほぼ一致している。グローバル資本主義の拡大が東京の一人勝ちをもたらしてきた。それがあらゆる場面で逆転し始めている。もし首都直下地震が襲えば東京の命運は絶たれるだろう(p98)
・ベースとなる技術があり、その上で人がやらないような発想を現実のものにする、そこにビジネスのチャンスが広がる。ドイツもイタリアも感性に関わる部分は全て手作業だが、自動装甲の技術、経理、感性に関わらない部分はIT化している、付加価値となる社員の完成を生かす工夫をしている企業は、不況に関係なく今後も伸びていくはず(p117)
・メディアの中心はテレビからネットに移行しつつある、2019年の国内広告費で、ネット広告費(2.1兆円)がテレビ広告費(1.8兆円)を抜いて一位となった(p128)
・トランプ大統領はパリ協定を2017年6月に離脱宣言、正式離脱は2020年11月であった(p136)2018年に地球環境悪化の被害を最も受けたのは日本とされている、アメリカの次期大統領は民主党候補の方が日本の未来にとってはプラスになる。トランプ再選なら非常にマイナスとなる(p130)
・JR東日本で大人の休日娯楽部に入会すれば、片道・往復・連続で201キロ利用する場合、50際以上は5%引きで購入可能、65歳以上であれば30%引きとなる(p170)東京メトロ、都営地下鉄の両方に乗れる時間有効チケットもある、羽田空港利用の場合(p172)
・株主優待パス、チケットも有効活用したい、東武鉄道が半年間無制限乗り放題になる株主優待乗車証を購入することもできる(p173)
2020年12月28日作成
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筆者は、「東京が消える」と主張している。そもそも三密は大都市の象徴であり、三密だからこそ高付加価値のビジネスが成り立っていた。今後は、ビジネスはもちろん、大都市の大きな魅力となっていた文化的刺激も失なわれていく可能性がある。だから、東京を捨てて田舎暮らしをするべきだというのは理解できた。疑問に思ったのは、中国への警戒心が薄いことだ。アメリカの中国への政治介入には紙幅を割いているが、中国の、一帯一路政策におけるアフリカ諸国に対して見られる強引な投資活動には触れない。中国に対しては、過小評価してはいけないが、最低限の警戒心は必要だと再認識した。2020年7月までの政府のコロナ対策の評価、世界経済、日本の都市、地方の今後、生活防衛、生活スタイルについてヒントを得たい人にはおすすめです。
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コロナの大暴落をきっかけに日本経済が更に悪くなり年収200万円時代が到来すると言う。シラーPERが25倍を越えると株価が暴落するという。更に首都圏直下型地震で経済が壊滅的な打撃を受けるという。森永さんは、ベーシックインカムの導入で生活をより安定させる必要があるという。
他に日本のコロナウイルス対策の初動の遅れを批判したり。結果論で、当然他の人も同様に考えているけれども。
お金でお金を稼ぐという時代が終わって、もの作りで現物でお金を稼げるようになるなら、健全な気もします。
ただこの先、年収100万円時代は勘弁してもらいたいですが。もう少し夢のある話はないものかと思います。
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☆借りたことを忘れて2回目・2年間で役立った内容は?本書のデータ2020年6月1日時点・1ドル108円・1ユーロ120円
年収200万円台が大半を占めるようになる・100万円台が出てきてもおかしくない
コロナショック→行き過ぎたグローバル化資本主義への警告
サプライチェーン問題 中国製で供給ストップ
首都直下地震 1年以内に起きるかも→今後30年以内に70%確率でマグニチュード7クラス☆M7では被害出ないはず・1か月以内で不便解消していれば問題なし(3・11の時の津波被害ではない場所)
850年三宅島噴火 863年越中・越後地震 864年富士山噴火 867年阿蘇山噴火 869年貞観地震(三陸沖)874年開聞岳(鹿児島県南端・924m)噴火 878年相模・武蔵地震☆なぜ9世紀末の28年間を抜き出したのか不明!
2000年有珠山噴火 2004年新潟県中越地震 2009年浅間山噴火 2011年新燃岳(鹿児島県霧島山)噴火・東日本大震災 2014年御嶽山・阿蘇山☆90年代の雲仙普賢岳をカウントしていない・9世紀末と数字を合わせるためか?
ロバート・シラー シラーPERの値が25倍を一定期間継続して超えるとバブル状態
ITバブル79か月 リーマンショック前52か月
日本は長期円安の道に入った 2018年堺屋太一と会話「日本が発展途上国になっていく君のシナリオに賛同」
グローバル大規模集中経済から小規模分散型経済へ YKK 2016年富山県黒部市へ本社機能☆例示がレアケース1件紹介しても意味ない?
PCR検査をわざとやらない→肺炎で亡くなる人年間10万人死者 全死者数に対する6.9%→コロナかどうか分からない
財務省→政権が誰に変わっても緊縮スタイルを変えない
今の日本財政は実質的にも借金財政 破綻とは無縁☆発展途上国化と矛盾、良い財政はドイツと同じと記述あり
インフレ率が3%を超えるまで消費税率をゼロに凍結するくらいの景気対策が不可欠→財務省が最も嫌がる
ベーシックインカム→勤労のスタイルが変わる→ブラック企業、奴隷の働き方がなくなる
最低限食べていける→好きな仕事に専念できる→価値観の転換→一人ひとりの人生を豊かに
コロナ後→生産拠点の国内回帰へ 大都市の大きな魅力となっていた文化的刺激が失われる可能性大 訪日外国人のためのホテル
1960年代父赴任先スイスで人種差別経験 オタク文化、ソフト産業は差別を凌駕する力を秘めている
病院の倒産が増加☆←この予想はハズレR051022Sun
イタリア経済の低迷→復活する(イタリアの地方分権、各地方文化、高付加価値) 地方の中小企業はアーティストになれ!
巣ごもり消費は一過性→ゲーム、GAFA→現実生活に戻ると無駄な時間を過ごしてしまった!なんか虚しい!
メディアの中心はテレビからネットへ 権力に忖度しがちなテレビ局☆R05101Wedジョージア大使のツイッター・ハマスイスラエル問題をTVでやらない日本社会・ジャニ叩きで忙しいからか?ビッグモータみんな忘れてる…
ドイツ環境シンクタンク・ジャーマンウォッチ 2018年地球環境悪化の被害を最も受けたのは日本
P140真面目に働こうキャンペーンを1人で実施しています/簡単な雑誌取材でも「対価を払ってください」と必ず宣言/宣伝になりますからやって!→断る
メイドインチャイナ2025 人工知能、5G、自動運転、宇宙開発 中国の中心産業
AI、ビッグデータ→個人情報を考えなくて良い中国の圧倒的強さ
金→歴史的に戦争地域の人がいざと言う時に持って逃げる資産→日本アメリカでは無意味・盗難の危険 2000年には1g千円・デフレ時の日本☆1オンス金貨を見せて子供に金本位制を教えたい!
大人の休日倶楽部、交通費節約、地下鉄移動、金券ショップ☆発想が東京在住の人・田舎では関係なし・軽自動車移動が安い
ガンガン働いてサボる自律型人間が増える
トカイナカ 災害リスクが低い 所沢市、群馬県昭和村でミニ農業 物価が驚くほど安い 旬の野菜
田舎の子育て環境〇 お受験は必要ない→良い大学、良い会社→ブラック企業なら無意味
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タイトル通りの内容ではなかった。
『コロナ、日本経済に対する森永卓郎の提言2020』が内容にマッチしたタイトルだと思う。
タイトル通りの内容だったのは10数ページでしょうか。
また、提言に関しても疑問符で
p40では「これ以上、国債を買うとマイナス金利が拡大し、地方銀行やゆうちょ銀行が潰れてしまうので動くに動けない」と述べ
p78では「赤字国債を毎年、日銀が全額買い取り、その国債を永久に持ち続ければよい」と述べるなど
論理矛盾を感じてしまいました。
申し訳ありません。
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トカイナカくらいしか興味を惹かれる内容がなかった。所沢と農業にはとても興味が湧いた。なぜこのタイトル。
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2020年に書かれた本で、政府のコロナ対策などについての論評などについての記述も多い。今となっては古い情報もある。
最後のところの、トカイナカ生活のところは参考になった。農業は難しくも楽しそうである。
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まとめ
❶誰もが「年収200万円円しかない」といった危機感を持ち、生活スタイルを変えていく必要がある。
❷社会に出てから求められる能力は、「頑張れる力」だけでなく、どんなに頑張っても自分の力ではどうにもならない状況で発想の転換ができる柔軟性である。
❸東京から出よう
→東京ことに都心部で暮らす事は、とてつもなくハイリスクで不幸をもたらす。コロナウィルスや経済的な面で。来るべき危機に備えて、トカイナカに移り住み、本業はリモートワークで行い、空いた時間に農業をやる、あるいは自分の趣味に没頭するのも良いだろう。
※トカイナカってどこ?
都心に30分以内で行けて、住まいは自然が多い所のこと。森永さんは所沢に住んでいて、おすすめしている。
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コロナ始まりごろに書かれた内容のため、彼の考察があっていたかどうかという点も含め面白い。
問題点としては、タイトルにある200万での暮らし方が最後に少ししか書かれていない点と農業という人によって苦手な人もいるであろう方法であったことぐらいか。
個人的には彼のベーシックインカムの考えに大賛成だし、国債についての知識や、経済についての知見など学ぶ点が多かったので、非常にためになった本と言える。